登録日:2017/11/11 (土) 23:01:08
更新日:2018/08/17 Fri 14:09:41
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出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
幼い頃から兄のミシェイルと国の将来を語り合い、共に武芸と勉学を学んだ仲。そのため兄を慕っていた。
オレルアンに侵略に行った際にもマケドニアの脱走兵や盗賊がマケドニア正規軍の名を騙り好き勝手しているのを知り、
ハーディンと共に戦う等強い正義感を持つ。
また妹や部下想いの優しさを持ち合わせており、妹を人質に取られ、したくもない戦闘をしたリ、
マルスと合流した際には部下、特に三姉妹を助けてくれるように懇願したり、
マリアを殺されると激怒したり、逆に自分が殺されるとマリアの名を言いながら死んだりと、作中随所で出ている。
このように武芸・人格面共に優れた女性なのだが、その反面指導者としての能力は正直高くはない。
卑怯な手段を嫌う勇ましい性格なのだが、そのため戦場においても崩れた軍を立て直そうとするハーマインの戦略を嫌い、たてついた事もある。
またこの気に入らない作戦では途中で部下を連れて戦線離脱してしまう。マリアの身の安全はいいのか?とはよく突っ込まれる話である。
この辺りは国のために父王を暗殺したり、妹を人質として送り出したり、国民のためなら卑怯な手段を辞さない兄とは対照的であり、そのため作中で兄とは決別する事になる。
つまり兄とはお互い足りないものを補い合える関係であり、ガトーには二人が協力すればマケドニアはアカネイアを超える大国になるはずだったと言われている。
ドルーア帝国が復活した際にはミネルバは前線に出かけており、マケドニアには不在だった。
ミネルバは父と同じ「アカネイアと協力しドルーアを討つ」という考えであり、
「ドルーアと協力しアカネイアを討ち、グルニアと組みドルーアを討つ」という兄とは違う考えであった。
ただしミネルバは父と違い、「アカネイアに期待していないけど、アリティアのコーネリアス王が来てくれるに違いない」という考えでもあった。
しかし前線にいたミネルバに突然母国から来た連絡は「国王がドルーアと協力しようとした罪でアカネイアから刺客が送り込まれ、王は殺された」というものだった。
父の考えを知っていたミネルバは、僅かな時間で考えを豹変するものか?と疑問を感じ、急いで母国に戻る。
そこで知ったのはマケドニアがドルーアと同盟を結んだ事、兄が妹のマリアをドルーアに人質として送った事であった。
兄との口論で父殺しの真犯人が兄である事を知るが、そこで兄に「自分に逆らうのなら反逆者として扱うし、逆らうとドルーアにも逆らった事になってマリアの命もない」……と言われた。
つまり『兄を裏切る事=国と妹を裏切る事になった』と言われたミネルバは兄に屈服する。
それから時が流れ暗黒戦争が始まり、本編でマルス率いる同盟軍と対決。
妹が人質のため渋々ドルーアに従っていたが、マルスがマリアを救出したため離反、ミネルバはマルスと共にドルーアとマケドニアと戦うことを決める。
そして紋章によるとミシェイルの胸を槍で貫いたという。
ちなみにリメイク作品ではミネルバは『オートクレール』という斧を使い始めたため、ミシェイルを具体的にどう殺したかは言及されていない。
暗黒戦争後には兄の代理としてマケドニア王国の統治を始める。
しかしミネルバは真面目な性格のうえ理想主義な面があるため、最初にした政策が腐敗した軍事の改革だった。
そのため評判の良くない将軍や兵士を問答無用で追放したのだが、当然そんなことをすれば当事者は不満を覚え、クーデター発生を許してしまう。
不意を突かれたため国を乗っ取られたうえに、ミネルバは瀕死の重傷を負ってしまう。
そこにマリアが助けていたミシェイルが駆け付け救出、回復したらマルス軍に参加した。
英雄戦争後ではこの件で王位を継ぐ資格がないと実感したミネルバはマケドニアの統治権をマルスに託し、レナの修道院で働き始めた。
新・紋章ではミシェイルが生存していると、彼が統治を再び始めたとも取れる文面になる。こちらでは再び元の兄妹仲になったようだ。
覚醒の飛竜ミネルヴァちゃんの元ネタなのだろうが、
セルジュがミネルバと出会うと同じ名前!と驚くため、作中設定では名前の由来ではないようだ。
ヒーローズでミネルバを演じた佐倉氏は同作で同じく妹の
ユリアを、♯FEでは姉の
弓弦エレオノーラを演じている。聞き比べると声優ってすげーとなる。
同じく榊原氏もEchoesにてやっぱり妹の
大地母神ミラを演じる事になった。
■性能
初期クラスは
ドラゴンナイト。
リメイク作品ではアカネイアの三種の武器に匹敵するという『オートクレール』を装備している。
かなり早い時期に仲間になる上級職であり、移動力と守備力が両方高いので、ノルダのならず者相手などに無双の活躍が出来る。
しかし、上級職参戦故にレベルアップの回数が少ない。成長率自体は高いとは言えないが、低いともいえないバランスタイプ……。
なのだが、前衛に出したいユニットとしてはHPの初期値が低めで、成長率自体も下から数えたほうが早いのがつらい。
『紋章』でも変わらないどころか、竜のブレスが防御無視の固定ダメージになって脅威が相対的に増した上に、
終章の説得メンバーとして頑張ってもらう可能性が高いので、何とかある程度のHPを確保できるよう育てたい所である。
また、この頃からペガサス三姉妹への支援効果を送れるようになった。
兵種の偏りは出るが三姉妹を活躍・育成させたい時は同時に出してやるのもオツなものだろう。
■台詞
- やはりこんな戦いは我慢できない。パオラ、カチュア、エスト、帰りましょう。
- マリアは人質として捕らえられていただけなのに、どうして……許せない!!
- おとなしく降伏しろ。さもなくばマケドニアの敵として、お前を討つ!
- 誇りを胸に、正々堂々戦いたいものだ。
- ミシェイルとわたしはもはや兄妹には戻れぬ。だが、妹のマリアだけは幸せであって欲しい……。
- アルフォンス王子、彼には王としての器量がある。マルス王子を思い出す……。
- 今でこそ赤い竜騎士と呼ばれているが、昔はペガサスに乗っていたこともあった。とても可愛がっていたものだ……。
- わたしは王の器ではない。兄上に代わって国を治めていたこともあったが……反乱を起こされ、捕らえられ、醜態を晒した……。
己の無力さを思い知った……もしも君のような軍師が傍にいてくれたら……わたしは国を治められただろうか……。
君は不思議だな。わたしにもまだやれることがあると……そんな気にさせてくれる。
ありがとう。わたしも諦めず、前を向こう。君と共に……。
TCG『ファイアーエムブレム0(サイファ)』のブースターパック購入特典のダウンロードコードを入力すると
ペガサスナイトのミネルバを使用できる。
本編におけるペガサス枠としては天馬武者が存在し、ルート購入特典でダークファルコンも使用できるものの、本家ペガサスナイトは彼女の専用職となっている。
サイファ組は6章クリア後から使えるため特に序盤のお助け役として活躍し、中でも彼女は守備・魔防の高さとスキル「リフレッシュ」の存在から壁や囮に向く。
わたしの名はミネルバ。マケドニア王女だ。貴公がわたしを必要とするのなら、協力は惜しまない。
スマホゲーにも初期から参加中。イラストはDaisuke Izuka氏が担当されている。
緑属性の斧使い。当然飛行ユニット。
英雄戦争中から呼び出されているようで、台詞は兄妹仲を懐かしむものや、王族としての自信を失ったネガティブなものが占める。
武器はお馴染み『オートクレール』発動カウント-1にするという強力な効果を持つ。
デフォで守備を捨て攻撃面を高める『死線3』を持つなど、スキル面は強力。
しかし初期は赤属性の時代で冷遇され、青属性のラインハルトが勢力を拡大してきても、死線を抜きにしても魔防が低いミネルバでは本来有利なのに倒されてしまう。
さらに緑属性のナーシェンとミシェイルが入手しやすい大英雄だった事もあり……。
さらに時が流れ
花嫁ティアモや
総選挙リンという超強力な弓使いが現れてしまったため、ミネルバに限らず飛行ユニットにはつらい時代になった。
出典:ファイアーエムブレム無双公式HP、18年2月8日閲覧、
https://goo.gl/7pva9k、
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DLC「新・紋章の謎追加パック」の購入で仲間に出来る。クラスはドラゴンナイト/ドラゴンマスター。
装備はリメイク版準拠で、専用装備の「オートクレール」を持っている。
固有スキルは『アイオテの盾』。特攻効果を受けなくなるという強力な物。
本人の竜&飛行特攻は勿論、他の面々の特攻ダメージによる事故の可能性を大幅に少なくできる。
ただし、原作同様に魔法防御が完全に死んでいるので、ボス格の魔道士にはぶつけないように。
追記・修正は兄と敵対してからお願いします。
- ハマーン様とあやねるのドスの効いた声、どちらもカッコいい -- 名無しさん (2017-11-11 23:33:44)
- FE無双のDLCにも参戦が決まったようで・・・。 -- 名無しさん (2017-11-12 00:10:51)
- 聖戦のシグルドや烈火のヘクトルも武人としては申し分ないけど統治者もしくは人の上に立つことがその性格ゆえに不向きなのみると天は二物を与えずがしっくりくるかなあと。 -- 名無しさん (2017-11-12 00:13:27)
- 武人としては指折りの猛者で女性としても魅力的だが公人としての無能さというか拙劣さが大きく足を引っ張ってしまった印象 -- 名無しさん (2017-11-12 00:23:35)
- こき下ろす目的で必要以上に「典型的武人キャラ」な設定にされてる気がしてならない -- 名無しさん (2017-11-12 01:26:42)
- 篠崎砂美氏の小説だったと思うが着替えシーンがある 「訓練でやや筋肉が付いているものの年頃らしい肢体」という表現がエロい -- 名無しさん (2017-11-12 20:55:28)
- ヒーローズではこういう甲冑なのか -- 名無しさん (2017-11-13 10:06:57)
- 国を裏切った奴がその国にいたら、どんな目に遭うかぐらい誰だって想像付くだろう。バハムートラグーンのパルパレオスみたいに、自ら自滅の道を進んだ感じがする -- 名無しさん (2017-11-16 20:50:08)
- 箱田版(漫画)のミネルバだと、やたらと怒鳴ったり、マリオネスを無能だとバカにして嘲笑ったり、感情任せで思慮に欠けると「こいつ本当に王女が務まってんのか?」って思うぐらい、小物くさい印象だったな -- 名無しさん (2017-12-28 11:32:31)
- こういう天は二物を与えずなキャラ付けは加賀さんの作風って感じだ。主人公からして「人望熱く優秀な指導者だが武勇に秀でているわけではない」し(弱いわけではないんだろうけど)。他にもカシムなりカミュなり、シグルドやリーフもそんな感じする -- 名無しさん (2018-08-17 14:08:14)
- 振り切ったり悪い方向へ行ったのがヴァイダやアシュナードというところか -- 名無しさん (2018-08-17 14:09:41)