伝えたいことは「身体のことを知ってほしい」

宮崎北斗騎手 インタビュー中
――最後に、トレーニングをする上で一般の人に伝えたいことはありますか。 宮崎:一言で言ってしまえば、身体のことを知ってほしいということです。僕たちが生きていく中で身体を使わない日はありません。僕みたいなアスリートであっても、オフィスワーカーであっても、目を使って見て、耳を使って聞き、指を使って書いています。自分の身体と脳を働かせて生きているわけなので、人生の質に直接影響してるそれらのコンディションを整える方法を伝えたいです。
あと、Youtubeで動画を上げたりするのも今まで恥ずかしかったというか、理解してもらえなかったというか、
ジョッキーが何してんだよって叩かれることも多くて、今まではこういうものを出していくのはどうかのか、と思っていたんですけど、今はジョッキーでも一般の方と同じようにテレビに出たりもするし、釣り行ったりもするし、ゴルフ行ったりもするし、趣味もいっぱいあるじゃないですか。僕そのなかで
自分の身体を追求してくことが趣味なんで(笑)。で、そういうところをみてもらえたらなと思って始めてます。
今後もトレーナーとしてジョッキーと二刀流を続ける宮崎北斗騎手。身体を動かすだけがトレーニングだと思っている人も多いなか、動画やツイートを見て、脳科学から考えるトレーニングに触れてみればカラダの常識を覆すかもしれない。
【宮崎北斗】
JRA騎手。2007年初騎乗。2008年と2010年にセラフィックロンプとのコンビで愛知杯を2度制覇。2014年に第6胸椎圧迫骨折のため長期休養していたが、その間に日本でわずかしかいない「Z-HEATH」の資格を取得。平日は「
BODY DISCOVERY STUDIO」でトレーナーとしても活動している。1989年3月12日生まれ、30歳。Twitter:
@BodyDiscovery 取材・文/セールス森田 取材・写真/佐藤永記(シグナルRight)