朝鮮日報

「反日」で韓国を駄目にして日本を助ける「売国」文在寅政権

 150年前の斥和碑と今の親日フレームには共通点がある。敵を知り、敵を克服しようとすることを「売国」だとして追い払う、単細胞的な発想だ。残念ながら、韓国人は自らの力で光復を勝ち取ることができなかった。他人が持ってきてくれた独立だったことで、それは未完の産物にしかならなかった。国力競争で日本に勝つことが真の光復だった。日本よりも富み、強く、格調高い国をつくることこそ真の独立を実現する道だった。光復後、韓国は日本が見下せないように力を育もうという克日の情熱を燃やした。それはまた、一種の独立運動にほかならなかった。新たな国家建設に力を貸した国民一人一人が独立運動家だった。そうして国を発展させた克日の民族エネルギーを、現政権は理解できずにいる。

 先ごろ、日本のディスプレー産業の死亡を告げるニュースが伝えられた。最後まで残っていた液晶ディスプレー(LCD)パネルの製造メーカーが、台湾・中国資本に渡ったのだ。「液晶の帝王」シャープは既に3年前に事業を売り払った。世界を席巻していた日本製が完全に壊滅した。そうさせたのは韓国だ。サムスン・LGは血のにじむ生き残りゲームで勝利し、日本のディスプレーを市場から消滅させた。それだけではない。サムスン・LGのテレビは30年におよぶソニーの独走を終息させ、現代・大宇は造船の「日の丸軍団」に立ち向かった。現代自動車はトヨタ、ポスコ(浦項製鉄)は新日鉄に匹敵する競争相手へと成長した。これが克日であって、真の独立だろう。

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