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  更新時間 :2007年11月01日14:56 (北京時間) 文字

長崎市部長、首をつり死亡 わいせつ行為の疑いで調査中


  1日午前1時50分ごろ、長崎市虹が丘町の登山道わきで、長崎市企画部長の男性(59)が木に首をつって死亡しているのを捜索中の浦上署員が見つけた。争った形跡がないことから同署は自殺とみている。部長は報道機関の女性記者にわいせつな行為をした疑いがあるとして、市の内部調査を受けていた。

  調べでは、1日午前1時ごろ、家族から「帰宅しない」と届け出を受け、同署が捜していた。約50分後、自宅から約1.5キロ離れた山中でネクタイで首をつっているのが見つかった。部長は31日夜に市内で会食した知人に自殺をほのめかす発言をしていたという。

  市によると、部長は7月下旬に市内のホテルで女性記者にわいせつな行為をした疑いを持たれ、市から事情を聴かれていた。当時は被爆者援護などを担当する原爆被爆対策部長で、女性記者は原爆問題などを取材していた。関係者によると、女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、8月下旬から会社を休んでいる。

  部長は10月30日に田上富久市長に事情を聴かれた際、「合意の上だと思っていた。市に迷惑をかけるので職を辞したい」と話したという。市は1日も部長から事実関係について話を聴く予定だったという。

  部長は71年に入庁し、観光課長や自治振興課長、議会事務局長などを歴任。04年から原爆被爆対策部長を務め、今年8月に市の筆頭部長にあたる企画部長に就任した。

  わいせつ行為をしたとされる7月下旬は、「長崎原爆の日」の8月9日の直前で、市主催の平和祈念式典の責任者として準備にあたり、報道各社の取材に応じていた。

  田上市長は記者会見で「信頼と期待を寄せていただけに大変残念。わいせつの疑いが事実であれば公務員として不適切。調査をしようとしていた矢先だっただけに、事実関係を鮮明にしてほしかった」と話した。

  「asahi.com」 2007年11月1日

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