プロボクシング「Dangan 223」が1日、東京・後楽園ホールで行われ、第1試合の東日本新人王予選ライト級4回戦で、柳堀隆吾(25)=花形=が、カリエンテ子安(29)=E&Jカシアス=に3―0の判定勝ち。令和の勝利第1号となった。
2戦2勝の強打者相手に、果敢な攻めを見せた柳堀。「打たれ強いと聞いたので、中間距離はやめよう」と距離を取りながら、ジャブや右ストレートが効果的にヒット。初回に右ストレートがヒットし、相手がぐらついたが「あそこで顔を打たずに、下を攻めていけば…。今後の課題です」と話した。
当初は第3試合だったが、最初の2試合が中止になって第1試合に繰り上がった。「(すでに1試合が中止となっていた)昨日の段階で、もしかしたらとざわついていたら、もう1試合もなくなって。でも、気にせず試合に臨んだ」という。勝利の瞬間は令和勝利1号の実感はなかったが、「場内アナウンスで聞いて、すごくうれしかった」という。
試合後、花形進会長(72)も「お前、持っているな~。すごいなあ」と祝福。同会長も4月から東日本プロボクシング協会会長に就任。「会長も協会長になったし、やはり持っているかな」と笑った柳堀。「将来はチャンピオンになりたい。まずは東日本新人王を目指します」と話していた。