寝太郎まつり、2500人でにぎわう【山陽小野田】
寝太郎まつり2019は29日、厚狭地区複合施設アリーナで開かれた。寝太郎総踊りやステージイベント、餅まき大会などがあり、平成最後の古里の祭りを楽しむ2500人でにぎわった。山陽商工会議所・寝太郎まつり実行委員会(田中剛男委員長)主催。
厚狭に伝わる寝太郎物語にちなんだ伝統ある祭り。雨天のため、厚狭駅前商店街での山車パレードは中止し、同施設内で開催した。
厚狭・出合小の児童と校区婦人会による寝太郎総踊りで幕開け。総勢200人が輪になり、笑顔でアリーナを練り歩いた。寝太郎太鼓保存会は力強い演奏を披露。円応寺(鴨庄)の寝太郎権現像が開帳され、着ぐるみのねたろう君と、その嫁のねんねこさんも登場して、オープニングを盛り上げた。
真珠幼・保育園児は「よさこいエイサー」を踊り、元気を振りまいた。キッズダンス、フォークダンス、歌のステージもあり、飲食バザーも好評だった。フィナーレの餅まき大会では200㌔の紅白餅がまかれ、福をつかんで平成を締めくくろうと、多くの人が手を伸ばしていた。
田中委員長は「あいにくの天気となったが、その分、一カ所に集結して密度の高い祭りができた。地域の宝である子どもたちがたくさん参加してくれたのをうれしく思うのと同時に、新しい令和の時代が良い世の中になるよう願う」と話した。