Scanline VFX | |
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2012年に地球を襲う天変地異を驚くほど詳細に描いたローランド・エメリッヒ監督の最新映画、『2012』では、ハリウッドの制作スタジオ、2個所がNVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションを使用し、500個所以上もの特殊効果映像を制作しました。
NVIDIA® Quadro® GPU (グラフィックス・プロセッシング・ユニット)によって革新的な特殊効果を制作したのはUncharted Territory社とScanline VFX社です。完成した映画は、2009年11月13日の封切り以来、6億ドル以上もの興行収入をあげた大ヒット作となりました。
Uncharted Territory社はロサンゼルスに本拠を置く制作会社で、今回の『2012』では特殊効果ベンダーの中心として活躍しました。一方、ロサンゼルスとミュンヘンにスタジオを持つScanline VFX社は、コンピュータグラフィックスによる水関連シーンの90%について制作を担当しました。両社ともNVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションを全面的に活用し、津波に運ばれる航空母艦など、真に迫る大災害シーンを制作しました。
Uncharted Territory共同創立者のマーク・ワイガート(Marc Weigert)氏は、次のように述べています。「NVIDIA GPUの採用を決定した理由は、『2012』の破滅的な災害のシーンを描くにあたり、破滅的な失敗や遅れが発生することは避けたいと思ったからです。今回のプロジェクトのために専用ワークステーションを100台以上も用意しましたが、そのすべてにNVIDIA Quadro FXプロセッサを搭載しました。今回の仕事では、高い信頼性と超高性能が必要だったからです。」
映画『2012』の特殊効果について制作の中心となったUncharted Territory社を率いているのは、マーク・ワイガート氏とフォルカー・エンゲル(Volker Engel)氏の二人です。二人は『2012』の特殊効果監督および共同プロデューサーとして、420ショット以上の特殊効果を担当しました。
彼らのすばらしい仕事は、映画のいたるところにちりばめられています。中でも、ロサンゼルスにおける地震のシーンの前半、そして、歴史的な建造物が次々に壊れて行く中、輸送機がからくも飛び立つ劇的なシーンといったラスベガスの情景には目を奪われます。
Uncharted Territory社では、NVIDIA Quadroを搭載し、『2012』用にカスタマイズしたワークステーション、100台あまりを用意して422個所の特殊効果の制作に臨みました。こうしてNVIDIA GPUのパワーを活用した結果、ワークステーション上で特殊効果のプレビューが行えるようになりました。映画の制作現場と同じ場所を使ったこともあり、NVIDIA QuadroソリューションのSDI (Serial Digital Interface)ビデオ出力を用い、制作途中のショットをローランド・エメリッヒ監督に毎日、チェックしてもらうこともできました。
Earthquake scene effects development images provided by Uncharted Territory |
Scanline VFX社は水と炎のシミュレーションを専門としており、大津波で空母がホワイトハウスに激突するシーンやヒマラヤ山脈を大波が飲み込むシーンなどを担当しました。このほかにも目を見張るような水のシーン各種が、NVIDIA Quadro GPUで稼働するScanline社独自開発の水シミュレーション・システムによって制作されました。
映画『2012』でScanline社が制作したショットは100あまりです。シミュレーション・データの総量は1.2ペタバイト(1ペタバイトは百万ギガバイト)にも達しており、すさまじいばかりのコンピュータ処理能力が必要でした。この状況においてScanlineのアーティストが短期間で高い創造性を発揮できたのは、NVIDIAテクノロジー採用のワークステーション、125台以上を使用し、水シミュレーションの様子をAutodesk Mayaと3ds Maxでリアルタイムにプレビューできるようにしたからです。
リアルタイム制作が大きく進歩したことに驚いたScanline社では、現在、NVIDIA® CUDA™並列処理アーキテクチャによって最終レンダリングを高速化するため、GPUベースのパイプラインの開発を急ピッチで進めています。
ロサンゼルスのScanline VFXとミュンヘンのFlowline、両方のプレジデントを務めるステファン・トロジャンスキー(Stephan Trojansky)氏は、次のように述べています。「今後、レンダーファームのノードをNVIDIA® Tesla™ GPUコンピューティング・サーバに移行しようと考えています。事前試験の結果から、これで制作スピードを10倍以上に高められると期待しています。」
NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。
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NVIDIAに関する詳細については、NVIDIAプレスルーム//www.nvidia.com/page/press_room.html/をご覧ください。
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