今週の馬場傾向は!? | 金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。


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県営第18回開催の4日目が終わり、
平成30年度金沢競馬、全日程が終了しました。
今年度もたくさんのご来場、ご観戦ありがとうございました。
 
さて、昨年末開催以来の金沢担当、
気になるのは、やはり馬場のこと。
 
特に昨年2018年は
「インコースを通った、逃げ先行馬有利」
と言われ続けた金沢競馬場。
差し、追い込み馬が苦戦する傾向の馬場でしたが、
よりフラットなコースにすべく、冬休み期間中に
コースの路盤改修工事が行われました。
 
ちなみに1R発走前にお話を伺った松戸政也騎手は
「乗りやすいですよ。
これまでなら馬場の外側を通ると
3,4コーナーで手応えがなくなったけれど、
先週はそんなことはなかった。
馬に合わせて作戦が立てられる馬場です」
と話してくれました。
 
どうやら騎手の皆さんは馬場の変化を感じているようです。
 
さて今週はどんな馬場傾向があったのか。
私・百瀬なりの視点でまとめてみました。

まずは勝ち馬の決まり手。
そして2着馬の脚質と逃げた馬の着順。
開催4日目の全11レースは以下の通りです。
 

勝ち馬/2着馬/逃げ馬の着順
1R:好位差し/先行/5着
2R:差し切り/追込/5着
3R:逃げ切り/先行/1着
4R:逃げ切り/差し/1着
5R:逃げ切り/先行/1着
6R:差し切り/追込/4着
7R:2角先頭/追込/4着
8R:3角まくり/先行/3着
9R:逃げ切り/差し/1着
10R:好位差し/逃げ/2着
11R:追い込み/先行/6着

続いて、1着・2着の馬が最後の直線どこを通ったか。
これをA、B、Cと3つに分けてみました。
 
A=インコース1頭分
B=内から2頭目、3頭目辺り
C=内4頭目から外側
 
馬場の写真に当てはめると…
 

 
そして結果はこのようになりました。
 
1着馬の進路/2着馬の進路
1R:
2R:
3R:
4R:
5R:
6R:
7R:
8R:
9R:
10R:
11R:
 
この日はインコースよりも
内から2頭目、3頭目辺りを通った馬が好走していたようです。
また逃げ切りのレースもありましたが、
好位(逃げ馬の直後)で競馬した馬が好走するレース
が多かった印象です。
 
ただ、この日は少頭数のレースが多く、
また8レースまでは開幕週からの連闘馬が出走する二走戦。
パドック展望でも度々「仕上がり途上」というコメントが聞かれました。
 
4月以降さらに開催が進み、
また暖かくなり各馬が調子を上げてきて、
馬場傾向がどう変わってくるか。
今後も注目していきたいと思います。
 
個人的にはこの日の競馬は逃げ切りあり、追い込みありと
バリエーションが多く、実況していても面白かったです。
また6頭立てでも3連単万馬券のレースもあり、
ファンの皆さんを悩ませるレースが多かったのではないでしょうか。
 
 
平成30年度、全日程が終了致しました。
今年度もたくさんのご声援ありがとうございました。
新年度最初の開催は変則的な日程、
 
4/1(月)・4/2(火)・4/3(水)連続3日間。
 
次週も金沢競馬でお楽しみください!

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