今月も予想を裏切らずにmaneoの期失が発生しました。

なぜ最近まで業界最大手であったmaneoが期失だらけになってしまったのか?

いろいろと理由が考えられますが、私なりに考えると、

①行政処分以前のように安易にリファイナンスができなくなった。

これは、リファイナンスの基準が厳しくなったというのは建前(口実)で、信用失墜によりリファイナンスしても資金が集まらないと予想し、資金を拘束しているというのが本音ではないでしょうか?リファイナンスで資金が集まらないとmaneoはコミットメントラインを利用して銀行から資金調達しなければならないが、元本を毀損するとmaneoが銀行に返済義務を負うので、maneoにとって都合が悪い。期失にして投資家の資金を拘束すれば、元本を毀損しても投資家にリスクを負わせることができる。要は自分の身を守るために、リファイナンスの失敗リスクを鑑みて、次々と期失にしていく。そして最後に「最大限努力したけど残念ながらダメでした。SLは元本保証ではなく自己責任ですからねしょうがないですよね」という感じでしょうか?

②世の中に悪評が広まり、EXIT(①銀行による借換②売却)が困難になった。

NHKを始めあれだけ大手マスコミに叩かれれば、金融業界や不動産業界内では完全なブラック企業扱いでしょう。
お堅い銀行でmaneo案件の借換稟議が簡単に通るとは思えないですね。君子危うきに近寄らず、相手にされないのでは。
また、売却先も足元を見て叩きにきますよね。水に落ちた犬は打てといわんばかりに。不動産なんて株式のような客観的な市場があるわけないし。

他にもいろいろ理由が思いつきますが、かくしてmaneoの期失は今後も雪だるま式に増えると予想します。
貸付残高(爆弾?)は、徐々に減ってきたとはいえ、まだ236億円あります。
maneoは業界最大手だからとか、GIL以外のmaneoファミリーは無罪だと盲信して、逃げ遅れた人はもはや祈るしかないと思います。

致命傷を負っていない投資家は、maneoの例を参考にSLの仕組み上の問題点やリスクをしっかりと理解し、今後の投資方針に反映していかないと、他社でも同じ轍を踏む可能性があると思います。

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