【サッカー】川崎、痛恨ドロー ACL、2年連続1次リーグ敗退危機2019年5月8日 紙面から
◇ACL1次リーグ 川崎2-2上海上港サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ(L)第5戦は7日、各地で行われ、H組3位の川崎はホームで同2位の上海上港(中国)と2-2で引き分け、1次L突破が厳しくなった。川崎はFWレアンドロダミアン(29)、DF谷口彰悟(27)が得点したが、川崎にも所属したことがある上海のFWフッキ(32)に2ゴールを許した。川崎は21日の1次L最終節でシドニーFC(オーストラリア)と敵地で対戦する。 G組の浦和は敵地でブリラム(タイ)に2-1で競り勝ち、最終節・北京国安戦(21日・埼スタ)での16強入りに望みを残した。 痛すぎるドローだった。かつての同僚で元ブラジル代表のフッキに2発被弾。1次Lを自力で突破する可能性が消え、川崎の鬼木監督の「勝ち切らないといけなかった」と絞り出した言葉に悲壮感が漂った。 前半7分、敵陣深くで斎藤が球を奪われると、カバーに回った登里がフッキとの間合いを詰めすぎて入れ替わられ、独走から先制を許す。2-1と一時は試合をひっくり返しながら後半26分、今度は名手オスカルにフリーでクロスの配球を許し、フッキの2発目に沈んだ。 上海の攻撃で警戒すべきはオスカル、フッキのホットラインだけ。なのに隙を与え、その2人にあっけなくやられた。谷口は「質が高く、Jリーグでは味わえない。それを防げなかったのが悔しい」と肩を落とした。 1次L最終節は勝利が絶対条件。そしてホームで戦う上海の引き分け、もしくは黒星も期待しなければならないという苦境に陥ったが、鬼木監督は「残されている道は勝つことだけ。最後まで諦めず勝ち点3を目指したい」と懸命に前を向いた。 (松岡祐司)
PR情報
|