<注意>
この記事はサークル活動歴20年の主宰が「悩めるサークル」「現状に問題意識を感じているサークル」に向けて書いている記事です。したがって「今悩みや問題意識を感じていないサークル」「一般参加者」の方々には理解しがたい話がある部分が多々あることを承知で書いております。予めご了承ください。
こんにちは!「同人音楽戦略実験室(仮)」の主宰:小狐丸です。
今回は前回予告した「このオンラインサロンの今後の展望・攻めの戦略」について書いてみます。
これまでの発信では、比較的サークル間の情報不足を補う守りの役割についてお伝えしてきました。
しかし、僕がこのサロンで真に実現したいことはそういう守備的なことではありません。
僕が実現したいこと、それはサロンメンバー全員が本来自分自身が持っているクリエイティビティを最大限発揮し、同人音楽の世界に新しい楽しみをもたらすことです。
僕が見てきた限り、サークルの中にはそれができずに苦しんでいる人がたくさんいます。
本来苦労しなくてもよいことで苦労し、悩み、試さなくてもよいことを時間やお金と投入し、疲弊していく。
これは同人の世界だけに当てはまらない話になりますが、より良い結果を望む際にとても重要な考え方があります。
それは
「何をやるかではなく、何をやらないか」
この言葉。元はスティーブ・ジョブズが語った発言から来ているそうですね。
僕は以前恩師に教えてもらい、以来僕の人生の指針としてとても役に立っている言葉だったりします。
多くのサークルはより良好な結果を求めて、色々と試行錯誤をしているのではないでしょうか。
しかし、他サークルさんがどういう試行錯誤をしていて、その結果がどうなったのかが世にでてくることはあまりありません。
少なくとも僕が同人音楽の世界のみにどっぷりつかっていた時期は1度も見たことがありませんでした。
余談ですが、最近そのテの「気前の良いぶっちゃけ記事」を見かけたという記憶があなたにはあるかもしれません。
最近このサロンのメンバーがブログなどで気前よく発信をしてくれていたりするので、もしかしたらあなたが見かけた記事はその1つかもしれませんね。
話を戻しますと、僕は結果がわかり切っている検証結果は共有した方が全体にとって圧倒的に効率が良い、と考えています。
「〇〇をするとアクセスが伸びる」とか「▲▲のサービスが今熱い」とか「DTMでのこういう悩みにはこの本がわかりやすかった」とか。
ちなみに、これは僕が本業で実際に試してきたことなのですが、Facebookで広告費用を何十万円も出してそのCVを何度も計測、そこからどういう広告を出すと成果が出しやすい、みたいな情報を“実体験”でお持ちのサークルさんって、どれくらいいらっしゃいますでしょうか?
たぶん一部の本職の方を除いて、あんまり多くないと思うんですよね。
で、こういうのってもしやってみて良かったのなら共有した方がラクチンだと思うんですよ。
そして、試してみた結果思うような結果がでなかったことも共有した方がラクチンだと僕は思うんです。
そういうこともあって、実はこのサロン、そもそも僕が最初に持っている情報を仲間にシェア(共有)したところから始まっていたりします。
なぜなら、僕が散々やらかしてきた失敗を他の人が繰り返すのって単純に無駄じゃないですか。
僕は貴重な時間やお金、そういうのはもっとクリエイティブな時間に投入した方がいいと考えています。
そしてその分で浮いたお金や時間があれば、まだ未検証の領域に試行錯誤が可能になったりするわけです。
一度まとめます。
僕が実現したいのは、その先にある新しい世界にメンバー同士でたどり着くことです。
また、それぞれが自分らしい作品を継続的に作り続けられるようになること。
そして、そうした音楽人達の作品を僕自身が1リスナーとして心から楽しませてもらうことだったりします。
これを実現するためには、どうあがいても僕1人だけのチカラでは不可能だと思っています。
そして、それをやるためにはどうしても互助会的な機能も必要になってくるわけですね。
というわけで長くなりましたので今日はここまで!
今日はこれまでの守り中心の話から、どのようにして攻めに転じるつもりなのかという話の概要を書かせていただきました。
ちなみに次回は最近ちょこちょこもらっていた「サロンへの疑惑」にお答えしようかなと考えています。ではでは!