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2019-05-03

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・じぶんというものは、もっとも近いところにいて、
 話し合いのしやすい「自然」のひとつである。
 たくさんの食事をとると体重が増えるのかしら? 
 などということを試してみたいときでも、
 だれかに頼むわけにもいかないけれど、
 じぶんでやってみることならやりやすい。
 睡眠時間を少なくしていると体調を崩すのかな? 
 それもなんなら、じぶんでやってみたらわかるだろうさ。

 たのしく気軽に、じぶんで試してみる。
 じぶんを実験台にして、なにかをやってみることは、
 けっこう、ぼくの好きな遊びでもあるのだ。
 なにかのサプリメントが評判いいとか、
 こういう運動をするとこういう効果があるとか、
 こんなことを考えていると、なにかがうまくいくとか、
 興味があってもうちょっと知りたいことは、
 「やってみてもいいよ」と勇んで引き受けている。
 ま、あんまりめんどくさいことは遠慮するけどね。

 この数年の実験の経験をふりかえってみると、
 けっこう満足して続けているのは、
 大腿の大きな筋肉を育てるためのスクワットだ。
 いまは、ダンベルを両手に持って沈み込んでいる。
 風邪をひくと、このよい習慣が中断されてしまうのだが、
 それでも何度も復活して続いているのだから、
 じぶんでも納得しているということなのである。
 あとは、ヨーグルトを食べることなのだけれど、
 そこにいまは「水溶性食物繊維」というものも加えた。
 「ほぼ日」の読者の方に教わって試しているものである。
 いまのぼくは「腸」に興味があるので、実験中だ。
 いずれ、めんどくさくなってやめる可能性も高い。
 あとは、身体的な効果のことはよくわからないけれど、
 人のいないところで、意識的に笑うようにしている。
 口角をあげたとたんに、胃のあたりがゆるむのと、
 肋骨が開いて呼吸がらくになる気がするのだ。
 赤ん坊がよく笑うのを見て、
 「これは身体にもいいにちがいない」と思い、
 すきあらば笑うということをお試し中である。
 とにかく、「やってみよう」と思えば、すぐさま、
 「いいよ、やろう!」というじぶんがいて、うれしい。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
あと、ずっと気がかりでいるのはボイストレーニングだな。


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