第93回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は3日、茨城・龍ケ崎市陸上競技場で第4節最終日の1、2部各1試合を行い、1部では中大が2-1で流通経大に逆転勝ちした。中大は3勝1分けの勝ち点10で、首位筑波大と同勝ち点の2位。流通経大は1分け3敗の勝ち点1で11位と苦戦が続く。第5節は1、2部とも5日と6日に開催される。
ドンピシャのタイミングでたたき込んだ。中大FW上村尚輝(2年・桐蔭学園)が決勝ゴールをマークしたシーンだ。1-1で迎えた後半34分、右CKのボールをヘッドで突き刺した。同30分に交代出場でピッチに送り出されていた背番号31。「たぶん、ファーストタッチ」で大仕事をやってのけたFWは仲間たちから何度も祝福を受けた。
殊勲の上村は試合後、「大きな舞台で点を取ったことがあんまりなかったので、ついに決めたぞという感じです」と胸を張った。前節の一戦でリーグ戦初出場を果たし、そして、この日、メモリアルな初得点を記録した“ニューカマー”。「自分のゴールでチームを勝たせたのは大学に入って初めてなので、達成感があります」と充実の表情を見せた。 (関孝伸)