SCP-1295-JP
評価: -18+x

アイテム番号:SCP-1295-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

SCP%E2%80%90xxx%E2%80%90JP%E3%81%AE2%E6%9E%9A%E7%9B%AE

SCP-1295-JPの1枚目。次のページから記述は確認していない。

特別収容プロトコル: SCP-1295-JPはサイト-8295に設立された3m×2m×2,5mの空間に収容されています。実験の際、SCP-1295-JP-2を安静にさせるために収容室にはベッドを設置してください。SCP-1295-JPを用いた実験は現在O5評議会により凍結されています。

事案-████を避けるため、使用から半年以内に一度、必ずSCP-1295-JPを使用してください。

説明: SCP-1295-JPは、30cm×40cm(厚さ1cm)のカレンダーです。日付が███0年7月31日から始まり、逆行するようになっており、次のページは6月になっています。ページに限りは無く、0年を過ぎると紀元前の表記になります。
SCP-1295-JPの日付の枠に何らかの記述をすると昏睡状態になり、幻覚(以下、この幻覚をSCP-1295-JP-1と表記)に陥ります。 (以下、SCP-1295-JP-1に陥った者をSCP-1295-JP-2と表記)SCP-1295-JP-1は、███0年7月31日を基準とし、1日逆行した日付の欄に記述すると12時間陥り続けます。SCP-1295-JP-1の内容は、自身の環境を中心としたもので、1日中休暇を得ています。SCP-1295-JP-2のあらゆる欲が満たされます。SCP-1295-JP-2がSCP-1295-JP-1に陥る前に記述したものは起床と同時に消滅します。

SCP-1295-JPは、[編集済み]の、壁に貼り付けられている所を発見されました。隣人住民の通報により、███県警の捜査が入り、その部屋の住民と思われる[編集済み]氏が、昏睡状態で発見されました。███県警に潜入しているエージェントにより財団に報告され、財団の研究下に置かれました。その後の研究によりSCP-1295-JPの異常性が発見されました。

補遺1: SCP-1295-JP-1から強制解放する試みは全て失敗しています。SCP-1295-JP-2は、SCP-1295-JP-1に陥っている間は一切の栄養を必要としません。SCP-1295-JP-2は、SCP-1295-JP-1内での体験を覚えられますが、個人差が確認されています。

補遺2: SCP-1295-JPの発見時に昏睡状態で発見された[編集済み]はSCP-1295-JP-2だと確認されました。

実験記録1:200█/██/██

対象:クラスD職員(以下、D-2951)

方法: SCP-1295-JPの███0年7月25日の欄に自身の名前を記述し、起床後のインタビュー後、Bクラス記憶処理を施す。

結果: D-2951はSCP-1295-JP-2になり、72時間後に起床、その後の検査に異常は見られなく、Bクラス記憶処理が正常に行われた。
以下は、起床後のD-2951のインタビューの音声記録です。

<記録開始>

████博士: さて、3日ぶりに目が覚めたう上にいろいろ検査されて疲れているところ悪いが質問の時間だ。
おはよう
D-2951: ああ…なるべく早めに頼む…。

████博士: 疲れているのか?
たのしかったね
D-2951: いや…わからない…なんというかこう…一言でいうと気持ちな意味でダルい。

████博士: なるほど。(紙をめくる音)診断に問題はないな。
ママは僕が遊んだら怒るから
D-2951: あ!あれだ!(大声を上げ、机を強く叩く)

████博士: どうした?何か気になることでも?
僕はおもちゃじゃない
D-2951: あれだよ!このダルさは!█休み明けのダルさだ!

████博士: はあ…それで質問だが、あの中での出来事を覚えているか?こっちの方では3日ほど経っているが。
ロ ぼットじゃない
D-2951: 出来事…うーん…家で見覚えのないゲームをしたり、[編集済み]と飲みに行ったり、SCP-███-JPと遊んだりしてたな。他にもいろいろ楽しいことをしていたと思う。あまり覚えてはいないけど。楽しい夢だったよ。

████博士: なるほど…まるで休暇だな。
将来はボくのも の
D-2951: あの中で不十分なことは何1つなかった。全部が満たされていたよ。

████博士: ふむ…何か異常性は見られなかったか?
ママ の ヂじゃない
D-2951: いや、特に何も…いや…(数十秒の沈黙)すまない、思い出せない。

████博士: わかった。質問は以上…
マ たキ て よ
D-2951: あ、

████博士: ん?
ダれでd  モイ い ヨ よn できテ
D-2951: 何か変な言葉が常に頭にあったんだ。

████博士: ほう、内容は思い出せるか?
ハ やk u  きtよ
D-2951: (数分の沈黙)えっと、みんなで…(「みんなで…」と、呟きながら数分経過)あ!(大声を出す)「一緒に」だ!
m ン nアナ デ い いッッしょnニニ ニ  に ニn にニ
████博士: 「みんなで一緒に」か?続きはないか?

D-2951: いや、これ以上は全く思い出せない。ただ、続きはあったと思う。
ツギハニガサナイアソボウヨ
████博士: ありがとう。じゃあ質問は終わりだ。休憩してくれていい。

分析: SCP-1295-JP-1内の記憶は可能で、起床後の検査に問題が見られなかったことから、一切の栄養を必要としないと予想される

補遺3: 201█/██/██現在まで実験に使用したDクラス職員は███人におよび、現在、SCP-1295-JP-2は███人確認しています。

補遺4: [編集済み]氏の配偶者の[編集済み]氏と長男の[編集済み]氏は、現在行方不明です。

補遺5: 201█/██/██現在、結城博士による、SCP-1295-JP-1に囚われる時間が30年を超えると予測されている██人のSCP-1295-JP-2終了要請についてはO5評議会にて審議中です。
201█/██/1█許諾されました。すべては救うためです。お疲れさまでした。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。