【芸能・社会】岡田「財前」レッドカーペット総回診 テレビ朝日系「白い巨塔」22日から5夜連続2019年5月9日 紙面から
アイドルグループ「V6」の岡田准一(38)が主演するテレビ朝日開局60周年記念の5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」(22~26日午後9時)のPR会見が8日、東京・六本木ヒルズアリーナで開かれ、豪華主要キャスト13人が集結した。主人公の浪速大学医学部第一外科の教授・財前五郎役を演じる岡田はこの日、名シーンの総回診を再現。20人の医局員役を従え、自信に満ちた表情でレッドカーペットに登場した。 「第一外科・財前教授の総回診です」。財前のライバル・里見役の松山ケンイチ(34)、東教授役の寺尾聰(71)、財前の愛人・ケイ子役の沢尻エリカ(33)をはじめ、岸部一徳(72)や小林薫(67)、市毛良枝(68)ら名だたる役者たちが待つステージに向かって、「浪速大学病院」のロゴ入り白衣を着た岡田が威風堂々と突き進んでいった。 「これまでも武将役で体感しているので、引き連れて歩くのは初めてではないですけど、名シーンとして語られているので現場のスタッフたちも喜んでくれますし、さっそうと道を歩くのは気持ちいいですね」 財前は腹腔(ふくくう)鏡のスペシャリスト。自信家で野心にあふれ、なりふり構わずに教授のポストを手に入れる。役作りについて岡田は「医療界のスターをどれだけエネルギッシュに、アブラギッシュに演じられるか。令和の時代に合うかわかりませんが、『これから登りつめてやるぞ!』という、あえて脂の乗ったギトギトの昭和の男を演じたつもりです」と語った。 初の医師役。「手術シーンは大変と聞いていたけど、苦もなくできました。財前はミスらないから(患者が急変するような)緊迫したシーンが作れないんです。適当に言葉を挟み込んで、何となく『裏からやるよ』って言っても、役者さんが対応してくださるから楽しい」と、勢い任せで台本にない展開を作ったことを明かした。 物語後半で、財前は一気に転落していく。「すごく面白くもあり、苦しくもありました。人生を上って最後に下りきった第5話を見ていただくための1~4話があると思う」。財前が唯一心を許す愛人役の沢尻も「間近で見させていただいて、1話と5話で岡田さんは全く人相が変わっていた。本当に同一人物かと思うくらいすばらしかったです」と絶賛した。
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