アリシー

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一人暮らしも極まれり カマタミワさんのマンガでお一人様スキルをアップする

一人暮らしも極まれり カマタミワさんのマンガでお一人様スキルをアップする

長年一人暮らしを続けていると、独自の習慣やマイルールができるものですよね。あなたは、一人暮らしで身についた習慣はありますか?

10年以上前に買ったおしゃれ着が部屋着になるの、あるある!! しかも長く着すぎて穴が空いているのも共感……。

こんなお一人様あるあるや面白エピソードをマンガに描いているのはイラストレーターのカマタミワさん。Twitterやアメブロで大人気なんですよ。思わず吹き出しそうになるネタの数々、一体どのように考えているのでしょうか? カマタさんにインタビューしてみました。

■誰かに笑ってほしい

──まずは、プロフィールを教えてください。

「フリーイラストレーターのカマタミワです。約4年の会社勤めを経て独立、2005年より雑誌や書籍、Webメディアなどで活動しています」

──昨年12月に出版された『ひとりぐらしも極まれり』(KADOKAWA刊)を含めて4冊の著書があるカマタさん。マンガを描き始めたきっかけはどんなことだったんでしょうか?

「子どものころから絵を描くのが好きで、ギャグマンガ家を目指して雑誌のマンガ賞に投稿していましたが、デビューには至らず。方向転換してイラストレーターになりました。10年経ったあたりで、『やっぱり漫画を描きたい! それも思い切りバカバカしいものを! そして誰かに読んで笑ってもらいたい!』という気持ちが積もり、イラストの仕事の合間にマンガを描いてブログで公開するようになりました」

──ブログで公開するようになって変わったことはありますか?

「予想以上にたくさんの方がブログを読んでくださって、マンガのお仕事をいただけるようになり、本当にありがたいです。周りの人たちからも『これネタになるんじゃない?』とイベントに誘ってもらえたり、面白い体験談を聞かせてもらえたりするようになりました」

■一人暮らしを笑うには

──何度も繰り返す悲劇! 普段は、どういうところからマンガのネタを拾っているのでしょうか?

「私は記録魔で、20年くらい日記をつけ続けているのですが、その中からマンガのネタを探すことが多いです」

──一人暮らしで起こる小さなトラブルなどを、笑えるマンガに昇華されていますよね。通常なら落ち込みそうなものですが、ネタとして捉えるコツのようなものはありますか?

「電気料金を支払い忘れて、社会人になってから電気が止まった時などは一応1回は落ち込んでいます(笑)。ですが、私は自分に対する期待値があまり高くないので、『私だから仕方ない』という気持ちがどこかにあって、気を取り直すのが早いのかもしれません。なのでコツは……自分への期待値を下げて『しょうがない、次は気を付けよ』って思うことかな?」 

──切り替えが早いんですね。

「あ、でも作ったばかりのご飯をひっくり返した時は、ひたすらに落ち込みました。食べ物系は落ち込みます! 次、気を付けよう……」

■街で遭遇する人々

──反響の大きかったマンガや、お気に入りの作品はどれでしょうか?

「プールのおばあちゃんたちの話が人気でした。私も一番描きたかった方々で、お気に入りです」

誰も知り合いがいないと思ってたけど、しっかり見られていた! しかも応援してくれている! このエピソードは続きがあるので、気になる方はブログをチェックしてくださいね。

──衝撃の常識のマンガが筆者のお気に入りなのですが、カマタさんは街で不思議な人に遭遇することが多過ぎませんか(笑)。カマタさんの観察力が鋭いのかなと思うのですが、その引き寄せ力を育むコツはありますか?

「仕事などで頭がいっぱいの時は何もネタに出合わないですね。余裕があってゆったりしていたり、ぼーっとしたりしている時に面白いものを見つけることが多いです。なので、頭をからっぽにするのがコツかも」

■カマタミワ流一人暮らし

──今後の活動の予定を教えてください。

「まだお知らせできないのですが、新連載が始まります。フィクションのマンガも描いてみたいです」

──最後に一人暮らししている読者へメッセージをお願いします。

「私は一人暮らし歴20年なのですが、まだまだ楽しいです! 全く飽きません。一人暮らしをしていると、自然と一人でできることが増えるので、そのたびに『自分すごい、天才!』と自分で自分をほめちぎってあげましょう。『一人で生活を頑張ってるだけで、充分えらい!』って常に思うのが、楽しく一人で暮らすコツの一つだと思います(笑)。

寂しい時は逆に、この究極の自由を楽しむ方向に心を持って行くと良いです。実家じゃできないことに挑戦してみるとテンションが上がりますよ。

今後も一人暮らしの日常をブログや書籍で描いて行く予定なので、もし一人が寂しい気分の時や、他の一人暮らしの人の生活を知りたい時、一人暮らしにマンネリ気味の時など、ぜひ読んでみてください」

筆者もやってみましたが、めっちゃ楽しかったです(笑)。こんなお風呂の楽しみ方があったとは……。


一人暮らしを最大限に楽しむカマタミワさん。一人暮らし経験者なら共感すること間違いなし、未経験者なら新たな発見があるかも! 気になった方は、書籍やブログ、Twitterをチェックしてみてくださいね。

<画像提供>カマタミワ

(田中いつき+ノオト)

東京・銀座にオープン! 無印良品の世界旗艦店ってどんなお店?

東京・銀座にオープン! 無印良品の世界旗艦店ってどんなお店?

4月4日、東京・銀座に無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」がオープンしました。10階建てのビルには「MUJI HOTEL」やレストラン「MUJI Diner」も入り、無印良品の店舗では世界最大規模を誇ります。日用品はもちろん、青果・お弁当コーナーやベーカリー&ジューススタンド、ブレンドティー工房、刺繍や本の仕立てを行うデザイン工房など「衣・食・住」すべてを網羅する売り場が充実。早速、この新しい無印の他店にはない新しい見どころをレポートします。

■お弁当サービスやジューススタンド……「食」への取り組みが拡大

「ヒトとつながる」「マチをつなげる」をコンセプトにつくられた「無印良品 銀座」。新たな取り組みや見どころは多いのですが、中でも「食」の領域を拡大しているところが今回の店舗のポイントです。銀座店のオープンに伴い閉店した有楽町店でも展開していた青果コーナーも大充実!

これまでにはなかったお弁当・サラダの販売もスタートしました。無印らしくシンプルな原材料を使った、化学調味料不使用で安心して食べられる「日替わり弁当」は750円。

他にも、カオマンガイやビビンパなど6種類を用意している「世界のローカルごはん」(650円)に、サラダ(500円)やカットフルーツ(400円)などがあり、近隣に暮らす方や職場が近い方にとってはうれしいサービスです。

また、銀座という街ではなかなかない朝7時半開店のベーカリーコーナーも。

おすすめはこちらのロールパン(90円)。

バターがたっぷり練り込まれたもっちり食感のロールパンは、フランス産ゲラントの塩がアクセント。試食をいただきましたが、ロールパンというよりクロワッサンのようなバター感&サクフワ感! ロールパンの概念が覆りそうなおいしさです。リピート買い間違いなしの一品。お値段も安いので、まとめ買いしたくなります。

他にも、毎日でも食べられる飽きのこないシンプルなパンが多くラインナップされています。コーヒーサービスもありますよ。

そして、女子が大好きなジューススタンドも! 季節の野菜やフルーツをふんだんに使ってスパイスやハーブをきかせた新鮮なフレッシュジュースや、牧場直送のジャージー牛乳を使ったソフトクリームが楽しめます。ジュースはSサイズ350円、Mサイズ480円。ソフトクリームは380円です。

この日のラインナップはいちごビーツ、オレンジキャロット、アボカドケール、ジンジャーパインの4種でした。

素材をまるごと味わえて栄養もたっぷり。お店に来たらマストで飲みたいですね。

■試飲もできる! ブレンドティーのオリジナルセレクト

大型店のコンテンツとして銀座でトライアルスタートしたのが「ブレンドティー工房」。32種類のレシピからお好みのお茶をその場でブレンドしてくれます。

まずは「リフレッシュ」「リラックス」「おやすみ前」「お食事と」という4種類の飲むシーンから気分に合ったものをセレクト。そのあと「有機緑茶」「有機ほうじ茶」「有機スイボスティー」の中から茶葉を選び、32種類用意された香りや味わいのレシピを選び、最後にグラム数と包装袋を決めてできあがり。

ギフト用には、こんなスタンプも用意されていました。文房具コーナーに置かれているのを見たことがある方も多いと思いますが、ノートなどに自分用の印をつけるためにスタンプを押せるサービスです。包装紙にお好みのスタンプを押せば、オリジナリティーも出すことができますね♪

■「MUJI Diner」では時間帯向けの定食サービスも

無印良品のレストラン「MUJI Diner」もオープン。

7:30~11:00は朝食、11:00~15:00は昼食、17:00~22:00は夕食と、時間帯によって提供される定食が変わります。

また、友人同士や家族で同じテーブルを囲んで一緒に食べられる小皿料理・大皿料理も。サラダバーやワインバーもあるので、つい長居してしまいそうです。

こちらは豆腐工房。こだわりの大豆を使用した、できたてのおぼろ豆腐をその場で提供してくれます。

試食でいただきましたが、大豆の濃厚な風味がダイレクトに感じられるやさしいお味。できたてをいただけるのがうれしいですね。

「素の食」をテーマにしており、野菜も肉も魚もすべて、生産地や生産者がわかる食材で作られています。

こういった「食」への取り組みは、他店へも拡大していく狙いだそう。今後は全国の大型店舗を中心に、サービスが拡大していきそうですね。

■デザイン工房では刺繍や本の仕立ても

ところで、無印良品に刺繍のサービスがあるのをご存知ですか?

店舗内で購入した服やバッグなどの布製品にお好みの刺繍を施してくれるサービスです。現在、全国のいくつかの店舗で実施されていますが、今回新たなバリエーションを追加して大人も普段使いできるような刺繍を増やしたそう。

アルファベットで自分のイニシャルの刺繍を入れたり、好みの動物などの刺繍を入れても可愛いですね。価格も200円~とリーズナブル。無印の商品はシンプルなデザインのものが多いだけに、刺繍のワンポイントが映えそうです。

デザイン工房の隣には、本のコーナーも充実しています。「MUJI BOOKS」は店舗によって今までもありましたが、今回、新たに「本の仕立てBOOKS工房」という、好きな本と末永く付き合っていくためのお直しサービスが始まりました。本のリペア&リメイクをしてくれるなど、本好きにはうれしいサービスです。「MUJI BOOKS」には、コンセントやWi-Fiが使える小さなカフェスペースも。お気に入りの本を見つけたら、早速ここで読みふけりたいですね。


食の取り組みをはじめとした、人々の「感じ良い暮らし」を実現するさまざまな商品やサービスが従来よりもわかりやすく、パワーアップして展開している「無印良品 銀座」。日本では初となる無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」も同時オープンしたので、地方から東京に来る際には宿泊を視野に入れてもいいかも。無印の世界観を一同に感じられる「無印良品 銀座」、ぜひ訪れてみて。

(アリシー編集部+小林麻美)

※価格は税込です。

written by

小林麻美
小林麻美
ミーハー成分多めなフリーの編集兼ライター。三十路を過ぎて二度の出産を経て、体力の低下を実感中。疲れても疲れてなくても、何はなくとも甘いものを摂取していたい。家族旅行やお出かけも大好きだけど、基本は家でマンガを読みながらゴロゴロするのが好きなインドア派。
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