もはや幻の渋すぎゲーム『枯山水』。徳も高いが値段も高すぎ

その渋すぎる世界観で話題のボードゲーム「枯山水」。美しい日本庭園を造る、というシンプルなルールながら、「坐禅を組んで徳を積む」「徳を消費して他人の庭を強奪する」など謎ルールが大人気となっています。手作りのため品薄で、定価は8,100円ですが市場の取引価格はなんと2万円前後。すごい。

更新日: 2015年07月01日

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この記事は私がまとめました

徳の高いゲーム!?『枯山水』が話題

パッケージが激渋なボードゲーム。
定価8,100円。

プレイ人数: 2-4人
対象年齢: 10歳以上
プレイ時間: 60-90分
作者:山田 空太
画:ママダ ユースケ
オリジナル発行元:New Games Order

ボードゲーム業界で、日本庭園造りをテーマにした渋いゲームが隠れたヒット作になっています。その名も「枯山水」。

枯山水とは、水を使わずに石や砂で山水の美を凝縮し表現した日本庭園の一様式のこと。
抽象的な表現の庭が室町時代の禅宗寺院で特に用いられ発達した。

禅の精神が高まるボードゲーム「枯山水」が異例のヒットとなっています。

枯山水をテーマにした渋すぎるゲームが、今話題になっています。

どういうゲーム?

肝心のルールだが、庭師となったプレイヤーたちが順番に砂紋タイルを引き、自分の庭園ボードに配置して、美しい枯山水を作るという内容。

ルール自体はシンプルで、各プレイヤーが庭園の元になるボードを受け取り、その上に自分の庭園を造っていき、最も美しい日本庭園を造った人が勝ちとなる。

「砂タイル」「苔タイル」をきれいにつなげたり、5種類の石をボーナスポイントがもらえる置き方に配置することなどで得点が入ります。

「東京ドイツゲーム賞」で審査される枯山水。ルールも分かる。
結果、コンセプトのユニークさ、商業的成功など総合的に評価されこのゲームは大賞を受賞した。

座禅を組むと「徳ポイント」をためることが可能。徳ポイントが高いと石を多く獲得できたり、その徳を犠牲にして相手のタイルを「強奪」するといういかにも徳の低そうな戦略をとることができます。

プレイに熱中してくると「チッ 徳が足りねぇな。座禅組むか」など禅とは…と考えさせられる展開になるのもまた面白いですね。

全員がタイルを置き終わると、ゲームが終了。共用ボードのフチで得点計算を行います。

プレイヤーが造った庭は禅の精神や芸術性で採点されます。

とにかく渋い!

「雪舟」「千利休」などが登場する作庭家カードには、それぞれ一度だけ使える特殊効果が設定されている。

まずボードゲームの時点で渋い。モノクロおじいちゃんのパッケージも渋い渋い。『枯山水』というネーミングも渋い!

ゲームとしても面白い「枯山水」ですが、人気の秘密は何といってもその渋さ!パッケージの両面に加え、タイルや石、人物カードに至るまですべてが渋いです☆ゲームデザイナーでもある作者、山田空太氏の枯山水という文化への情熱が随所にちりばめられています。

勝ち負けより理想の庭をつくることを優先する、自分のつくった庭にうっとり、といった声が多いようです。

このゲームをきっかけに実際の枯山水に興味を持つ人も多数!?

まったく興味のなかった枯山水や作庭家について、詳しく知りたくなってきたから不思議だ。“譲渡”“強奪”が生むインタラクションや、石配置の縛り、個別の目標など、ボードゲームマニアも納得の「らしさ」があふれている反面、庭や僧の世界に興味があるという人も充分楽しめそう。

この地味なゲームが今大人気!?

【枯山水】砂紋や庭石の配置形など、点数方法が色々あるから混乱するけど、覚えてくると「ホホウ、三尊石狙いですかな」とか、「フムン、中央に臥石を置くとは…全体が締まって美しい調和が生まれましたな」とかそれっぽい会話が出来て楽しい。 pic.twitter.com/xmhjHS2QTR

枯山水。話題作を遊びたがってる人がいたので立てる。狙いと引きが合わずにどうぞどうぞ合戦で雰囲気は良かったが、反面全員の徳が恐ろしい勢いで上がり石がボスボス庭に刺さりはじめる。三尊石は作れたものの、立石が尽きて目標の庭園完成ならず。 pic.twitter.com/tTVymeK9j8

話題の枯山水をプレイ。なかなか面白い。あと、コンポーネントが無駄に凝ってる。 pic.twitter.com/jJjgOaEgAW

枯山水、インストのみ。三尊石ボーナスと名庭園完成が重複して取れるとほぼ勝ち確だなー。他の人の進捗も伺いながら、どの辺で妥協していけるかがコツなんだと思う。 pic.twitter.com/kyzEePEcfe

【枯山水】現実の枯山水に興味は全く無かったんだけど、このゲームをやった事でなんか興味がでてきた。三尊石や蓬莱山、船石などを覚えたことで、プレイ前より確実に興味をもって枯山水を眺められると思う。それはきっと、とても素晴らしいことだ。 pic.twitter.com/EHjchI2hj5

けど…品薄で徳以上に値段が高すぎ!

このゲーム、現在は入手困難で、定価8,100円の商品がAmazon.co.jpでは15,000~20,000円で取引されている。

砂、石、コケ等を並べて日本庭園の出来栄えを競うという渋すぎるコンセプトのゲームがなぜか人気で品薄状態!

ゲームで使う石は、ニューゲームズオーダーの社員手ずから石膏(せっこう)に色を塗って作っているそうで、2セットを見比べると、微妙に違っていたりします。

なんと販売元が手作りで作っているパーツも。生産が追いつかない、というのも納得できます。

「わびさび感」たっぷりの「枯山水」。アイテムはパッケージを和紙で作ったりと細部までこだわり、社員自ら手作業で石に色を塗ったり梱包したりと手作りの作業も多いんです。そのため常に品薄状態ながら当面は月間150セットのペースで出荷予定です。

現在は在庫切れとのことですが、在庫が復活した際にはぜひこの「わびさび」の世界を皆さんも体験してください!

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