アリシー

自分をスキになるって、意外とカンタン。
さよなら、平成。私も前に進むよ。
猫が同僚になったら……!? 清水めりぃさんの猫マンガでモフモフする

猫が同僚になったら……!? 清水めりぃさんの猫マンガでモフモフする

ある日起きたら猫になっていた!? そんなびっくりストーリーがTwitterで話題の「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話」。

猫になっても出社する偉いモフ田くん。ブラックだった会社をホワイトにすることに成功! 

社長のお嬢さんだけでなく、強面の上司もモフ田くんの魅力にメロメロ。出向のスコさんもどうやら猫のよう。うちの会社にも猫社員が現れないかなぁ……なんて思ってしまいますよね。猫愛溢れる作品の作者・清水めりぃさん(@zatta_shimizu)にお話を伺いました。

■溢れる猫愛

――清水さんのプロフィールを教えてください。
「本業は東京で働く会社員で、絵を描いたり、デザインやアニメーションを作ったりと、いろんな仕事をしています。子供の時からずっと猫と過ごしていて、今は三毛猫のりんちゃんと、ノルウェージャンフォレストのめめちゃんと暮らしています。ちなみに私のペンネームの『めりぃ』は先代を含めた3匹の愛猫の名前から1文字ずつ貰ったものです」

――モフ田くんはどんな時に生まれたキャラクターでしょうか?
「趣味で思いついた猫マンガを自由に描いているのですが、カラフルなマンガが描きたくなってモフ田くんのマンガを描きました。灰色や白灰色の猫にずっと憧れていたので、そこからモフ田くんが生まれました。話の内容は社畜が猫になったらどう変化していくかなと、ペンが走るままに描いてできあがったマンガが『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』でした。」

――お気に入りの作品はどれですか?また、評判の大きかった作品はどれでしょうか?
「一番お気に入りの話は実は単行本の書き下ろしに入っています。私が間違って1ページ余分に描いてしまったんですが、その余分な1ページが実はお気に入りでどうしても入れたくて、担当さんにも『できれば入れたい』って相談しました。

反響が大きかったのは遠野さんがカツアゲされているのをモフ田くんが助ける回でした。「私も壁モフされたい」というお声がありました。あとカツアゲしてたタッちゃんが人気でしたね。タッちゃんは私もまだ掘り下げたいと思っているので、またいつかどこかで出してあげたいな~と考えています」

――助けた女性こと遠野さんは実はモフ田くんの会社の社長のお嬢さん。つまり後にモフ田くんのお嫁さんになる方だったのでしたよね。ところで、清水さんがマンガを描かれるようになったのはナゼでしょうか? 
「元々、猫マンガではない創作活動をいろいろしていたのですが、2018年の春ぐらいに行き詰まってしまいまして。もうマンガや絵を描くのをすっぱり辞めるかどうしようか悩んでいた時に、以前エイプリルフールで『私のアカウントが愛猫(三毛猫のりん)に乗っ取られた』って嘘をついたことを思い出したんです。

『りんのこと三毛猫だと思ってたでしょ? 実はりんは白猫で、毎日模様を塗ってもらってるの』と猫のりんになりきってツイートしたんです。これをマンガにしてみようと思って、描き始めたのが『猫塗り屋』というマンガです。それから猫マンガを描くようになりました」

りんちゃんかわいい♪ 続きは清水さんのTwitterで読めますよ。また、その他の猫マンガもたくさんアップされています! 


――Twitterで公開するようになって変わったことはありますか? 
「趣味で描き始めたのに、僅かな期間で出版社の方から声がかかり、単行本が出ることになりました。本当に本になるのか、本にできるほど描けるのか、不安すぎて変な悪夢を見たりも。『猫になって人生が変わった話』を書いたら、私の人生が変わりました(笑)。それに猫愛が全然とどまるところを知らず、猫マンガを200ページ以上描いてもまだ描き足りなくて、自分の猫好きさにとても驚いています。

同僚や友人たちにも知ってもらえて、嬉しいやら恥ずかしいやらありがたいやら。マンガを読んで下さった方々が『この話好き』『感動した』等と言ってくれるのを見ると本当に嬉しく思いますし、以前に増して毎日が楽しいと思えるようになりました」

実は2月15日に「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話 モフ田くんの場合」(KADOKAWA刊)が発売されたばかり。先輩や同僚との会社での日々がたっぷりと読めますよ。

■モフ田くんの秘密

――マンガを描くのはどんな時が多いですか? 
「描くのは会社が休みの土日祝日と仕事が終わった後の夜間ですね。話を思いつくのは通勤で歩いている時や同僚と話している時、眠る直前が多いです。あとは私の失敗談や猫に関する実体験を元にしたり、こんな出来事が起こって欲しいという理想を元にしていたり……。連想ゲームみたいに考えていたりすると、ポンッて話を思いつきます」

――会社員だけどやっぱり猫なモフ田くん(笑)。猫飼いさんならうなずける“猫あるある”ですね。そんなモフ田くんの秘密を教えていただけませんか?
「実はモフ田くんには妹がいます。モフ田くんのあの落ち着きっぷりはお兄ちゃんかな~と思っています。でも妹も苗字がモフ田になるので出せないままです(笑)」

――妹は人なのか猫なのか、とっても気になります! このエピソードが登場するのを楽しみにしていますね。今後の活動の予定はありますか?
「竹書房さんの『まんがライフオリジナル』4月号にお邪魔させていただくことになっています。3月号でも予告が載っているので、良かったらチェックしてもらえると嬉しいです。こちらでももちろん猫が出てきます」

――最後に読者へのメッセージをお願いします。
「この記事や私の作品を見てくれている皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。そして、まだ私の作品を見たことがないという方は是非一度Twitterやpixivで見てもらえると嬉しいです。お好きな猫が一匹でも見つかればいいなと思っています。単行本も描き下ろしをたくさん描きましたので、読んでもらえるとさらに嬉しいです」


猫好きな人はもちろん、働く人すべてにチェックして欲しい「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話」。ぜひモフ田くんを仮想モフモフして癒やされてくださいね。

<画像提供>清水めりぃ

(田中いつき+アリシー編集部)

東京・銀座にオープン! 無印良品の世界旗艦店ってどんなお店?

東京・銀座にオープン! 無印良品の世界旗艦店ってどんなお店?

4月4日、東京・銀座に無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」がオープンしました。10階建てのビルには「MUJI HOTEL」やレストラン「MUJI Diner」も入り、無印良品の店舗では世界最大規模を誇ります。日用品はもちろん、青果・お弁当コーナーやベーカリー&ジューススタンド、ブレンドティー工房、刺繍や本の仕立てを行うデザイン工房など「衣・食・住」すべてを網羅する売り場が充実。早速、この新しい無印の他店にはない新しい見どころをレポートします。

■お弁当サービスやジューススタンド……「食」への取り組みが拡大

「ヒトとつながる」「マチをつなげる」をコンセプトにつくられた「無印良品 銀座」。新たな取り組みや見どころは多いのですが、中でも「食」の領域を拡大しているところが今回の店舗のポイントです。銀座店のオープンに伴い閉店した有楽町店でも展開していた青果コーナーも大充実!

これまでにはなかったお弁当・サラダの販売もスタートしました。無印らしくシンプルな原材料を使った、化学調味料不使用で安心して食べられる「日替わり弁当」は750円。

他にも、カオマンガイやビビンパなど6種類を用意している「世界のローカルごはん」(650円)に、サラダ(500円)やカットフルーツ(400円)などがあり、近隣に暮らす方や職場が近い方にとってはうれしいサービスです。

また、銀座という街ではなかなかない朝7時半開店のベーカリーコーナーも。

おすすめはこちらのロールパン(90円)。

バターがたっぷり練り込まれたもっちり食感のロールパンは、フランス産ゲラントの塩がアクセント。試食をいただきましたが、ロールパンというよりクロワッサンのようなバター感&サクフワ感! ロールパンの概念が覆りそうなおいしさです。リピート買い間違いなしの一品。お値段も安いので、まとめ買いしたくなります。

他にも、毎日でも食べられる飽きのこないシンプルなパンが多くラインナップされています。コーヒーサービスもありますよ。

そして、女子が大好きなジューススタンドも! 季節の野菜やフルーツをふんだんに使ってスパイスやハーブをきかせた新鮮なフレッシュジュースや、牧場直送のジャージー牛乳を使ったソフトクリームが楽しめます。ジュースはSサイズ350円、Mサイズ480円。ソフトクリームは380円です。

この日のラインナップはいちごビーツ、オレンジキャロット、アボカドケール、ジンジャーパインの4種でした。

素材をまるごと味わえて栄養もたっぷり。お店に来たらマストで飲みたいですね。

■試飲もできる! ブレンドティーのオリジナルセレクト

大型店のコンテンツとして銀座でトライアルスタートしたのが「ブレンドティー工房」。32種類のレシピからお好みのお茶をその場でブレンドしてくれます。

まずは「リフレッシュ」「リラックス」「おやすみ前」「お食事と」という4種類の飲むシーンから気分に合ったものをセレクト。そのあと「有機緑茶」「有機ほうじ茶」「有機スイボスティー」の中から茶葉を選び、32種類用意された香りや味わいのレシピを選び、最後にグラム数と包装袋を決めてできあがり。

ギフト用には、こんなスタンプも用意されていました。文房具コーナーに置かれているのを見たことがある方も多いと思いますが、ノートなどに自分用の印をつけるためにスタンプを押せるサービスです。包装紙にお好みのスタンプを押せば、オリジナリティーも出すことができますね♪

■「MUJI Diner」では時間帯向けの定食サービスも

無印良品のレストラン「MUJI Diner」もオープン。

7:30~11:00は朝食、11:00~15:00は昼食、17:00~22:00は夕食と、時間帯によって提供される定食が変わります。

また、友人同士や家族で同じテーブルを囲んで一緒に食べられる小皿料理・大皿料理も。サラダバーやワインバーもあるので、つい長居してしまいそうです。

こちらは豆腐工房。こだわりの大豆を使用した、できたてのおぼろ豆腐をその場で提供してくれます。

試食でいただきましたが、大豆の濃厚な風味がダイレクトに感じられるやさしいお味。できたてをいただけるのがうれしいですね。

「素の食」をテーマにしており、野菜も肉も魚もすべて、生産地や生産者がわかる食材で作られています。

こういった「食」への取り組みは、他店へも拡大していく狙いだそう。今後は全国の大型店舗を中心に、サービスが拡大していきそうですね。

■デザイン工房では刺繍や本の仕立ても

ところで、無印良品に刺繍のサービスがあるのをご存知ですか?

店舗内で購入した服やバッグなどの布製品にお好みの刺繍を施してくれるサービスです。現在、全国のいくつかの店舗で実施されていますが、今回新たなバリエーションを追加して大人も普段使いできるような刺繍を増やしたそう。

アルファベットで自分のイニシャルの刺繍を入れたり、好みの動物などの刺繍を入れても可愛いですね。価格も200円~とリーズナブル。無印の商品はシンプルなデザインのものが多いだけに、刺繍のワンポイントが映えそうです。

デザイン工房の隣には、本のコーナーも充実しています。「MUJI BOOKS」は店舗によって今までもありましたが、今回、新たに「本の仕立てBOOKS工房」という、好きな本と末永く付き合っていくためのお直しサービスが始まりました。本のリペア&リメイクをしてくれるなど、本好きにはうれしいサービスです。「MUJI BOOKS」には、コンセントやWi-Fiが使える小さなカフェスペースも。お気に入りの本を見つけたら、早速ここで読みふけりたいですね。


食の取り組みをはじめとした、人々の「感じ良い暮らし」を実現するさまざまな商品やサービスが従来よりもわかりやすく、パワーアップして展開している「無印良品 銀座」。日本では初となる無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」も同時オープンしたので、地方から東京に来る際には宿泊を視野に入れてもいいかも。無印の世界観を一同に感じられる「無印良品 銀座」、ぜひ訪れてみて。

(アリシー編集部+小林麻美)

※価格は税込です。

written by

小林麻美
小林麻美
ミーハー成分多めなフリーの編集兼ライター。三十路を過ぎて二度の出産を経て、体力の低下を実感中。疲れても疲れてなくても、何はなくとも甘いものを摂取していたい。家族旅行やお出かけも大好きだけど、基本は家でマンガを読みながらゴロゴロするのが好きなインドア派。
この記事へのご意見はこちら