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【社会】

意見や願い 自由に 「子どもの権利条約」30年

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 これがしたい、こうしてほしい-。子どもたちに、今の気持ちや願いを書いてもらいました。

 チョウチョやセミが好きな浜本彩名(あやな)さん(5つ)は、「虫がいっぱい捕れる公園が近くにあるといいな」と話してくれました。わくわくする気持ちを絵で表現したのはルーティエ・イリヤ君(4つ)。家族でキャンプに行く予定です。

 樫原成志(かしはらせいじ)君(11)と中村有佑(ゆうすけ)君(13)は、相次ぐ児童虐待事件に心を痛め、みんなが幸せになれるようにとの思いを込め、メッセージを書きました。

 学校と塾の両方の宿題をこなすのが大変な北川晴菜さん(10)は「テレビが見たい」。渡辺孔雅(こうが)君(11)は今六百円の小遣いが千円になれば「カードゲームに使いたい」そうです。

 今年は国連「子どもの権利条約」が生まれて三十年で、日本が批准して二十五年。条約が示した大切な精神の一つが、子どもには自由に希望や意見を表明する権利があり、大人はその意見を十分に考慮しなければならない、ということです。「こどもの日」に、子どもの意見表明について考えました。

 

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