「女性にタクシー代を渡したら財布が空に…」40代・低所得おじさんの恋愛事情

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 40代になれば、生活に余裕が生まれる……そう夢を描いていたが、人々の手取り年収は下がり続けている。年収400万円未満の“低所得おじさん”は増加の一途を辿るばかりだ。70歳まで働く時代に日本社会が抱える課題と当事者の生活に迫る。

◆男のプライドが邪魔をする低所得おじさんの恋愛事情

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Q 結婚していますか?

している…31.3%
していない…68.7%

都市部在住の43歳~55歳で年収400万円未満の男性300人にアンケートを実施(以下、同)
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 低所得が原因で独身のままの人は多い。「結婚していますか?」というアンケートでも、68.7%の低所得おじさんが独身(離婚経験者含む)と回答。そのうち「所得が高ければすでに結婚している」と自己認識する人は47.6%。さらに、既婚者を含めても性行為の回数は年に1回(36%)だ。

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Q 所得が高ければすでに結婚していると思う?

思う 47.6%
思わない 52.4%

Q 性行為の頻度は?

1年に1回 36%
ここ数年していない 19.3%
半年に1回 6.3%
1か月に1回 6%

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「お互いに尊重ができる人がいれば同棲したいけど、結婚はどちらでもいいです」と語るのは、IT企業の契約社員で47歳の前園さん(仮名)。年収は300万円の低所得おじさんだが、年齢より若く見えて爽やかな雰囲気だ。

「7年ほど同棲していた彼女と5年前に別れてからは、なかなか新たな恋愛には発展せず。ガツガツ出会いを求めているわけではないですが、2年前からPairsに登録しています。無料の範囲でいいね!を押して、女性からメッセが来たらその都度課金します。必要経費だとは思っているけど、ムダ金は使いたくないので」

◆実際に会ってみると…

 実際に40代の女性2人と会ったそう。「女性との食事では無理しておごる」のが13.7%と少数派なように、前園さんも基本的にはワリカンを徹底。

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Q 出会いや恋愛に関してやっていること

もはや出会いに興味がない 45%
1年以上新たな女性との出会いがない 36.3%
女性との食事では無理しておごってしまう 13.7%
お金がなく合コンや相席居酒屋に行けない 13.7%
社内にセフレ・不倫相手がいる 2.3%

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「僕はお酒を飲まないので、そのぶん多く払ってる感覚ですよ。でも2軒目の後、終電がなかったのでタクシー代を2000円渡して乗せました。財布のお札が一枚もなくなりましたが、貧乏だと思われるよりはマシですね」

 当然その先は何もなかった。

「3か月に一回くらい性欲が爆発しそうになるので、少し期待していましたが、ないならないでいいんです。この年になって恥ずかしいですが、僕、すごく面食いなんですよね。20代の頃に付き合っていた郄田万由子似のコと結婚してればよかったと思うことがあります(笑)」

 低所得を恥じず、自らの見えや欲を捨てない限り、低所得おじさんの結婚は難しいかも。

アンケート/エコンテ
<取材・文/週刊SPA!編集部>
― [低所得おじさん]の絶望 ―