平成最後のバイトテロか…。自動車用品チェーン「イエローハット」は26日、アルバイト従業員による不適切動画について、公式サイトで謝罪した。

 問題の動画はイエローハットと書かれた作業服を着た男性が店頭に並ぶタイヤに跳び蹴り、回し蹴りをしたり、ホイールに火を着けたりするもの。25日にツイッターに投稿され、拡散した。

 イエローハットはユーザーから通報を受け調査を開始し、26日、「動画は1~2年前に静岡県の富士宮店と富士青葉通店で撮影されたもの」「6人が関与」と発表。最初にSNSの投稿を行ったアルバイト従業員は、昨年7月に同グループ会社を退職。残る5人について「事実関係が確定次第、処分を決定する予定です」と報告した。

 なお、動画の中でボディーをへこませた車両は店舗所有のもの、トルクレンチで叩いたり火を着けたホイールは廃棄予定だったとしている。その他の行為については撮影時期を特定し、さらなる調査を進める。

「不快な思いをさせてしまいましたことを、ここに深くお詫び申し上げます」と謝罪。「この度の事態を重く受け止めており、今後、このようなことが二度と起きないように。より一層の社員教育に努める所存でございます」と再発防止に務めるとしている。

 不適切動画はテレビのワイドショー、ニュースでは格好のネタ。飲食店、学校など様々なシチュエーションで繰り返されているが、“犯人”は即座に特定され、名前や住所までさらされるなど、影響は多方面に及んでいる。それでも繰り返される“バカッター”。企業側には損害賠償など厳正な対処を望む声が多い。