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2019.03.21

カーボン塗装技術に15年、はじまりは偶然 アストンからも受注 その軌跡

カーボン加工の流れ

1
型から取り出す際には主にシリコンを原料とする剥離剤を用いる。その後プロジェクト12が特別に開発したクリーナーや脱脂剤を用いて部品を洗浄する。

2
特注の機械を用いてカーボンファイバーの表面に細かく傷をつけ、ラッカー剤が定着するようざらついた下地を作る。

3
透明の下地剤を塗布し、やすりがけを行う。複雑な面構成など、この工程が難しい場合には2で使用した機械を用いて局所的に表面を加工し、塗装面上層の乗りを良くする。

4
表面をツヤありやツヤなしクリア、カラーのラッカーで塗装する。カーボンファイバーの織り方に応じてホログラフィックエフェクトをつけることもできる。
5
特別に開発された黒いコンパウンドで最終仕上げを行う。一度仕上がったラッカー被膜は、紫外線による黄ばみからカーボンファイバーを守になる。

6
完成した部品に不備がないか検査を行う。「ブロッキング」と呼ばれる手作業によるヤスリがけの工程は、完璧な仕上げに欠かせない。上層の乗りを良くするために、圧縮空気を用いた小さなサンダーで表面を整える。

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