フランドール・スカーレット

登録日:2009/05/26(火) 21:01:16
更新日:2019/05/05 Sun 03:28:47NEW!
所要時間:約 7 分で読めます





東方Projectの登場キャラクター。

  • 東方紅魔郷Exボス
  • 東方文花帖Level Ex

能力:ありとあらゆるものを破壊する程度の能力

二つ名:悪魔の妹(紅魔郷) 恐ろしい波動(文花帖)



レミリア・スカーレットの妹。
495年間ずっと紅魔館の地下に閉じ込められていて、かつ自分から出ようともしなかった引きこもり吸血鬼。



サイドテールにまとめた金髪にZUN帽を被った幼女。服装は全体的に赤一色。
またその背中からは羽が生えているが、レミリアのようなオーソドックスな蝙蝠羽ではなく一対の枝に七色の結晶がぶら下ったような羽が生えている。

それで翼の用途を果たせるのだろうか?と思わなくもないが、羽無しで飛んでる奴ばかりなので実質問題ないか。







人間を食料の形でしか見たことがなく、姉を倒した人間、霊夢や魔理沙を見てみようと外出しようとしたところを、パチュリーに妨害される。

フランにとって人間は食料としてしか見たことがないので、人間の襲い方や力加減が分からない。
人間を襲って血を吸おうとしても跡形もなく吹き飛ばしてしまう。





霊夢達に敗れた後は館の中も出歩いて良いことになった様子。

レミリアのことは紅魔郷では尊敬している様子だったが影で「あいつ」呼ばわりしていたりと、どう思っているのかよく分からない。
とはいえレミリアからも「ああ、そうか、あいつのこと忘れてたわ(原文)」とかあんまりな扱いなのでまあどっちもどっちである。




気が触れている、とのこと、求聞史紀では「ただの情緒不安定」と書かれている。
ぶっちゃけ幻想郷は全体的に話の通じない奴ばかりなので彼女と違いはよくわからないけど








◆ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
曰く物体には力を加えればそれを壊せる『目』(弱点)というものが存在していて、彼女はその『目』を自分の手に移動させることができる。
あとはその『目』を握り潰せば物を木っ端微塵にする事ができる。

単純な攻撃力・破壊力だけならばレミリアをも凌ぐ程の能力を持つ。
人や妖怪にも目は存在するが幽霊等の実体がない相手に対しても効くかどうかは不明。



そして幽々子の能力なんかと同じように弾幕ごっこでは使えない無用の長物なので、ゲームでは全く意味の無い能力である。



「きゅっとしてドカーンね」





◆対人関係
紅魔館の中でもレミリア以外に仲の良い妖怪はおらず常に孤立している。
食用に加工されていない人間を見たことがないらしいので霊夢たちと会う前まではおそらく咲夜とも面識がない。

その姉ですら一緒にいる姿はあまり確認されていない(東方求聞史紀)らしく、あの魔理沙でさえフランに対して苦手意識を持っている。 




なにしろフランが台詞付きで登場した作品は今現在も『東方紅魔郷』と『東方文花帖』のみなので色々と不明瞭である。
孤独を苦にしない引きこもり気質なのでそう対人関係も広がらないのかもしれない。





◆スペルカード説明
『東方紅魔郷』

姉のレミリアはラストの「レッドマジック」「紅色の幻想郷」の間のみボムバリアがあったが、こちらは全スペル中にボムバリアがある。


  • 禁忌「クランベリートラップ」
画面の縁を周回する魔法陣から弾を連続発射。
プレイヤー狙いと画面中央を狙う2種類がある。
霊夢の誘導装備だとなぜか誘導弾が魔法陣に向かってしまう。
ごく稀にスペル終了時に弾が二、三個残ることがある。害にはならないが気になる。

  • 禁忌「レーヴァテイン」
フィールドの端まで届く巨大な剣を発生し、時計回り→右へ水平移動→左へ水平移動→反時計回り→時計回り…と薙ぎ払う。また、剣の軌跡に弾幕を発生させる。
超初見殺しだが、逆に完全固定でパターン化すればすぐに安定する。

  • 禁忌「フォーオブアカインド」
フランが4人に分身、それぞれが放射状に弾幕を発生。
魔法陣を背負っているのが本物だが、一応全部倒せる。めんどくさいときはボムで分身を倒すとよい。

  • 禁忌「カゴメカゴメ」
画面全域に檻のように弾を設置し、巨大弾を発射すると共にそれらを崩壊させる。
場合によっては回避不能になることもあるので魔理沙からは不評のようだ。

  • 禁忌「恋の迷路」
渦巻き状に弾幕を発生させ続ける。
一部に抜け穴あり。
少し狭いが、画面下部で気合い避けもできる。
難関で、ここまででボムを使っておき、死んで張り付くのが常套手段。

  • 禁弾「スターボウブレイク」
画面全域に七色の弾幕を発生、止むことなく雨あられのように降らせてくる。
なお、画面左上に安全地帯が存在する(Enemyのnの右の棒に自機の足を合わせる)。

因みに「スターボウ」とは、宇宙船等が光速を越えたときに光を追い越すことによって見える虹のようなもの。

  • 禁弾「カタディオプトリック」
1度に5つの巨大弾を発生、その後ろに通常弾を靡かせる。
画面枠で反射するので注意。

  • 禁弾「過去を刻む時計」
時計を模した2つの巨大な十字レーザーと自機狙い弾幕。
レーザーの回転パターンは3種類。

  • 秘弾「そして誰もいなくなるか?」
妹様は姿を眩ますので60秒耐久しなければならない。

第1段階
プレイヤーの後を追うように小型の弾が大量に出現したのち、画面中に広がってゆく。

第2段階
画面外全方向から囲い込むように様々な弾幕を発生。
黄色「働いたら負けだと思っている」

なおこれの終了時から次のスペルの宣言時までなぜか防御力が極端に落ちている為、できれば射ち込んでおきたい(体力が1/3ほど削れる)。

  • QED「495年の波紋」
環状の弾幕を発生し続ける。画面枠で弾は反射する。
残り時間と妹様の体力が減るに連れて、発射間隔が上がり密度がとんでもないことに。
最後は正に発狂という表現が相応しいものになる。
なおQEDとは、証明完了の意味。


と、こんな感じに凶悪である。クリアできずに詰んだ人も多くいるはず。




以下二次設定

二次でのカップリングは魔理沙、レミリア、美鈴、こいし、クラウンピースが多い。
紅魔郷のメンバーか、EXボスとが多く、特にEXボスではこいしとぬえを含めた3人はEX三人娘としてひとくくりにされることも。
また、ごくたまに悪魔の妹繋がりで夢月と絡むことも。

作中に接点はないもののこいしとのカップリングは特に人気が高い。互いに狂気属性の妹なので相性がよいのだろうか。
あちらは書籍でもそこそこ言及され、心綺楼ではプレイアブルキャラにも選出された優遇キャラに成り上がったが。

紺珠伝が出てからは地獄の妖精クラウンピースとのカップリングも非常に好評。恐るべき危険物コンビ。
人を狂わせる能力やBGMの狂気感、同じ金髪などの類似点から相性は抜群。
性格もかなり相性が良さそうである。
あの二人の遊びの後にはぺんぺん草も生えなさそうだが。

東方界1~2を争うヤンデレ属性と箱入り娘属性。そのギャップがまた堪らない。
基本的な性格設定は、無知だが好奇心旺盛で、平常時は愛らしいもののスイッチが入ると発狂して暴れるのが定番。
公式媒体では一切そんな描写がないにもかかわらず、けたましく狂笑しながら周囲を破壊していくフランは数多くの二次創作に見られる。



 ラ
  ン
   ち
    ゃ
     ん
      ウ
       フ
        フ




前述の通り (姉に存在を忘れられるくらい) 長期間閉じ込められていて、自分からも出ようとしなかったことから、
自分の危険な能力で他人を傷つけるのを恐れている設定を付加されたり、囚われのお姫様だったり
長い幽閉期間を読書や思考実験に費やし、変な方向に知識が偏重したオタクになったりする。
得意分野の知識限定ならパチュリーすら上回ったりもするが、最近はあまり見当たらない。

血液に対しては小食で、博麗神社で人間用の料理も食べているレミリアに対して、フランの場合は食事に人間を加工した料理を食べているので大食い(吸血量的な意味で)と取られることもある。
外出禁止の理由なのかもしれない。

バトルモノの二次創作ではその物騒な能力から、神様や鬼の四天王クラスには及ばないものの大体強キャラ。
強者もかませもこなせる全方位万能キャラなレミリアと違い、あまり芸達者ではないので紅魔館が舞台の創作でも出てこないことは意外と多い。
能力は拡大解釈され、概念や結界を簡単にぶち壊すこともよくある。

レミリアとは性格的にとてもよく似ている。姉妹と言うよりも双子。
面白そうな相手を見つけたら遊びと称して喧嘩を売る。

姉との最大の違いは一線を超える事に躊躇が無く、姉よりも更に沸点が低い。
嬉々としてトドメを刺したり、めんどくさくなると広域破壊を行ったりする。

元ネタが黒魔術師のバートリ・エルジェーベトなので魔法特化タイプとされる。

吸血鬼としての身体能力は再生能力以外ではレミリアほど強調されることはあまり無く、魔法による分身と破壊を駆使した凄い魔法使いと言った感じが多い。
パチュリーと被るかというとそうでもなく、特定の属性をひたすら研鑽させたようなタイプ。
そのイメージから遠距離は無双するが格闘能力は低くされることが多く、レミリアと取っ組み合いになると大体組み伏せられる。

二次創作ゲームでは超火力キャラだが、MPが一瞬で空になったり鈍足や紙防御だったりとなにかしらの欠点を抱えたピーキーな性能が多い。





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