若狭町塩坂越（しゃくし）の瑞泉院で八日、特産のフグなど海の恵みに感謝する「ふぐ供養」が営まれた。

　若狭三方五湖観光協会が毎年主催している。フグは昨年十月から今年四月ごろにかけて、町内で約九千五百匹が消費された。

　この日は、森下裕町長や観光関係者など約二十人が出席。瑞泉院の山田和光住職が読経し、参加者が順に焼香した。その後、近くの海岸に移動して、観光客増も願ってトラフグやマダイ計六匹を海に放した。

　観光協会の浜本一夫会長は「大型連休には多くのお客さんが訪れた。今後もホームページなどを整備して、さらに誘客に努めたい」と抱負を述べた。

　（高野正憲）