福ちゃん通信 最終週
2019年3月29日
2018年10月06日 (土)
ヒロイン・福子役の安藤サクラさんが第1週を見ての感想は「1週目からこんなに飛ばしてたっけ、“朝ドラ”?」です。
そんなサクラさんが、1週間の放送の中から印象的だったシーンをピックアップ!
少女漫画のいろんなタイプのヒロインが集まっちゃった!
福子は今井家の三姉妹の末っ子。お父さんを早くに亡くしたため、お母さんの鈴さん(松坂慶子)と長女の咲姉ちゃん(内田有紀)との3人暮らし。次女の克子姉ちゃん(松下奈緒)は結婚していて四人目の子どもを妊娠中です。
「今井家の三姉妹はホントに性格、人間性がバラバラなんです。咲姉ちゃんは、ザ・少女漫画のヒロインのイメージ、克子姉ちゃんは自由で明るい大家族アニメの主人公、福子は楽天的で好奇心旺盛な妹キャラ。少女漫画の有名なヒロインが全部集まっちゃった!みたいな三姉妹なんです。この三人のキャラクターのバランスが絶妙だなと思います。特に鈴さんを中心に三人が集まった時は、それぞれのキャラクターの違いがよく表れているなと思います。性格は違うけど、みんなが家族を思い合っているのもすてきだなと思います」。
福子の制服に“着られてる”感。
女学校を卒業後、ホテルの電話交換手として就職した福子。幼い頃から学んだ英語力が認められ、ホテルの花形・フロント係に大抜てき!憧れの先輩・保科恵さん(橋本マナミ)と同じ制服を着て、フロントに立ちます。
「初めてフロントの制服を着た時、スタッフのみんなが『…』となってしまって。というのも、みんな、恵さんの制服姿のイメージがあったから、(それに比べて)『福ちゃん、似合わないー』って(笑)。みんなでケラケラ笑ったのがいい思い出です。福ちゃんの制服に“着られてる”感ね。でもそこは(演技にも)生かしていこう!ってことになりました」。
馬とセーラー服と私。
咲姉ちゃんの花嫁衣装を前に、三姉妹が思い出話をするシーンの回想で、咲さんに思いを寄せていた歯医者さん・牧善之介(浜野謙太)が白馬に乗って登場します。
「NHK大阪のスタジオに馬が入ったのは、(おそらく)初めてのことなんですって!なので、私もここぞとばかりにお馬さんをさわったりして(笑)。馬と一緒に登場する牧さんもホントにおもしろいキャラクターで、思わず撮影中に笑ってしまうほどでした。
この回想シーンで私はセーラー服を着ているんですけど、そこはもう悪あがきせずに、鈴さん、咲姉ちゃん、克子姉ちゃんと笑いながら撮影しました(笑)。ちょっとコスプレ気分の楽しい撮影でした」。
クランクイン前から練習した大事なシーン。
咲姉ちゃんと真一さん(大谷亮平)の結婚披露宴で、福子からの“特別なお祝い”として萬平さん(長谷川博己)が開発した幻灯機を使って二人の思い出写真を映し出すことに。萬平さんが準備に手まどっている間、福子はとっさの機転でスピーチを始めます。
「このシーンは初めて台本を読んだ時から、大事なシーンだと思っていました。2月くらいからこのセリフをベースに方言の練習をしていましたし、大阪に来たばかりの時は、このセリフの方言テープを聞きながら大阪の街を散歩したりもしていました。それに、なんと撮影日はちょうど娘の一歳の誕生日でもあったんです。お母さんが振袖で娘が一歳の誕生日を迎えるというのも、この現場ならではのスペシャルな思い出です」。
「それから、このシーンに出てくるお料理がとてもおいしそうだったんですけど、私はスピーチをしてるから全然食べられなくて。なのに、私の家族たちはパクパク何皿も食べてて(笑)。ずっと『食べたい、おなかすいた』って思っていました。最後のほうには我慢できなくなって、こっそり食べちゃいました。お魚の皮だけおいてあればお料理があるように見えるかな、とかいろいろ試行錯誤しながら、いっぱい食べました(笑)。とってもおいしかったです」。
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