いたずらっぽく笑う風間監督の表情が、会見場を和ませた。
「グルグル回ってたよなー。時間あったんだから、飛行機の中で会見やっちゃえばよかったんだよ」。28日に行われた第9節・広島戦を2日後に控えた公式会見での、指揮官の第一声だ。
背景は25日の移動日にある。24日のルヴァン杯アウェー大分戦の翌日、チームは移動練習した。その道のり、中部国際空港の天候不良により、機体は上空を旋回。予定より約50分遅れで着陸した。遅れる可能性は離陸前からアナウンスされていて、指揮官は冗談で“機内会見”を提案してもいた。
チームは28日の広島戦で勝利して2位に浮上した。クラブにはハプニングを乗り越え、上昇気流を感じながら、優勝への安定飛行を演じてもらいたい。