【独自】金正男氏殺害 フオン氏世界初インタビュー
世界初の単独インタビュー。
2017年、マレーシアで起きた北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺事件。
実行犯の1人、ベトナム人女性が、初めてインタビュー取材に応じた。
女性は、事件について、謝罪の言葉を口にした。
正男氏暗殺事件の実行犯として実刑判決を受け、5月3日に出所したドアン・ティ・フオンさんは、母国・ベトナムに戻った。
ドアン・ティ・フオンさんは、「(なぜマレーシアに行った?)ビデオを撮影するため行った。おもしろ動画とか、そんな感じのもの」と話した。
2017年2月、クアラルンプールの国際空港で、金正男氏が猛毒の神経剤「VX」を塗られ、殺害された事件で、「LOL」と書かれたシャツを着ていたのがフオンさん。
ドアン・ティ・フオンさんは、「(誰に誘われた?)その内容については触れたくない。普通の生活に戻りたい。この件について、すべて忘れたい」と話した。
フオンさんは、身に危険が及ぶおそれがあるとして、事件の詳細を話すことは拒否したが、謝罪の言葉を口にした。
ドアン・ティ・フオンさんは、「事件のことすべてを謝りたい、ただそれだけ」と話した。
実行犯2人に犯行を指示したとされる北朝鮮籍の男4人は、事件直後にマレーシアを出国していて、事件は、真相が解明されないまま、事実上の幕引きとなっている。