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【プロ野球】

楽天、2戦連続延長サヨナラ負け 5割で2位

2019年5月5日 紙面から

西武-楽天 西武にサヨナラ負けを喫し、宋家豪(右)をなぐさめる楽天・松井=メットライフドームで

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◇西武7-6楽天

 西武が今季2度目のサヨナラ勝ちで勝率5割に戻した。4-6の9回にメヒアの2ランで追い付き、延長11回2死二塁から金子侑の中前適時打で試合を決めた。10回から抑えた増田が2勝目。楽天は2試合連続サヨナラ負けで3連敗。

   ◇

 まさに悪夢の再現だった。楽天は2試合連続の延長サヨナラ負け。シーソーゲームで勝ちをつかみかけたのに、勝利の方程式でするり…。同じ展開の悔しい負け方に、平石監督は「やることはやっている。皆粘り強くやってくれている」と、唇をかみしめた。

 右目異常でキャンプから出遅れた今江が、今季初めて1軍昇格。即スタメンで2度の勝ち越し打を含む3安打と大暴れした。そのまま逃げ切ってていれば、間違いなくヒーローだった。暗転は9回、1死一塁で守護神の松井が代打メヒアに同点2ランを浴びた。

 延長11回、サヨナラのホームを踏むことになる先頭・中村が塁に出たのは、その今江の失策だった。三ゴロをファンブル。急いで一塁へ投げ、ぎりぎりセーフ。リクエストによるリプレー検証も覆らなかった。サヨナラの本塁クロスプレーも微妙なタイミングだったが、延長で1度のみのリクエストの権利は消滅していた。

 延長12回の4時間55分ゲーム後に福岡から移動した翌日、埼玉・所沢で同11回の4時間25分という長い戦い。3連敗で最大7あった貯金も底をつき、疲れも倍増となった。

  (竹村和佳子)

 

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