レミリア・スカーレット

登録日:2009/05/27(水) 17:45:14
更新日:2019/05/04 Sat 01:41:10
所要時間:約 9 分で読めます




東方Projectの登場キャラクター。

  • 東方紅魔郷6面ボス
  • 東方永夜抄、萃夢想、緋想天、非想天則自機
  • 東方文花帖Level7
  • 弾幕アマノジャク最終日
  • 東方三月精
  • 東方儚月抄
  • 東方茨歌仙
  • 東方鈴奈庵

危険度:極高
人間有効度:極低 

紅魔館の主で吸血鬼のお嬢様。見た目はとても幼いが実年齢約500歳(つまり18歳以上)。しかし性格は子供っぽくとても我侭。人間には見栄を張るが妖怪基準だとほぼ外見通りの年齢らしい(ようするに幼女)。
フランドール・スカーレットの姉である。
傍には常に保母さん従者である十六夜 咲夜を連れている。

日本由来の妖怪が多く集う幻想郷の中に西洋から入ってきた妖怪であり、配下は同様に海外から入ってきたと思われる妖怪や悪魔と、妖精メイドで構成されている。 

少食であまり人間の血が吸えず、毎回血をこぼして服を真っ赤にしてしまう為、スカーレットデビルと呼ばれている。

パチュリーとは『パチェ』『レミィ』とお互い愛称で呼び合う仲。
門番の紅 美鈴とも漫画を貸して感想を聞きに行っていたりと仲がいい。
文々。新聞の購読者兼、ネタの提供大手で、射命丸 文とも交流がある。
機嫌が良いときは誰とでもフランクに接し、相手の変なノリにも付き合う。ぎゃおー

幻想郷中の有力者や周囲に住む妖精や妖怪を館に招いてパーティーをしたことがあり、顔が知れている。

紅魔郷において博麗 霊夢に負けて以来、彼女に懐いており博麗神社によく出入りしている。
以降は主人公組に次いで出番の多い準レギュラー的なポジションとなる。
書籍での登場回数が多く、比較的私生活が描写されている。
霊夢曰く普段はとても退屈そうにしているらしく、面白そうなことを見つけては霊夢たちを巻き込んでいる。

win版のSTG本編で人間では無いにも関わらず自機を務めたことがあるキャラとしては最初期の一人。(同期は紫、幽々子、アリス)


初登場時と現在でかなり印象の変わる人物。
紅魔郷では深窓の令嬢と言った感じで、どこかとぼけたところがかえって強大な妖怪としての得体の知れなさを感じさせていた。

しかし永夜抄(萃夢想)以降になると我儘さが目立ち、かつ尊大というか妙に自信に満ちたキャラへと変わっていった。
口調も最初はまさにお嬢様と言った丁寧なものだったが、現在はややボーイッシュでフランクな話し方。
そのため紅魔郷ではキャラを作っていたとも見られる事も多い。
我儘な部分は力を持った妖怪故の傲慢に見えるが、どちらかというと子供のそれに近い。
戦い飽きたら敵陣のド真ん中で寝たりと豪胆というか自由奔放。
喜怒哀楽が顔と態度に出やすく、とても分かりやすい。
だが頭の回転はとても速く、考察や駆け引きも得意。
不愉快な時は可愛らしい外見に不釣り合いなほど目が据わるためとても怖い。
ノリで生きているタイプで権謀術数を巡らしたりといった描写はほとんど無い。
が、チョロいようでチョロくない。
まあ、面白そうならとりあえず乗っかるのでやっぱりチョロいかも


妖怪の中でも霊夢との付き合いが特に長く、頻繁に会う腐れ縁のような関係。
性格を把握している霊夢からは完全に見た目通りの子供として扱われている。
霧雨 魔理沙のことは割と雑に扱うが、なんだかんだで催し物には一緒に混ぜる。

一見するとコウモリ羽の妖精にも見えるちんまい外見のため、強力な妖怪相手ならいざ知らず、リグルやミスティアといった相手の力量を図れない力の弱い妖怪には初見で必ずと言っていい程ナメられる。
まあ大抵はその恐ろしさを体で思い知らされることになるのだが。

意外にも面倒見が良く、萃夢想では人間だと死の危険がある相手(伊吹 萃香)には人間達を肉弾戦で動けなくさせてから自身が倒しに向かっていた。ようするにツンデレ
妖精メイドの体調も気にかけており、彼女らの休養のためのパーティーをやったりと優しい面がある。

ただし興味の無い相手には冷酷無比。
とくに力の無い妖怪は食糧にもならない為、ちょっかいをかけられたときは人間を相手にするときよりも無慈悲。
その処遇は咲夜がドン引きするレベルのようだ。

危険度:極高は人間よりもむしろ弱い妖怪に対して当てはまる。
弾幕アマノジャクの弾幕でその片鱗が見える。

人間有効度は極低という評価だが、並の人間では遊び相手にはならず、只の食料に過ぎないからだと思われる。
使用人に人間を置いたり霊夢達とは普通に付き合いがあり、力を認めた相手には分け隔てなく友好的。
非力な一般人である本居小鈴にペットの件で世話になった時にはわざわざ感謝の手紙も送っている。
近い評価の面子と比べると大分おおらかである。

吸血鬼なので日光が苦手だが日傘があれば普通に昼間でも外を出歩ける。湖からの照り返しぐらいならば問題はない。直射日光も少しぐらいなら平気。
日光に当たれば身体が気化し、それを吸えば永遠の命を得られるらしい。

体を動かすことが好きで、じっとしていることが苦手。
結構泣き虫で涙目になっていることが多い。
服はどんな時も同じ服と言うことは無く、パジャマやパーティー用の衣装、水着なども持っている。
棺桶で寝るため、寝室のベッドの上に薔薇を詰めた棺桶をさらに乗せている。
コレクションも一緒に抱えて寝ているようで結構散らかってる。
外で昼寝もしているため、別に棺桶じゃないと寝られないわけでは無い。吸血鬼としてのポーズだろうか。

早寝早起きが自慢らしい。萃夢想の様子だと夜型だとは思われるが霊夢が起きている時間に訪れたり、特注の日傘をさして昼間に活動している事もあり活動時間帯にばらつきが見える。

自分の所有物には愛称を付ける癖がある。
本人曰く、永く生きているから暇つぶしとしてらしいが、射命丸 文にはまだまだお子様と言われている。
幻想郷の妖怪としては実際に500歳は年齢的にも幼女として扱われる。(大半が4桁に届く世界)
一大勢力の長としては最年少であり、ある意味天才児なのかもしれない。

防災意識が変にあり、地震が起きたら机の下に隠れれば平気だと思っている。
子供が避難訓練で使う防災頭巾も持っている。

チュパカブラをペットにしている。
外の世界のUMAなのだが入手経路は不明。
溺愛しており、一回逃げられてしまった時は空っぽのかごを抱えたまま涙を浮かべてうつむいていたほど。

西洋の妖怪なので英語が堪能だが、幻想郷では周囲に合わせて日本語を使っている。新聞も読める。
ただし手紙を書くときは英語である。
愛称やスペカなどのネーミングも英語が中心になっている。

炒った豆、ニンニク、流水も苦手。
宗教自体に興味が無いので十字架などの宗教的な物はへっちゃら。
血はB型のモノが好物。自分を恐れる人間の血しか飲まない。
血液はあまり多く摂取しないので致死量には届かない。

吸血行為とは別で、人間と同じものを食べるし酒も嗜む。
ワインの印象が強いが、日本酒や焼酎なども飲める。

甘党で、子供や妖精が好む味付けが好みで苦いものが苦手。ようするに子供舌。
ふうきみそ(ふき味噌)や、セイヨウタンポポやオオアラセイトウ等を使った苦みの強い野草料理は涙目になってしまう。

求聞史記では納豆、三月精ではタラの芽の天ぷらが大好物。
同様に三月精では蕎麦焼酎を飲みながら暖かいお蕎麦を美味しそうに啜っていた。

流水は川や雨のように流れがあるものを通りたがらないというレベル。
ただし我慢ができない性格なので実質的に通れない。
流れが無ければ平気なのでプールや風呂、水溜りなどなら問題ない。
雪は流れでは無いので平気。



原作者ZUNは次のように書いている。

こういった人間以外の生き物は、永い命と引き換えに成長する事を放棄している。
逆にいえば、成長しないから何時までも生きられるとも言う。

武器は蝙蝠と矢。蝙蝠は無尽蔵に湧く。

眼にも止まらぬスピード、岩をも砕くパワー、思い通り悪魔を操る魔法力と言った反則的な身体能力を持ち、小手先のテクニックを無視する。日光に弱くても、肉体も非常に頑丈に出来ており、蝙蝠一匹分でも残れば、いつでも再生可能である。敵に回すと恐ろしいが、余り味方にもしたくない相手である。
(萃夢想 上海アリス通信.txt)






人を見下すような発言をしても背が低く見上げながら言うのでイマイチ迫力にかける。

紅魔郷道中曲に「ツェペシュの幼き末裔」という曲があるが、ヴラド・ツェペシュと血が繋がっているわけではない。
ヴラド・ツェペシュの血を引いていない「ツェペシュの末裔」というややこしい血族は実在するが。

吸血鬼という種族は幻想郷で他の妖怪相手に無双しすぎてスペルカードルールが作られる原因にもなったという吸血鬼異変(紅魔郷よりも前)を起こした怪物であり、普通の妖怪とは根本的に肉弾戦での強さの次元が違う。
弱点が多い代わりに、~程度の能力以外にも多くの強力な能力を所持しており、弱点が無い環境ではチートクラス。
まず身体能力が反則的に高く、大木を片手で持ち上げるほどの怪力と瞬く間に里を通り抜けると言われているスピード(求聞史紀の記述)を合わせ持ち、弾幕よりも直接格闘の方が得意。
幻想郷では鬼の亜種と言う位置付けにされており、鬼の弱点も有効。
しかし腕力特化では無くバランス型で、種族固有の能力の違いなどから完全に別種の存在である。

レミリア曰く満月の夜は特に力が増すようだが、それに関しては永夜抄時点で咲夜が初耳であるため、少々胡散臭い部分がある。

妖怪の中でも非常に高位の存在だが、完全ノールールで行われた吸血鬼異変では最終的に幻想郷で最も力を持った妖怪に敗北している(誰が倒したのかは詳細不明)。


  • 弱点
吸血鬼には多数の弱点の伝承が存在し、かつ東方の世界では鬼の亜種とされているため、鬼の共通弱点も持つ。
しかしレミリアに限って言えば当てはまってないものもいくつか存在する。

弱点として持っていると確定しているもの
日光…色々描写されている通り。致命的ではないが確実にダメージを受ける。
流水…吸血鬼の「流れる水を超えられない」というもの。紅魔郷EXではフランを閉じ込めるためにパチュリーが降らせた雨のせいで、レミリアは紅魔館に帰れなくなっている。

弱点という逸話があるがレミリアに関係ないと判明しているもの
十字架…大元の吸血鬼伝説発祥の地がキリスト教が根付いた地であり、かつ吸血鬼は人間が変異してなるものとされていたため、吸血と言う欲望に負けて悪魔に堕ちた自らの罪深さを思い知らされる、という意味での弱点。レミリアは生まれた時から吸血鬼だしキリスト教徒でもなんでもないので「何それ?」状態である。何より自分の代表スペカが十字架の形をしている。
招かれていない家には入れない…永夜抄で永遠亭に押し入っている。

微妙なところ
銀…レミリアに関して言及されたことはないが、咲夜の持つ銀のナイフは「吸血鬼退治のための銀のナイフである」と求聞史紀にて紹介されており、吸血鬼が銀を苦手とするという概念自体はある模様。


  • 戦闘スタイル

レミリア本人のスタイルは跳躍による短距離の高速移動を繰り返す事で相手を攪乱させるスピード型。
吸血鬼は小手先のテクニックを無視するとあったのだが、レミリアは吸血鬼としては型破りなのかもしれない。
上空からの急降下や移動の勢いを利用したタックル、伸縮自在の爪を使った斬撃で攻撃する。中ボスっぽい
幼女体形で頭が大きいからか頭突きを多用する傾向がある。

目で追わせる事で攪乱するため、敵を見ないで大雑把な範囲攻撃をかますお空や萃香のようなタイプには効果が薄い。その辺からは無駄な動き扱いされている。

黄フロのタイトルでは動きにヴァンパイアシリーズのデミトリやモリガン、メルブラのアルクェイドなどの吸血鬼の技を参考にしている。

吸血鬼の反則的な身体能力での打撃はそれ自体がスペカになる。
ストレッチに見える振りかぶりから渾身の力で薙ぎ払う悪魔「レミリアストレッチ」や、着弾地点に衝撃波を伴う特攻技の夜符「ボンバードナイト」が特徴的であろう。ネーミングもさすがである。

また魔法弾を自身の腕力でブン投げる神槍「スピア・ザ・グングニル」は魔法と怪力の合わせ技である。
超高速で投げつけることで弾が先細り槍の形へと変化する。
かすっただけで吹っ飛ぶような剛速球でありグレイズは不可能。
とにかく点の破壊に特化させており、妹の禁忌「レーヴァテイン」とは対になっている。

バク転で起き上がったり空中での宙返りや大股での蹴り上げ等、見た目からは予想ができない程アクロバットな動きをする。
壁や天井を使った三角飛びのような動きもする。
エレガントさを気にしてか、手刀や蹴りは手足の先が消えて見える速度で服やスカートがわずかにはためく程度にしか見えない。
レミリアストレッチに関してはエレガントも何も無い全力のフルスイングなので奥の手のような感じ。

妹と比べると地味なデザインの羽だが実はこちらは万能兵器。
質感や形状を自由に変化させることが可能。
刃物のように鋭くさせて斬ったりハンマーのように殴りつける事もでき、側面や前面を覆って硬質化する事で盾の役割も果たす。
正面を覆う巨大なドリルに変形させて突き刺すこともできる。
概ねモリガンの羽と同じ扱い。

儚月抄では依姫に対して霊夢達がルールに乗っ取って弾幕ごっこで勝負を挑んでいた中、レミリアだけはいきなり格闘戦でケリを付けようとするあたり、近接戦闘には絶対の自信があるらしい。

だが霊夢達曰く、力では鬼の萃香に、速さでは天狗の射命丸に劣っており、
挙げ句の果てには「実は大して取り柄がないんじゃ(笑)」と言われる始末。デビルイヤーは地獄耳。
しかし比較対象の二人はそれぞれの種族のトップクラスであり、逆に言えばレミリアは鬼に次ぐ怪力と天狗に次ぐ速度を備えたハイブリットである。
さらに魔法使い顔負けの魔力や異様に能力が多いというのも考えれば破格だろう。
(そもそも最速は最近だと従者の方だったりする)
非想天則などの格闘ゲームタイプのタイトルでは射命丸よりも速いため、短距離走タイプなのかもしれない。


  • 他能力

頭以外なら全身の再生を一晩、手足などの部位の再生なら一瞬で可能。
体を霧に変化させたり、無数の蝙蝠に分裂して別の場所で合体して元に戻る事ができる。
蝙蝠状態のまま弾幕を発生させることも可能。
蝙蝠になっている間は非常に硬く、夢想封印やマスタースパークすら無傷で耐える。
いわゆるボムバリア。
さらには掌から妖気を含んだ紅い霧を大規模に発生させ、日光を遮断したり、影響下の人間を弱らせることができる。
これにより弱点がカバーできるのだが異変になるため、霊夢に注意された紅魔郷以降は封印している。
霧を自在に操れるため、能力で霧状になった伊吹 萃香の事を見破ることができる。
吸血鬼の魔法力から繰り出される膨大な弾幕や、魔力と怪力の合わせ技であるグングニルなど、遠距離も隙が無い。
召喚術も使う事ができ、大量の悪魔を使役することまでできる。
魔法陣を生成して飛ばす蝙蝠型の弾幕にはサーヴァントと付くものがあるため、召喚した使い魔の類だと思われる。


総評すると力、速度、タフネス、魔法と言った複数の分野を特化型に次ぐレベルで兼ね備えている。
器用貧乏というよりは全能型である。吸血鬼って凄い。
しかし種族としての能力が突出してる分のバランスを取るためか、弱点が異様に多い。(太陽・炎・銀・流水etc…)
最も致命的な弱点とされる太陽光の場合は即死ではないものの火で炙られる様なもので、長時間浴びると火傷を負い、そのまま浴び続けると命を落とす。
しかし弱点で受けた傷は快癒しないという訳ではなく、死にさえしなければ再生する。そのためとてもしぶとい。
腕を瞬時に再生させることができるように、日光で表面が焼かれた程度ならすぐに元通りとなる。
常に再生能力である程度相殺しているのか、わりと日光を浴びているが重篤な状態になったことは無い。
前述のとおり鬼の亜種なので豆まきや柊鰯などの鬼が苦手とするものはアウトである。

また、それぞれが特化型には一歩譲るため、例えば鬼と馬鹿正直に殴り合ってしまっては分が悪い。
萃夢想の正史で萃香とやり合った時は持ち前の再生能力によりレミリアも倒れることは無くタイムオーバーのような流れだったが、実質的に勝負には負けた形である。

  • 余談

妖怪としては若造もいいところなので年配の妖怪には割と舐められている。が、喧嘩が強いという印象は強いようだ。
吸血鬼異変の一件もあり幻想郷での影響力は高く、若輩であっても幻想郷のパワーバランスの一角を担っている。

八雲 紫ともあまり仲が良くないのだが、戦闘スペックの高さは一目置かれており、儚月抄では表で戦闘を起こす事で実力派を引き付ける囮役として抜擢される。(紫は頭脳派を引き付ける囮を担当)
本人が前に出てガンガン暴れまわるタイプなので、暗躍したがる紫との相性が皮肉にもよかったりする。

しかし、弱点を突かれるとトコトン弱いため、依姫に太陽を神格化した天照大御神の力を使われて敗北している。
相性が悪すぎたと言わざるを得ない。

非想天則では同様に太陽の力を使う霊烏路空にも苦手意識を持っている。

ちなみにレミリア以外で戦闘担当の候補に挙がっていたのは萃香と射命丸。
奇しくも霊夢達が比較に出していた2名である。
概ねこの3名は同程度の実力という評価だったのかもしれない。

負けるパターンは主に弱点(というか太陽)が絡んでしまった時で、直接の殴り合いでレミリアを倒せる相手はそうそういないと思われる(依姫も体術には対応できていない)。

儚月抄では地上よりも太陽の光が強く照らされる月面で傘を差さずに戦い、体が焼かれていることを相手に指摘されるまで気づかなかった。しかも傘が小さすぎて隠しきれずに羽から煙が上がったままでもピンピンしていた。
味覚などと比べてもダメージとのリアクションの差がありすぎるので焼かれることに対する痛みが無いのかもしれない。
パチュリーの設置した防犯用のトラップを触ってしまい、腕が炭化したときは全く動じずに腕を瞬時に再生させていた。

彼女の運命を操る能力は、実際どのような能力なのか明確ではないのでよく論議の的になる。→運命を操れるなら紅魔郷の時に霊夢達に負ける筈がない、など。

儚月抄では、紫の計画通り依姫を引き付ける囮になった。
月に侵略するとか言ってたが、終わった後に「勝てるとは思ってなかった」「紫の計画には気づいていた」とか言っちゃった。
言ってることが本当だとしたら運命は見えても逆らえないのかもしれない。

まぁ「程度の能力」は自己申告らしいので、おぜうのことだから未来予知みたいな能力をかっこよく言い換えているだけかもしれない。
無尽蔵な蝙蝠による再生能力や、霊夢の「遊びでない夢想天生」のように、作品内で描写されていない例も一応あるが。
紺珠伝で、似たような運命操作ができる能力持ちの稀神 サグメが出たが、あっちも自己申告レベルで体感が難しいのでそういうものなのかもしれない。

能力によるものか不明だが、魔力で作った鎖で攻撃する運命「ミゼラブルフェイト」と言うスペカを持っている。
自動追尾機能付きなので、必ず命中するという運命を付与しているのかもしれない。





ゲーム本編だけでなく、エンディング、書籍を含めるとその出演数はトップクラス。


初登場時こそ威厳たっぷりなラスボスだったものの、再登場の度に徐々に丸く…というか可愛くなっていった。

そして、緋想天にて遂に公式にカリスマ崩壊。でもレミリア可愛いよレミリア。
三月精で美味しそうに年越しソバを啜る姿なんかカリスマの欠片も感じられない。
儚月抄での活躍は可愛すぎて鼻血ものでございました。
鈴奈庵でペットに逃げられて涙目になった。すごく可愛い
回想シーンでは妹のフランと一緒にペットの観察をしていた。
茨歌仙ではお子様フォークを使って西洋タンポポの料理を食べて「タンポポ にがーい」と言って涙目に。仕草が完全に子供
気になる人はにがーい まずーいでググろう。

咲夜に口をハンカチで拭き拭きしてもらっていたりと幼女化が目立つ。
最近は公式でもお子様キャラとして固まってきている感がある。

作品を重ねるごとの性格や話し方の変化は恐らく紫、幽々子との差別化のためだと思われる。
特に幽々子がとぼけたお嬢様系の6ボスだったため、初登場時のレミリアとイメージがモロに被る。
初期のままだと個性が埋もれてしまっていた可能性が高い。

ちなみに香霖堂にも出ているが、普段の帽子とは違う通称イカ帽子を被っている。

カテゴリー的には人食い妖怪だが、少量の血が必要なだけで人間を敵視しているわけでもなく、阿求の評価ほどの危険人物かと言われると微妙なところである。
むしろ幻想郷の中では上手く共存できている部類に見える。
正直なところ評価自体が多少古い為、周囲との付き合いを続けていくうちに軟化したのかもしれない。

『不夜城レッド』『全世界ナイトメア』『レミリアストーカー』等、ネーミングセンスは独特。だがそれがいい。

弾幕アマノジャクでは最終日に登場。
作中最凶とされるスペル『フィットフルナイトメア』を引き下げてwin版初代ラスボスの貫録を見せたが、もう一つのスペル『きゅうけつ鬼ごっこ』のネーミングで台無しにした感がある。
並みいる歴代ラスボスやExボスを差し置いて、本作ラスボスである八雲 紫の直前で登場するため手加減無しだとやはり相当な強豪らしい。

第7回の非公式人気投票の結果は5位。これは妖怪勢の中で一番であり、未だにファンから愛されている証拠である。
ところが、第8回の人気投票では4位に魔理沙を押しのけて上がったものの、妖怪勢一番の座は3位の幽香に譲った。人気が高いことには変わりないが。
第9回ではアリスが浮上したが、幽香が抜けたことで変わらず4位。
第10回では7位とついに4位から落ちてしまった。
以降は順位据え置きで、妹のフランと共に古明地姉妹と妖怪枠を競い合っている。

また、テーマ曲のセプテットは音楽部門の1位常連であり、第6回から不動の地位を保っている。
が、第11回人気投票ではまさかの妹のテーマ曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」に1位を奪われ2位に甘んじる事に。
姉妹でのワンツーフェニッシュなので喜ばしい事ではあるが。
第12回も同様に僅差で2位。
最近は3位以下を大きく引き離しての姉妹対決の構図になっている。



  • 以下二次設定
主人公勢と距離が非常に近いため二次創作界での出番が極めて多い。
メインに置きやすく、サブも程よくこなす。サブなのにメインを喰ってしまう事があるが。
二次創作ゲームでも霊夢や魔理沙に次いで登場率が高い部類に属する(敵としても味方としても)。
わかりやすく積極的に動いてくれる性格で日常ほのぼの系やギャグ、シリアスやアクションもOKと全方面が得意な万能キャラ。

いわゆる「キャラ崩壊」という扱いを受けることが極端に少ないキャラ。
原作のレミリアがコミカルなお子様キャラと冷徹で強力な妖怪という二面性を持たせているため、どっちに転んでも違和感が無いのである。
それに関しては「レミリアは何をやってもレミリア」という言葉でよく表現される。
形状で例えるならどの角度から見ても同じ形に見える球体である。

あえて言うなら公式のレミリアは結構口調が高飛車とボーイッシュの中間のような感じ。
機嫌が良い時や日常では子供っぽい喋り方になる。

カップリングは咲夜、霊夢、パチェ、フラン、チルノ、萃香、さとり、小傘等。
また、悪魔の姉繋がりで幻月との絡みも。

人気の近い古明地姉妹がいる地霊殿勢との交流が比較的多い。
さとりとは共に妹との付き合い方で相談をする関係だったり。
人気をネタにしたライバルにされてたりもする。

萃香とは萃夢想での出会いから喧嘩のライバル的な扱いもされる。

時々、幼児退行し、『れみりゃ』になる。カリスマブレイクし、『おぜうさま』になることも。

本来なら鬼や幽香とほとんど変わらないポジションの大物妖怪なのだが、あの性格と儚月抄での負け方からヘッポコ扱いされやすい。
ヘタレとして書かれる事が多い(通称ヘタレミリア)。

れみ☆りあ☆う?

完全なお子様化している場合はすんごいアホの子かすんごいいい子にされていることが多い。
バカルテットが友達だったり、寺小屋に混ざっている事も。

遊びと称して面白そうな相手を見つけたら喧嘩を売る。
行動と見た目はお子ちゃまだが、強さは本物なので傍迷惑。
実はフランと行動原理が大差無い。
レミリアの場合は途中で手を止めてくれる事があるだけ少しマシ。

ネーミングセンスが独創的なので、造形センスが独創的な豊聡耳 神子、ファッションセンスが独創的なヘカーティア・ラピスラズリとセットでいじられたりする。

だが、一転してシリアス、バトルものになると溢れ出るカリスマに変わる。
イメージしやすい吸血鬼の能力と弱点、戦闘スタイルはバトルものではメインにも敵キャラにもとても使いやすい。
戦い方がシンプルに殴る蹴るなのでアクション物にも使いやすいが、スタイルと慢心しまくる性格ゆえにかませになりやすい。

二次だと強いというよりは妹紅のようなとてつもなくしぶとい不死身系のキャラという描写が多い。
夜間なら蓬莱人と大差無い不死身っぷりである。

羽の変形機構はSTGオンリー層やMMD作品だけを見ている層には恐らく全く知られていない。
萃夢想の22Bや緋想天以降の強ヴァンパイアクロウの追加入力でのみドリルに変形してスライディングをする。
恐らく布状にした羽で足をグルグル巻きにしたあと硬化させてる。
マニアックな技なので認知度がとても低い。
MMDモデルにアレを搭載するのは骨が折れそうなので致し方ないとも言える。

グングニルを普通の槍として近接戦闘に使う事が多い。
実は投擲専用だったりするがそこはご愛敬。
グングニル投擲は命中しても「やったか!?」展開がやたら多い。

運命の能力に関しては使ったと思われる描写が存在しない為、ある程度自由に解釈されて使われている。
多いのは運命の操作ができるならまずは元の運命を把握したり見ることができるだろうという意味で予知能力。
全てを見通せる感じでは無く、近い未来限定と言った感じが多い。
他人に忠告をするような役どころで使われる。

次点で本来の運命操作。
欲しいものが最終的に自分の手元に届くように仕向ける形だったり、単純に次の攻撃は必ず当たるor外れるなど。
前者の場合は風が吹けば桶屋が儲かる的な展開を引き起こす感じ。
結果以外は制御不能で、展開の途中で自分も想定外の被害を被るようなものだったり、大げさな群像劇が繰り広げたりとコミカルなものが多い。
後者の場合は単純故に強力すぎて扱いに困るのかあまり見ない。

初期と現在でキャラが別人レベルで違うことをよくネタにされる。
落ち着いた印象の深窓のお嬢様→運動系でわんぱくなお子様という衝撃的なビフォーアフターである。
いわゆるカリスマブレイクネタも元をただせばこの部分からである。

妹のフランの方が戦闘の実力が高いとされていることがある。
これは以降の作品でも多く見られるExボス>ラスボスという設定上の流れが意識されている(例外有り)のと、
種族が同じである以上、能力が戦闘向きであるかそうでないかという部分が含まれていると思われる。
あとは手加減できる性格か否かなど。
そもそも弾幕ごっこの腕前と妖怪としての実力は比例していない為、この見方による判断は誤りである。

姉妹での実力差は明言されていないので(なにより妹は情報量が少ないので)、人によってどちらが強いかは変わるので留意されたし。

フランとの関係は作者によって全然違う。
初期であれば妹を諫めるできた姉であることが大半だったが、昨今は緋想天と儚月抄で子供らしい印象が強まり、妹を引っ張り回す困ったお姉ちゃんにされる事も珍しくない。

見た目は完全に幼女なのでロリコンホイホイに定評がある。
500歳児という合法ロリ枠としてエロ方面でも多大な需要を担っている。



以下余談

東方を知らなくてもこのキャラは知ってる!みたいな人も多い。
二次創作での使われやすさから霊夢、魔理沙に並ぶ東方界のメジャーキャラとも言える。

とても使用率が高いキャラなので、本来の弱点や能力、ライフスタイル等を一切無視した二次作品も多い。
(平然と日中に日向ぼっこをしていたり)
他者の二次創作の独自設定を吸収していった派生作品もかなりあるため、原作を触ってみてから「こんなキャラなの!?」みたいな印象を持たれることも少なく無い。最近は書籍のブレイクっぷりで大分落ち着いたが。

他のキャラでも勿論そうだが、レミリアは特に「原作のレミリア」と「二次のレミリア」は別の存在という事を頭の片隅に入れておくことが重要である。

彼女の身長を立絵から計算すると大体128cmとのこと。
因みに咲夜とのその身長差はまるでどこかの配管工兄弟みたいである。







魔理沙「お前いくつの項目を建て逃げしたんだ?」

レミリア「あなたは今までいくつ項目を追記・修正したの?」

魔理沙「13個 私はwiki篭りじゃないわ」

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