トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

令和初のタイトルマッチ 日本フェザー級はドローで源が薄氷防衛

2019年5月2日 紙面から

ドロー決着に複雑な表情の挑戦者・阿部(左)。王者・源は左目がほぼふさがっている=後楽園ホールで(藤本敏和撮影)

写真

◇日本フェザー級タイトルマッチ<10回戦>

 ボクシングの令和初王座戦となる日本フェザー級タイトル戦が1日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・源大輝(28)=ワタナベ=と挑戦者で同級1位の阿部麗也(26)=KG大和=は10回判定で引き分けた。パンチ力のある源は初回、2回と立て続けに右でダウンを奪ったが、3回以降はスピードと技術に勝る阿部のジャブとストレートを浴び続け、ジャッジ3人のうち2人はドロー、1人は阿部。源にとっては薄氷のドロー防衛となった。

 源は「序盤に思いのほか右が入ったので大振りになってしまった。1人向こうにつけているし、防衛という気はしない。阿部君は強かったっス」と腫れた顔面を冷やしながら唇をかんだ。一方の阿部はきれいな顔ながら「相手の右が強く萎縮した。勝てた試合だったけど、2回もダウンしたので大きなことは言えない」と苦笑いした。

 世界ランクは阿部がIBF4位&WBC9位で、源はWBC14位。試合後、異口同音に再戦を希望した世界ランカー2人は、令和ボクシング界の新たなライバルとなった。 (藤本敏和)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ