SGホールディングスグループは、競争優位性の高い企業へと発展するために、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進に取り組んでいます。
特に女性の活躍推進においては、管理職への積極的な登用や女性による新規ビジネスの創出、職域の拡大、制度面の整備、風土改革などの取り組みを積極的に行っています。
SGホールディングスグループは、女性の活躍を推進するためにグループ横断で「わくわくウィメンズプロジェクト」に取り組んでおります。2016年度は、女性参画のビジネス創出や業務改善に取り組む事業所を表彰する「第4回わくわくアワード」及び、経営層・管理職のD&Iへの理解促進を目的にD&I推進の第一人者として名高い一部上場企業の経営者を招いた「ダイバーシティフォーラムbyわくわくウィメンズプロジェクト」を開催しました。
SGホールディングスグループは、管理職候補の女性社員を対象に、外部講師による「女性キャリア支援研修」を行っています。2017年度は3回の研修に約80名が参加しました。
役員・グループマネジャーとのディスカッションを交えながら、マネジメントスキルを学びます。また、現職の女性管理職との対話にヒントを得ることで、自身のキャリアビジョンとそれに向けた行動目標を策定しています。
SGホールディングスグループは、従業員自らがワークライフマネジメントを実践し、自身にあった働き方を選択できるよう、諸制度の拡充を行っています。短時間勤務制度の充実や男性従業員の育児休業取得促進などを実施し、子育てサポート企業としての認定マーク(愛称:くるみん)をグループ内の6社(※)が取得しています。
※SGホールディングス、佐川急便、佐川グローバルロジスティクス、SGHグローバル・ジャパン、SGシステム
SGシステムは、テレワーク制度の実現に向けたトライアルを実施し、テレワーク希望者のニーズの把握や適応業務の確認、導入ツールのセキュリティ検証などを行いました。
佐川急便では、登録者と業務委託契約を結ぶ「宅配メイト」という働き方を提案しています。報酬は荷物1個あたりの契約単価に基づく出来高制で、アルバイト・パートのように時間で区切った勤務シフトが組まれるわけではなく、都合の良い時間帯や曜日を選んで自分のペースで働けるのがポイントです。
佐川グローバルロジスティクスでは、勤務日や勤務時間を自由に選択できる「Logiシフト」で空いている時間に検品や梱包などの倉庫内作業を行える勤務制度を設け、主に主婦層などのパートタイマーが働きやすい環境を整えています。
SGホールディングスグループは、社会問題になっている待機児童の解消や、女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援を目的に、グループ初となる事業所内保育園「SGH Kids Garden」を2017年4月に開設しました。「SGH Kids Garden」では、認可保育園同等レベルの教育、安全を実現し、ランドリーやお昼寝用タオル等のオプションサービスも充実。グループ内従業員の復職支援はもちろん、従業員の配偶者の社会進出の一助としても貢献します。
SGホールディングスグループは、多様な人材がさまざまな分野で勤務し活躍しています。外国籍従業員は約5,200名が在籍し、一部の事業会社では日本で働いた経験を活かし、帰国後も現地法人で継続して勤務できる仕組みを設けています。定年退職者の継続雇用も推進し、それまでの経験を活かして活躍できる機会を広げるよう再雇用推進策を検討しています。障がいのある方が個性と能力を発揮していきいきと働くことができるよう、障がい者雇用のための正しい知識の習得と社内共有など、環境の整備を進めています。