【ドラニュース】ロメロ、悪夢…天井直撃ポテン打 直後、決勝3ラン浴び来日初黒星2019年5月3日 紙面から
令和初星が遠い。中日は2日の巨人戦(東京ドーム)で痛恨の逆転負け。計5点を失った5回はエンニー・ロメロ投手(28)が勝ち越し3ランを浴びたが、直前には不運とは言い切れない天井直撃の同点劇があった。これで令和に入って2連敗、3カード連続の負け越しとなった。 快音が響いた瞬間、グラブをマウンドにたたきつけていた。来日2連勝だったロメロが沈んだ。同点となった5回2死一、三塁から陽岱鋼に勝ち越し3ランを被弾。144キロ直球を捉えられ、来日初黒星を喫した左腕は「最後の回は失投が多かった」。こう振り返ったが、何も1人だけの責任ではない。その直前、不運では片付けられない出来事が起こっていた。 炭谷のソロで1点差に迫られた直後の2死一、二塁、岡本を左翼方向の飛球に打ち取った。ピンチ脱出、と思いきや…。打球はグングン上へ伸びると、何と天井のつなぎ目あたりに直撃。角度が変わり、三塁後方にポトリと落ちた。結果は三塁への内野安打で同点。“悲弾”は、その直後の初球。感情が爆発した理由をロメロは「本塁打を打たれたからじゃなく、捕手のサインに首を振って甘く入ったのが悔しかった」と自分を責めたが、気落ちしていても、不思議ではなかった。 「ドーム球場はこういうことが起こり得る。しっかり最後まで目で追っていたかどうか、その辺をしっかりやっていかないといけない」 試合後、こう厳しく指摘したのは与田監督だ。左翼・福田が「天井に当たったのも分かったが、あれに追いつくのは無理」と話したように外野手が捕球するのは無理だろう。だが、遊撃や三塁はどうだったのか。三塁・高橋は「天井に当たったのは分からなかった」と言えば、遊撃・京田は「レフトフライと決めつけてしまったし、見失ってしまった。まさか天井に当たるとは思わなかった。しっかり見ておけばという反省がある」と悔やんだ。今回はかなりのレアケース。だが、そこまで想定するのがプロ、ということだが…。 「(天井に)当たったボールは軌道が変わるから確かに捕るのは難しいが、ホントにボールに対する意識がしっかりあったかどうかが問題。こういうことが続かないようにしないといけない」
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