ほぼ99%貴方の意見と、その外国人の意見に同調しますが、建築方面の専門家として、揚げ足を取る意味ではないが、やや意地の悪い見方の意見を参考に書いておきます。
>なぜ和の家を建てないのか?
和の定義が重要ですが、例えばそれが従来からある「壁の少ない内外とも建具で仕切られ、柱が真壁で露出するような木造」を示しているならば、建具構造・性能からくる防音・断熱性の等の悪さ、防火・耐震規制への適合の難しさ、真壁仕様で審美に耐えうる材料の高騰、などからコストに対して機能的意味での性能パフォーマンスが概ね低いからであると言えます。
外国(どこかによるので一概に言えないが、欧州都市部などと仮定)では、近代から、都市部はアパートメント形式などで4~5階の集密住宅化が進んでおり、都市部では所謂日本のマンションではないものの、個人の住宅は区分所有や賃貸が原則です。
つまり、戦後、大きく都市での経済活動が高まり、より高度な集密化が必要になるまで、その程度の密度で経済的な弊害が現れにくかったと言えます。又、建て替え等も基本的に長屋状になっている事や、所有、入居者などの関係者が複雑な為、勝手には出来なかったという経緯があります。それに加えて法律で建替規制をしていますしね。
そういった法律が受け入れられる背景には、文化についてのコモンセンス(モラル等についての共有)が必要ですが、モラルというのは保守的な現実によって形作られる部分が多いですので、現実の方がそうであった(つまり建て替えが出来ない状態)ので、そういうコモンセンスが出来た(つまり何でも良く検討せずに新しくする事=悪)ともいえます。これはどちらが卵かにわとりかというのはありますけどね。
日本の場合、寺院や貴族、武士階級など特定の階級の建物以外の庶民の家は、昔から焼けて建て替え当たり前の土壌があり、文化としてもそういう事に抵抗感があまり無いといわれます。
例えば、ドイツなどは第2次世界大戦後、かなり忠実に一部の歴史都市を再生しています。日本人はそうはしませんよね?焼け野原には寧ろ新しい物を建てれると喜ぶきらいすらあり、それ日本の都市再生と経済復興が世界的類を見ないほど極めて短期で行われた1つの要因でもあります。
逆に、西洋、特に欧州が戦後EU統合までアメリアや日本を代表する国に比べ、特に経済をベースとした国力で足踏みをしてしまうのは、欧州のこういったインフラの旧態前としたものを残したからという部分が大きくあります。
>周りを見渡しても西洋風の家ばかりが目立つ。
正確には(擬似)西洋風、又は(擬似)インタナショナルスタイルとでも言うものですw。昔風の赤レンガや漆喰塗りの西洋風では少なくとも無いでしょ?wなので余計価値は無いがw
>「中はちゃんと現代に合わせてコンバージョンしてるから快適だし100年持つからね」
ある切り口をみると確かに日本よりそういう文化が育まれているし、受け入れる素地がある。それは最初に書いたことなどが要因ですが、建物関係だけでなく、例えば家具などにしてもそうです。それは文化なので簡単には変えれないが。
ただ、あくまで切り口であって、欧州でも幾らでもスクラップアンドビルドはやっているし、しょうもない家も沢山建ってます。そして、古いものを生かすというと聞こえが良いが、それは時には保守的な考えに走ることと表裏一体ですので、改修だけでは満足されない部分は伝統とか歴史と言う美辞麗句で飾られる場合があることもお忘れなく。どちらが良いということではなく、どれを選びどれを捨てるのかという選択の問題。
住みにくくないか?というのは、ある意味では欧州のそういった古い住宅は住みにくい(設備など)部分や問題が大抵あります。ただそれを受け入れているかどうかだけの話し。
>欧米かぶれしちゃってるな~と。
逆にそう簡単に説得されるほうが欧米かぶれでは?w
経済アナリストが一昔前、アメリカ至上主義的な発言をしてましたがそれに近い。
重要なのは、表層的な部分の良い悪いではなく、日本独自の現実に根ざした文化や概念を創っていく事であって、いいものの表面だけを猿真似で輸入することではない、と言えます。
和というのは寧ろ概念であると思いますよ。西洋がキリスト教哲学的な2項対立で、「新しいもの」と「古いもの」のどちらかにしか価値を見出せないならば、日本はそうではなくて「魂」や「作法」としての和が根底に本質的なものとしてあり。「新しいもの」の仲にもそれを見出せればよいだけの事。
問題は、、、それが見出せないものが多すぎる、ということです。
と、いうような事も参考に自分で考えてみて、次にあったときにはその外国の人に「和」とは何かをレクチャーしてあげてください。
ただ、年月の経過は人間には作り出せませんので、それには敬意を払わないといけない事はたしかです。
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質問した人からのコメント
回答日時:2009/5/26 22:19:44
全員にベストアンサーと言いたいぐらいそれぞれの主張に納得。
やはりコストか・・・
和の家はもっと増えて欲しいですし
そのような街の景観が形成されると味わいと情緒のある
いい街が出来ると思います。
※ただし、ただブロック塀に囲まれた中途半端な和の家の住宅街とかじゃなくて
漆喰の壁とか土壁とか緑の生垣などで囲まれていてセンスのある重厚な和の家が連なった住宅街とかの話。
和の住宅街あんまり見ないしいいと思うけどな~