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【芸能・社会】

小林幸子55周年記念台湾公演 新時代も「歌で恩返しします」

2019年5月5日 紙面から

台湾公演の成功祈願のため台北最強のパワースポットの龍山寺を訪れた小林幸子=台北市で

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 歌手の小林幸子(65)が4日、台湾・台北市の台北国際会議センターで55周年記念コンサートを開き、中国語での歌唱も交え全19曲の熱唱で満員の約2000人のファンを沸かせた。

 台湾での公演は6年ぶり3回目。国内外を含め、令和を迎えて初のステージになった小林は「日本では令和になり、今日は私にとって初めてのコンサートです。歌い初めを台湾でできてうれしいです!」とあいさつ。感激の思いを歌に乗せた。

 1964年にデビュー。今年は1月から芸能生活55周年を飾るツアーを国内で展開中。台湾は地元ファンの熱烈なラブコールを受け、唯一の海外公演として記念ツアーに組み込まれた。

不死鳥をイメージした巨大衣装で台湾のファンを魅了した=台北市の台北国際会議センターで

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 「ダージャーハオ!(みなさん、こんにちは) 謝謝!(ありがとう)」。待ちに待った台湾のファンの目の前に現れたのは、ステージいっぱいに羽を広げた歌姫の姿だった。横16メートル、高さ7メートルの巨大衣装は55周年記念に不死鳥をイメージして制作。豪華絢爛(けんらん)の衣装に台湾のファンは大歓声を上げて喜んだ。

 3日にはコンサートの成功祈願のため台北最高のパワースポットとして知られる龍山寺を参拝した。2010年から台湾の観光親善大使も務めていて、地元の人たちにはおなじみの顔。街中では「サチコ!」と声を掛けられながら、大勢の人たちから歓迎を受けた。

 ステージでは代表曲「おもいで酒」や55周年記念曲「ポーカーフェイスにさよなら」などのほか、親友だった台湾出身のテレサ・テンさんをしのび「時の流れに身をまかせ」を中国語で歌唱。空中浮遊やマジシャンばりに姿を消す演出などでも盛り上げた。

 台湾と日本の架け橋になってきた小林は「東日本大震災の復興支援で、真っ先に義援金を送ってくれたのが台湾の人たちでした。昭和、平成と歌い続けられたことの幸せをかみしめ、令和の時代も歌で台湾の人たちに恩返しします」と再訪を誓った。

◆記念イベントぎっしり!!

 55周年の今年は記念のイベント等がぎっしり。ツアーのほか、6月には55年の足跡をたどりつつ、感銘を受けた言葉を紹介する自署「ラスボスの金言(仮タイトル)」の発売を予定。7月には主題歌「風といっしょに」を中川翔子(33)とコラボ歌唱した、ポケモン映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」が公開される。ポケモン映画の主題歌を歌うのは、同シリーズの第1作以来、21年ぶり。プライベートでは新居となる“幸子殿”が夏にも東京都内に完成する予定だ。

 

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