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【ドラニュース】

竜打線よ もっと積極的に!! G菅野攻めあぐね4位転落

2019年5月2日 紙面から

9回表無死一、三塁、ビシエドが中前適時打を放つ(中嶋大撮影)

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 竜戦士よ、難敵には牙をむけ-。中日は令和の初戦となった1日の巨人戦(東京ドーム)で、1-5と完敗。巨人・菅野の前に完封を逃れるのがやっとで阪神が勝ったため、4位に転落した。中日・与田剛監督(53)は球界No.1投手攻略に向け、超攻撃的な姿勢の必要性を強調。令和初黒星を糧に巻き返しを期す。

 最後の打者・堂上が併殺打に倒れた瞬間、与田監督は険しい表情で三塁ベンチ裏に消えた。9回無死一、三塁からビシエドが中前適時打で完封を逃れるのが、せめてもの抵抗。巨人のエース・菅野を攻めあぐんだ。5回まで4度の三者凡退。6回も2死から一、三塁と好機をつくったが、ギアを一段も二段も上げた菅野の前に、大島が空振り三振に倒れた。

 先発のベテラン・山井が2回までに5点を失う厳しい展開。与田監督は「そりゃ、もう、野手はキツい。ちょっと点の取られ方が悪いので…」と表情をゆがめた。ただ、12球団トップのチーム打率を誇る強竜打線。難敵相手とはいえ、何とかしなければいけなかった。

 難攻不落の右腕攻略には、技術的にも精神的にもおのずと高いスキルが求められる。与田監督は「スイング力であったり、ストライク、ボールの見極めであったり、いい投手を相手に簡単ではないが、そういったところができるようになっていかないと、なかなか攻略は厳しい。まだチャートを全部見ていないが、甘い球の見逃しも当然あるはず」と指摘。さらに語気を強めたのが、精神面でのもろさだ。

 「どうしてもいい投手と対戦する時は、精神的にもいろいろと考えすぎてしまうところもある。もっともっと、こっちがアグレッシブに行かないといけない。挑戦者の気持ちで行かないといけない」

 菅野撃破には、超攻撃的姿勢あるのみ。受け身に回っては話しにならない。石にかじりついてでも出塁…そんな姿勢こそが、突破口を開くというわけだ。同一リーグである以上、再び菅野との対戦は避けられない。指揮官はよくこう言う。

 

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