タントのモデルチェンジはDNGAを採用して2019年7月9日に行われる
タントのフルモデルチェンジは2019年7月9日に行われると予想されていて、ミライースやトコットに採用されているDNGAプラットフォームを搭載し、助手席の折りたたみ機能など嬉しい機能が満載です。
2017東京モーターショーでは、後部座席だけではなく助手席もスライドドアとなったDN U-SPACEが発表され、このモデルが新型タントになると考えられています。さっそく、タントのモデルチェンジ時期を歴代モデルの周期を見ながら予想していきます。
次期タントはハイブリッドシステムを採用せずNAとターボエンジンを採用
モデルチェンジを控える次期タントは軽自動車で初めてEVのみで走行できるストロングハイブリッドを搭載する可能性が噂されていました。
しかし2019年7月9日のモデルチェンジではタントとタントカスタムに自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンを搭載してハイブリッドシステムは採用しないことになりました。
ハイブリッドシステムを搭載する軽自動車はスズキや日産・三菱が開発していて、スズキのワゴンRや日産の次期デイズ、三菱の次期ekワゴンやekクロスに搭載されています。
これらの車種はエンジンを補助するマイルドハイブリッドと呼ばれ、モーター単独で走行することができません。
そもそも軽自動車は燃費性能が高いためハイブリッドシステムを搭載するメリットがあまり無いと言われていたため、マイルドハイブリッドで十分という考えもありました。
しかしホンダのN-BOXに代表される全高のあるハイト系軽自動車は、車重があるためトヨタのハイブリッドシステムのような単独でモーター走行できるストロングハイブリッドが燃費性能向上に効果的、という考えの基、同じハイト系のタントはEV走行可能なストロングハイブリッドを導入するという情報がありました
新型タント・タントカスタムのボディカラーはモノトーン13色と2トーン7色を設定
新型タントには9色のモノトーンカラーと4色の2トーンカラー、タントカスタムには7色のモノトーンカラーと3色の2トーンカラーを設定します。タントとタントカスタムで同じ色を採用しているものもあるため、設定する実質的なボディカラーはモノトーン9色と2トーン7色の16色を選ぶことができます。
新型タント・タントカスタムのボディカラー一覧
- ブラックマイカ
- ブライトシルバーメタリック
- ホワイト(タントのみ設定)
- パールブラック(新色/タントのみ設定)
- ブルーミングピンクメタリック(新色/タントのみ設定)
- レーザーブルークリスタルシャイン(新色)
- アイスグリーン(新色)
- シャイニングホワイトパール(新色)
- マスタードイエローマイカメタリック(新色)
- プラムブラウンクリスタルマイカ(タントカスタムのみ設定)
- ファイアークォーツレッドメタリック(タントカスタムのみ設定)
- アイスグリーン&パールホワイト(タントのみ設定/2トーンカラー)
- ホワイト&ブルーミングピンクメタリック(タントのみ設定/2トーンカラー)
- ホワイト&レーザーブルークリスタルシャイン(タントのみ設定/2トーンカラー)
- ホワイト&ファイアークォーツレッドメタリック(タントのみ設定/2トーンカラー)
- ブラック&ホワイトパール(タントカスタムのみ設定/2トーンカラー)
- ブラック&レーザーブルークリスタルシャイン(タントカスタムのみ設定/2トーンカラー)
- ブラック&ファイアークォーツレッドメタリック(タントカスタムのみ設定/2トーンカラー)
新型タント・タントカスタムに設定するボディカラーのうち、8色が新色になります。「マスタードイエローマイカメタリック」や「レーザーブルークリスタルシャイン」など従来のタントよりも鮮やかなボディカラー展開なので個性を表現するのにピッタリです。
新型タントとタントカスタムのグレードはL・X・RSの3種類 燃費はJC08モードで27.2km/Lを達成
新型タントのグレードはLとXとXターボ、タントカスタムがLとXとRSのグレードを設定、それぞれに2WDと4WD駆動を用意します。ベースグレードには安全装備のスマートアシスト3を設定していないものも用意されるので、その分車両価格を抑えます。
グレード | 駆動 | JC08燃費 | WLTC燃費 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
タント L | 2WD | 27.2km/L | 21.2km/L | – |
4WD | 25.4km/L | 20.4km/L | – | |
タント L SA3 | 2WD | 27.2km/L | 21.2km/L | – |
4WD | 25.4km/L | 20.4km/L | – | |
タント X SA3 | 2WD | 27.2km/L | 21.2km/L | – |
4WD | 25.4km/L | 20.4km/L | – | |
タント Xターボ SA3 | 2WD | 25.2km/L | 20.0km/L | – |
4WD | 23.8km/L | 18.8km/L | – | |
タントカスタム L SA3 | 2WD | 27.2km/L | 21.2km/L | – |
4WD | 25.4km/L | 20.4km/L | – | |
タントカスタム X SA3 | 2WD | 27.2km/L | 21.2km/L | – |
4WD | 25.4km/L | 20.4km/L | – | |
タントカスタム RS SA3 | 2WD | 25.2km/L | 20.0km/L | – |
4WD | 23.8km/L | 18.8km/L | – |
タント・タントカスタムの燃費はJC08モードで27.2km/L、より実燃費に近いWLTCモードで21.2km/Lを達成、軽自動車でもトップクラスの燃費性能になっています。 また、2019年7月9日のモデルチェンジで噂されていたハイブリッドモデルは設定されません。
次期タントのプラットフォームはDNGAを採用しスマートアシスト3も進化
プラットフォームには、ミライースやミラトコットに搭載されているDNGAを採用し軽量化・剛性アップなどの恩恵を受けることができます。剛性がアップすることで、ふらつきがちなハイトールワゴンの走りが安定し、軽量化により燃費がアップするなどいいことづくめです。
3代目タントに搭載する安全装備は「スマートアシスト3」ですが、4代目タントではスマートアシスト3に全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールやスマートパノラマパーキングアシスト、車線逸脱抑制機能や標識認識機能などの新機能を8種類追加した次世代の安全装備に進化します。
安全装備の名称も「スマートアシスト4」になるという噂もあります。
新型タント・タントカスタムの安全装備スマートアシスト3の機能
- 衝突警報機能(車両/歩行者に対応)
- 衝突回避支援ブレーキ機能(車両/歩行者に対応)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能(前後に対応)
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
- スマートパノラマパーキングアシスト
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 標識認識機能
- 車線逸脱抑制機能(LKC)
- アダプティブハイビームシステム
- ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前後に対応)
- サイドビューライト
- 前車追従ステアリング制御
注目の安全装備は三菱のekクロスや日産のデイズに搭載されている全車速対応のクルーズコントロールをタントでも採用すること、駐車を自動で行うスマートパノラマパーキングアシストです。運転に慣れていない方や初めて車を購入する方にとって心強い安全機能になるでしょう。
タントのフルモデルチェンジ時期をマイナーチェンジ周期で予想すると2019年7月9日になる
タントは2003年に初代が発売した軽自動車で、スライドドアを搭載した使いやすいハイトールワゴンです。意外なことに初代は運転席側・助手席側の後部ドアはフロントドアと同じく横開きのヒンジドアで、2代目からは助手席側のBピラーがレス構造になっているミラクルオープンドアを採用、3代目からは運転席側もスライドドアになり、さらに使い勝手がよくなっています。
2003年11月 | 初代Tanto発売 |
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2007年12月(4年1ヶ月) | 2代目TANTO発売 |
2010年10月(2年10ヶ月) | マイナーチェンジで後期型へ |
2013年10月(3年) | 3代目Tanto発売 |
2015年12月(2年2ヶ月) | マイナーチェンジで後期型へ |
2019年7月9日(約3年) | 4代目タント発売? |
タントは約4~5年の間でフルモデルチェンジを行っており、3代目タントが発売されたのが2013年10月のことで、後期型からフルモデルチェンジしたのがちょうど3年ということを見ると、4代目タントは少し前の2019年7月9日に発売するのではないかと噂されています。
タントのフルモデルチェンジ内容をコンセプトカーの動きから予想
次期タントのコンセプトカー「DN U-SPACE」
2017年の東京モーターショーで発表された、次期タントのコンセプトカーと見られるモデルが「DN U-SPACE」で、タントに似たハイトールワゴン、助手席側のBピラーレス構造をしています。驚くことにフロントドアも両側スライドドアを採用していますが市販車では運転席・助手席ドアは横開きのスイングドアになると考えられます。
助手席は折りたたみ大きなスペースを確保できるチップアップシートで、運転席から後部座席へウォークスルーできる構造になっていて市販車でも手動でチップアップできる機構を取り入れると予想します。
フロントガラスはAピラーが視界を邪魔しにくいパノラマビューを採用していて、物陰が多い駐車場や見にくい場所でも見落としにくく安心して運転することができます。
タント・タントカスタムにパワースライドドアやパノラマモニターを標準装備したお得な特別仕様車「VSシリーズ」がラインナップ
VSシリーズはパワースライドドアやパノラマモニターを装備した安全な特別仕様車
ダイハツの軽自動車タント・タントカスタムに特別な内外装やパノラマモニターを標準装備した特別仕様車「VSシリーズ」を設定して2018年12月3日に販売します。ベースになるのは「タント SA3」と「タントカスタム X トップエディション3」と「タントカスタム RS トップエディションSA3」の3のグレードです。
特別仕様車タントX「VS SA3」の特別装備
- ブラックインテリアパック
- ブラックインテリア
- メッキエアコンレジスターノブ
- エアコンセンターレジスターリング
- メッキインナードアハンドル
- SRSサイドエアバッグ
- プレミアムシャインブラックセンタークラスター
- 自発光式大型3眼センターメーター
- プレミアムシャインブラック&ファブリック ドアアームレスト
- VS専用14インチアルミホイール
- LEDヘッドランプ
- 右側パワースライドドア
- パノラマモニター対応純正ナビアップグレードパック
- レーザーブルークリスタルシャイン
特別仕様車タントカスタムX・RS「トップエディションVS SA3」の特別装備
- フロントグリルLEイルミネーション
- VS専用14インチアルミホイール(カスタムX)
- VS専用15インチアルミホイール(カスタムRS)
- LEDヘッドランプ
- 右側パワースライドドア
- パノラマモニター対応カメラ
- レーザーブルークリスタルシャイン
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
タントX VS SA3 | 2WD | 1,485,000円~ |
4WD | 1,609,200円~ | |
タントカスタムX VS トップエディションSA3 | 2WD | 1,630,800円~ |
4WD | 1,755,000円~ | |
タントカスタムRS VS トップエディションSA3 | 2WD | 1,695,600円~ |
4WD | 1,819,800円~ |
3種類の特別仕様車「VSシリーズ」には新設定の特別なボディカラー「レーザーブルーククリスタルシャイン」を選択できます。深い青の個性的なカラーで、タントの特別仕様車にマッチする素敵なボディカラーです。
パノラマモニターを標準装備したタントの特別仕様車が2018年8月20日デビュー
タント L SA3をベースにした特別仕様車「タント LリミテッドSA3」とタントカスタムRS3をベースにした特別仕様車「タントカスタム トップエディションリミテッドSA3」が2018年8月20日にデビューしました。今回の特別仕様車の特徴は360°見渡せるパノラマモニターが標準装備したことです。これで運転や駐車が苦手な方でも安心できます。
なおパノラマモニターを使うにはディーラーオプションの360°パノラマモニター対応カーナビゲーションを購入する必要があります。
グレード | 駆動 | 販売価格 |
---|---|---|
タント LリミテッドSA3 | 2WD | 1,285,200円~ |
4WD | 1,414,800円~ | |
タントカスタムRS トップリミテッドエディションSA3 | 2WD | 1,749,600円~ |
4WD | 1,873,800円~ |
ダイハツの人気軽自動車・タントは2017年12月18日にマイナーチェンジして後期型へ
ダイハツのタントと言えば、広々とした室内スペースとミラクルオープンドアの使い勝手の良さが子育て中の主婦から高い支持を集めている軽自動車です。
そんな家族を乗せて走る機会の多いタントのマイナーチェンジが特別仕様車「タントXリミテッドSA 3」「タント カスタムX トップエディションリミテッドSA 3」とともに、2017年12月18日に全国一斉発売されました。
今回のモデルチェンジによって、どんな嬉しい機能が追加されたのかを紹介します!
ダイハツ・タント子育てをしている主婦に人気の高い軽自動車
タントの初代モデルは2003年に発売されました。2013年にフルモデルチェンジが行われて発売された現行モデルは3代目にあたります。
シリーズ累計販売台数200万台を超えるタントは軽トールワゴンタイプの車に分類されます。タントは、軽自動車で許容されるボディサイズの規格の上限で車を設計することで、室内スペースをたっぷりと確保する事に成功しました。
ホイールベース2,440mm・室内長2,000mmは発売当時では軽自動としては最長サイズでした。また、2代目モデルから搭載している乗り降りが楽になるミラクルオープンドアのイメージも定着してきています。
タントは、子育てユーザーに配慮して室内の機能性を充実させている事と、そのキュートな見た目が評価され主婦層に大人気の車です。男性向けには、エクステリアにスポーティーさを取り入れたタントカスタムをラインナップさせています。
「e:S(イース)テクノロジー」のバージョンアップはフルモデルチェンジ時と予想
新型タントには、ダイハツが誇る技術「e:Sテクノロジー」のバージョンアップモデルが搭載され、前モデルの燃費28km/Lよりも更なる低燃費を実現すると見込まれていました。しかし、新型タントが実現した低燃費の最高値も28km/Lと前モデルと変わりませんでした。
イーステクノロジーのバージョンアップモデルの搭載は、2018年の後半とタントのフルモデルチェンジ時に行われるのではないかと予想されます。その際に燃費で目標としている数値は、ライバルであるスズキ・スペーシアが達成している32km/Lです
2019年7月9日のフルモデルチェンジによって誕生する新型タントでは、スペーシアの燃費にどれだけ近づく事が出来るのか、あるいは超える事が出来るのかに注目が集まります。
e:Sテクノロジーはハイブリッド方式には頼らず低燃費を実現
e:Sテクノロジーは、モーターとエンジンを併用して低燃費を実現するハイブリッド方式とは異なる方式です。エネルギーの効率化・車両の軽量化・CVT・車にかかる空気抵抗の低減など従来から燃費にかかわってきた技術力を追求することで低燃費を実現します。
新型タントでも魅力的な室内スペースを維持
軽トールワゴンタイプの車は室内スペースが広々としているという利点がありますが、走行中には風にあおられやすくて不安定になってしまうという弱点があります。
その弱点を克服しようと新型タントでは、全高を現行モデルよりも低くすると予想されていましたが、新型タントの全高は旧モデルとは変わりません。
新型タントでは魅力的な室内スペースの広さは維持しながらも、アクティブセーフティなどの先進技術を取り入れる事で、強風の中でも安定走行を実現します。
新型タントでは子育て中の主婦が喜ぶ機能を強化
前モデルにおいてもシートアレンジのバリエーションは豊富でしたが、モデルチェンジによって誕生した新型タントでは、リアシートを倒す事で27インチの自転車を楽に搭載する事ができます。タントは、子育てママがずっと喜べる車です。
ミラクルオープンドアとの相乗効果の高い、ベビーカーをスムーズに乗せるために便利な段差の少ないフラットフロアの充実し、A型ベビーカーも折り畳まずに乗せる事が可能となりました。
また、これまではできなかった、助手席側を後ろ側に完全に倒すことができ、フルフラットシートにすることが可能です。運転席も後部座席まで移動させることができるので、車に乗ったまま運転席から後部座席に移動することができます。子育て中のママには嬉しい機能ではないでしょうか。
ミルクなどの飲み物や食べ物をこぼしてしまっても吸着せずに簡単にさっと拭き取れるシート素材は強化されました。
新型タントでは、ボックスが付いたフロントセンターアームレストなど収納スペースも充実しています。
新型タントのエクステリアではヘッドライトが特徴的
モデルチェンジによって誕生した新型タントは、エクステリアにおいてはさほど大きな変化が見られないと予想されていました。可能性として高かったのは、新型ミライースやムーヴが採用したヘッドライトのシャープで立体的な新たなデザインを取り入れるという事です。
2017年12月18日に誕生した新型タントのヘッドライトはやはり特徴的でした。最近の車のエクステリアではデザイン性にこったヘッドライトを導入するケースが多くて、タントでもその流れをくんでパッと見で印象に残るデザイン性が優れたヘッドライトを採用しました。
新型タントのボディカラー
パールホワイト3
ディープブルークリスタルマイカ
シルキーブルーパール
コットンアイボリー
ホワイト
ライトローズマイカメタリック3
ブライトシルバーメタリック
ブラックマイカメタリック
プラムブラウンクリスタルマイカ
ファイアークォーツレッドメタリック
ホワイト×ライトローズマイカメタリック2
ホワイト×シルキーブルーパール
タントのボディカラーは年齢や性別を問わず誰にでも乗れるオールマイティーなカラーが揃っています。定番のホワイト系やブラック系、個性を表現した方はイエロー系やブルー系、輸入車に多いオシャレなイメージを求める方は2トーンカラーを選ぶこともでき幅広い選択肢があるのが特徴です。
バージョンアップした「スマートアシスト3」などを搭載することで安全性がアップする!
タントは2016年の11月に行われたマイナーチェンジで、オートハイビームなどの安全技術をパッケージングした「スマートアシスト3」を搭載しました。新型タントでは、4箇所に車載カメラを設置させ車の前後左右を、まるで上空から見渡すような映像を画面に映す「パノラマモニター」を装備することで、スマートアシスト3の機能性はグレードアップします。
新型タントには、ムーヴキャンバスでダイハツの車に初めて採用された「パノラマモニター」が導入されました。車を運転している時には、状況によってどの位置も死角と成り得るので、サイドカメラ・バッグカメラ・フロントカメラが映し出す映像をモニターで確認しながら運転ができる技術力を備えることで安全性は飛躍します。
DNGAでの開発は2019年7月9日のフルモデルチェンジのタイミングに合わせる
2017年12月18日に誕生した新型タントの開発は、ダイハツの新たなプラットフォームであるDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)で行われる可能性もありました。
DNGAは車の企画~開発~生産など各工程において効率化を目指して、車の品質の更なる向上を目標に据えて構築されました。DNGAによって開発が行われた新型ミライースでは、前モデルよりも80kgもの軽量化に成功しました。
2019年7月9日と予想されるフルモデルチェンジで誕生する4代目タントでは、DNGAを導入し、ミライース同様に車両重量の軽量化が行われます。その他にもボディ高剛化等が実現されます。
タントの特別仕様車も2017年12月18日に販売開始
2017年12月18日には、マイナーチェンジによって誕生した新型モデルとともに、タントの特別仕様車「タント XリミテッドSA 3」と「タント カスタムX トップエディションリミテッドSA 3」が発売されました。
両車両は、パノラマモニターやLEDヘッドランプ、両側パワースライドドアなどを標準装備しながらも販売価格が抑えられている魅力的な車です。
新型タントの販売価格は前モデルの販売価格と変わらない
新型タントでは「360度パノラマモニター」を搭載させるなどして安全性が増す、e:Sテクノロジーの改良版のラインナップも予想されるため、販売価格は現行モデルに15万円ほど加算した金額になると予想されました。しかし、前モデルと新型モデルのXターボ SA 3などの同一グレードの価格を比較すれば、同じ金額でした。
最近、装備を充実させるなどして販売価格が200万円を超えるような軽自動車も登場している事から、新型タントでも200万円を超えるグレードの登場も予想されましたが、最上位グレードの「カスタム RC トップエディションSA 3」の価格は200万円以下となっています。
グレード | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
Xターボ SA 3 | 2WD | 1,501,200円 |
4WD | 1,625,400円 | |
X SA 3 | 2WD | 1,420,200円 |
4WD | 1,544,400円 | |
X | 2WD | 1,355,400円 |
4WD | 1,479,600円 | |
G SA 3 | 2WD | 1,533,600円 |
4WD | 1,657,800円 | |
L SA 3 | 2WD | 1,285,200円 |
4WD | 1,414,800円 | |
L | 2WD | 1,220,400円 |
4WD | 1,350,000円 | |
X ホワイトアクセントSA 3 | 2WD | 1,485,000円 |
4WD | 1,609,200円 |
グレード | エンジン | スマートアシスト | 駆動 | エコカー減税 | 販売価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|
取得税 | 重量税 | |||||
L | NA (自然吸気エンジン) | – | 2WD | 40% | 50% | 1,220,400円 |
4WD | 1,350,000円 | |||||
L SA 3 | ○ | 2WD | 1,285,200円 | |||
4WD | 1,414,800円 | |||||
X | – | 2WD | 1,355,400円 | |||
4WD | 1,479,600円 | |||||
X SA 3 | ○ | 2WD | 1,420,200円 | |||
4WD | 1,544,400円 | |||||
X リミテッド SA 3 | ○ | 2WD | 1,485,000円 | |||
4WD | 1,625,400円 | |||||
X ホワイトアクセント SA 3 | ○ | 2WD | 1,485,000円 | |||
4WD | 1,609,200円 | |||||
X ターボSA 3 | TC (ターボエンジン) | ○ | 2WD | 20% | 25% | 1,501,200円 |
4WD | 1,625,400円 | |||||
G SA 3 | NA (自然吸気エンジン) | ○ | 2WD | 40% | 50% | 1,533,600円 |
4WD | 1,657,800円 | |||||
カスタムX | – | 2WD | 1,528,200円 | |||
4WD | 1,652,400円 | |||||
カスタムX SA 3 | ○ | 2WD | 1,593,000円 | |||
4WD | 1,717,200円 | |||||
カスタムX トップエディション SA 3 | ○ | 2WD | 1,652,400円 | |||
4WD | 1,776,600円 | |||||
カスタムX トップエディション リミテッ ド SA 3 | ○ | 2WD | 1,684,800円 | |||
4WD | 1,809,000円 | |||||
カスタム RS SA 3 | TC (ターボエンジン) | ○ | 2WD | 20% | 25% | 1,706,400円 |
4WD | 1,830,600円 | |||||
カスタム RC トップエディション SA 3 | ○ | 2WD | 1,749,600円 | |||
4WD | 1,873,800円 |
タントのライバルはホンダN-BOXとスズキのスペーシア
タントも分類される軽自動のトールワゴンでライバル関係にあるのは、ホンダ・N-BOXとスズキ・スペーシアです。
ホンダのN-BOXは売上的に好調で、2016年の上半期の販売台数で比較すればタントは89,361台であったのに対して、N-BOXは95,991台です。N-BOXは「N-BOX+」をラインナップさせて福祉車両やレジャー目的に特化する車種もラインナップさせています。
スズキのスペーシアは、現行モデルにおいてはタントよりも低燃費性を実現しているので、タントにとって良きライバルです。
東京モーターショー2017では次期タントと見られるモデルが発表された
2017年10月に行われた東京モーターショー2017では、4代目タントになると見られる「DN U-SPACE」が世界初披露されました。「忙しいママを支えるモアスペース系軽自動車」というコンセプトからも、子育て中のママに人気のモデルであるタントのことを差していると想像できます。
ハンズフリー機能を備えたBピラーインのスライドドアを搭載し、後部座席のドアだけではなく助手席のドアもスライド機構を備えていて、タントの特徴であるBピラーレスの構造であることが確認できました。
リアビューでは、ダイハツのエンブレムから伸びた赤いラインがヘッドライトのデザインの一部になっていて、ヘッドライト・テールランプともにLEDを採用。ボディサイズは2017年12月18日にモデルチェンジされた3代目タントと変わらず全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,750mmになりました。
新型タントの発売によって軽トールワゴン市場は活性化する
新型タントは、特別仕様車とともに2017年12月18日に発売されました。
ライバルであるホンダN-BOXのフルモデルチェンジが2017年の8月31日に行まれました。スズキのスペーシアのフルモデルチェンジは2017年12月14日に行われています。
パノラマモニターを搭載し安全性が強化された新型タントの発売は、子育てをしているママ達の購買意欲を刺激します。軽自動車の中でも勢いのあるトールワゴン市場は、2019年7月9日にモデルチェンジ予定のタントにより増々活性化するでしょう。