【大リーグ】マエケン500奪三振! 「明日は令和Tシャツ着て球場来たい」2019年5月1日 紙面から
◇ジャイアンツ3-2ドジャース米大リーグは4月30日、各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(31)は敵地サンフランシスコでジャイアンツ戦に先発。平成最後のメジャー日本投手の登板は、毎回の7安打を浴びながら5イニング0/3を無失点。勝利投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が逆転を許して4勝目はならなかった。この日の3奪三振でメジャー日本投手で9人目の通算500奪三振をマークした。 時代の最後が味方してくれたのだろうか。前田は多くの幸運に見舞われた。試合を通じて制球に苦しみ、出した走者は毎回の7安打と2与四球で計9人。共同電によれば、自ら「変化球は全部良くなかった。スライダーなんか、ほぼ曲がっていない」と評した。 だが、鋭い打球が計4度も野手の正面に飛び、味方野手も好守の連発でアシスト。7安打以上を許したのはメジャー通算14度目で、そのうち過去最少は3失点だったが、この日は6回途中を今季初の無失点に抑えた。救援陣が試合をひっくり返されて4勝目こそ逃したが「令和も頑張ります。明日は令和のTシャツを着て球場に来たい」と、平成を前向きに締めくくった。 5回は宝刀チェンジアップでベルトから奪った空振り三振で、日本投手9人目のメジャー通算500奪三振に到達した。最初に達成したメジャー日本投手は、1995年に平成最初の日本人大リーガーとしてデビューを果たしたドジャースの野茂英雄。同じ大阪府生まれの前田は「野茂さんが投げていたときは少年野球で、プロになりたいと頑張っていた。いまここに立てているのは光栄だし、不思議な気持ち。平成に感謝したい」と感慨深げに語った。 ◆500奪三振のスピード記録投球回数で最速は、ダルビッシュの401イニング2/3。以下野茂444イニング2/3、前田468イニング、上原482イニング2/3、松坂539イニング1/3、田中548イニング、岩隈597イニング2/3、黒田672イニング2/3。大家868イニング。試合数では、ダルビッシュ61試合、以下野茂66試合、田中86試合、松坂91試合、岩隈103試合、前田106試合、黒田111試合、大家159試合、上原366試合。
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