ボクシングのスーパーバンタム級10回戦が8日、東京・後楽園ホールで行われ、この試合を世界前哨戦と位置付ける元IBF同級王者で現WBA同級4位の小国以載(30)=角海老宝石=がIBFバンタム級5位スックプラサード・ポンピタック(31)=タイ=に判定(3-0)で勝った。4回にスリップ気味に倒れた場面をダウンと判定されたがそれ以外のラウンドは左ジャブで主導権を握り続ける一方的な内容で王座奪還へ大きく前進した。
「相手はパンチがめっちゃあったけど、そんな相手と10ラウンド、集中を切らさずにやれたのは収穫。大みそかにでも世界戦をしたいっす」
2017年9月、岩佐(セレス)に6回TKOで敗れて失った世界王座に返り咲く準備は整った。 (藤本敏和)