【芸能・社会】映画「任侠学園」に昭和の名優集結 中尾彬、光石研、白竜ら出演2019年5月6日 紙面から
今年秋公開の映画「任侠学園」(木村ひさし監督)に、中尾彬(76)や光石研(57)、白竜(66)ら豪華ベテラン俳優が出演する。いずれも昭和から映画界を牽引(けんいん)してきた名優たちが、平成を通り越し令和になってもスクリーンで抜群の存在感を見せつける。 作家・今野敏さんの「任侠」シリーズの同名小説を映画化。社会福祉がモットーの地元密着型ヤクザ「阿岐本(あきもと)組」が、経営不振の高校(学園)の立て直しに乗り出す人情コメディー。西島秀俊(48)と西田敏行(71)がW主演を務め、西田が組長の阿岐本、西島が組のナンバー2・日村を演じる。今回出演が明らかになったベテラン俳優は、中尾ら3人のほかに生瀬勝久(58)、高木ブー(86)、佐藤蛾次郎(74)の計6人。 “ヤクザ映画”といえば、北野武監督(72)の「アウトレイジ」シリーズがあまりにも有名だが、同作のキャッチコピーが「全員悪人」に対し、「任侠学園」はコメディーらしく「全員善人」をうたっている。 「アウトレイジ」にも出演した中尾、光石、白竜は、今作でも強面や裏の顔を持つアクの強い人物を熱演。中尾は阿岐本組の若い衆に煙たがられる永神組の永神組長、光石は学園の父母会代表の小日向、白竜は隼勇会組長の唐沢役だ。 さらに生瀬は生徒の父母に忖度(そんたく)しまくりの学園校長・綾小路、高木は高木組の高木組長、佐藤は阿岐本組なじみのガラス工務店の西潟を演じる。中尾ら“昭和の名優”が「若いもんには負けられん」と強烈な個性を発揮。“おっさん”たちの化学反応が物語に彩りを加える。 ◆あらすじ義理と人情に厚すぎるヤクザ「阿岐本組」の阿岐本組長(西田)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受ける。そして今度は経営不振の高校の立て直しをすることに。親分に振り回されてばかりの日村(西島)は、気が進まなかったが“親分の言うことは絶対”で、子分たちを連れて仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだった…。
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