現行セローの生産中止(発表)が夏の終わり頃だったか。
必要なオプションは早めのGetが吉かと思い、迷い物の決断です。
・3年ごくろうさん
フロントサスを テクニクス(TGR)のスプリングに交換 して、感動しまくりだったのが去年。
リアサスは3年前に フルメンテナンス+インプルーブ・・・カシマコートまでやったものの当然に基本特性は変わらず。
新型セロー、いつ出るのか分かりませんが、もちろん買い換えなど考えられない…と思う。
それよりも、現行セローで換えたいものがあるのなら、今のうちに押さえておいた方が良いかもしれない。
ゴンゴン中低速域で固いリアーショックを交換すれば幸せが待っているかも…
という想像が、ここ数年頭の中を巡っている。
3年前のメンテ時には直接テクニクスに持ち込み、その時に言われたのが…「セロー用のリアーサス開発中なんだけど…」、「えっ…」。
何時発売になるのか判らなかったんで、その時はメンテを決断した訳です。
そのユニットも3年間使い、もう良いかなと最近思えるようになったこともあり、前側と同じTGRのユニット(パフォーマンスショック)に交換します。
因みに、憧れの黄色いショックは高すぎて断念、永遠に憧れのままかー。
ついでに言えば、二輪館から10%OFF葉書が来たことも背中を押してくれたりしました (^^ゞ
注文したものの、受注生産なんで納品に2~3ヶ月かかるとのこと。
こりゃ装着は年明けかなと思っていたら、1ヶ月くらいで来ましたヨ。
*綺麗です
見える範囲で鉄はスプリングくらい。
他はアルミ(ジュラルミン?)のようです。
外装は切削面にアルマイトが掛かっていて美しい。
*飾っておきたいくらい (^^ゞ
見た目メカ度は純正より大きくアップ。
*上側
プリロードは付属のフックレンチを廻す、無段階調整。
純正のダブルナット式と違い、六角の隠しネジで固定。
*真ん中
実に丁寧な作り。
比較対象が大量生産品なんで、どうかと思いますが、これで50K程度はリーズナブル。
*下側
リンクに接続する下側はアルミ削り出し。
強度がどうなんだ的な不安があるけど、当然計算の範囲なんでしょう。
ダンパーのイニシャル変更はダイアルを回して調整。
20段もあるそうですが、どの位いじれるのかなー
取説では、プリロードはオンオフ共に14mm(初期設定値、多分スプリング自由長からの+値)、トライアルで17mm。
リバウンドアジャスターはオンで10段、オフで15段(初期設定値)、トライアルで最弱20段。
先ずは、初期設定のままで良いかな。
*付属品など
予想外の年内到着で急遽装着となったこともあり、時間的な余裕があまり無い。なので、空いた時間で特急交換しようと目論んだ訳です。
で、あんまり外観の観察なしで開封→即装着に挑み、これがまた裏目に出ちゃうわけです。。。
(前に カイトスさんの記事 見てたのに、活かせなかったです (^^ゞ)
*丁度3年お疲れ様
オリジンはまだ使えますが、ご案内の通りダンパーの初期領域が固いのが積年の悩み…
せめて、ダンピング調整出来て、スプリングを交換すれば、もっと広範に使えるユニットになるんだろうけど…あーそれって今回のTGRのことじゃん。
*並べてみる
ショック長は320mmから1mmアップ(誤差?)の321mm。
スプリングの自由長(測定忘れ~)は調整ダイアルの分僅かに短く、かつプログレッシブタイプとなっている。
外観的にはピッチが狭いんでバネレートが弱いのかなとも見えますが、プログレ故に不明…
*比較写真のつもりだが…
*ダンピング調整ダイアルの高さ分、スプリング長が短い
・ショック
何がショックかと言えば、 リレーアームのカラーがまた焼き付き状の擦過痕 。
さて、最後にグリスを給脂したのは何時だったか?
セロー250のリンク部は前方の1カ所を除くと、ただのブッシュ故に仕方が無い仕様。
当初は、このチープさに恨み辛み?もありましたが、もう気にしない (>_<)
よく見ると今回も脂気があまりなく、焦げ茶の跡が痛々しい。
*リアーフォーク側カラー(リンクプレート後ろ側)
*リレーアーム後ろ側カラー(クッション取付き部)
*リレーアーム中側カラー(リンクプレート前側…特にひどい)
見事にどいつもこいつもブッシュの擦過痕。
前回(3年前)のメンテでは一部オイルシールも換えたのに駄目だったかー
そもそも、ブッシュとカラーのクリアランスは超僅かで、グリースを長期間とどめておくことは難しいんだと思う。
最低でも2年に一度くらいは分解・給脂すれば良いだけの事なのかもしれない。
実用上も大きな問題は無いし(サグ値の不可解疑惑あるけど)・・・
冒頭で気にしないとは言ったものの、見ちゃうと気持ち悪くて仕方が無い。
どなたかリレーアームにベアリングを仕込んだ、カスタムリレーアームを作ってくれないか…ムリか~
その他では、相変わらずのショックユニット上部のボルト脱着時にバッテリー辺りのプラケースと干渉していてイラッとする。
罰として焼きごてでも当てて溶かしたろか…とも思ったりしますが、何とかマイナスドライバーでコジリ、やっとこ装着の儀と相成る。
*装着完了
TGRの文字が裏(前側)に行っちゃっているんで逆か?
どっちが裏で表?
前回も同じ状況になって再装着 となった…
そもそも前後ろに意味があるのか不明だし…(開き直りぎみ)
プリロード変更で、次回取り外す際に裏返せばいいか。
(今回はプリロードもダンピングアジャスターも出荷時設定のまま)
*きれいなのは今のうち
*ここも何か変
ユニットの下側の取付けナットに対しボルトの出面が妙に少ないので、少し怖い。
取付けマニュアルをよく見ると反対側のワッシャを抜けとある。
ボルトを長いものに交換すれば?
いや、狭いリンクプレート廻りなんで脱着時に干渉しナットを締められない可能性も。
ここの対策は次回かな。
*このアングルからだと、調整ダイヤルが回しやすいのが判る
さて、サグのお時間なんですが、異常が発覚~
前回(プレート交換時)のなんちゃって測定 で、一定の傾向をつかんだ気でいたんだが、今回交換前に測ったら、サグ数値が65mmが40mmに減っていて大いに驚く。
下がってる、いや縮みにくくなったのか?
何故?
そもそも、なんちゃって測定なんで誤差も大いに考えられるが、20mmも変わるかなー?
そういえばリンクプレート交換直後は、かかとが少し浮く感じがあったが、最近はベッタリだし…
スプリングがそんなに急にヘタル訳も無い。
段々とショックが腰抜けになるのか、若しくはストロークし難くなるのか・・・
以外とリレーアームのカラー潤滑不足とのコラボレーション?だったりして。
次に驚いたのがTGRに交換後の測定。
何故か交換前と殆ど同じ…サグ値40mm。
うーむ…過去の測定が違っていたのか・・・??
迷宮っぽくなってきたし、日は暮れるしで余裕が無いんで、追々考えるとして今回はこれ以上考えないことにしました。
あとは、インプレ次第ですが、既にスタンドで立っている角度が前よりキツい感じ。
シート押せば、初動のストロークは早いが、奥でグッと強くなる・・・反発力が強い。
明らかにプログレッシブスプリングの効果と思われるが、動き始め?が柔らかいのはダンパーセッティングなのか。
通勤で走った感じでは、益々フラット。
前は速度表示や横断歩道の焼き付けペイントの段差でははっきりと、「コン」って反応を返してくれたが、「トッ」若しくは「 」何も無いようにいなす。
面白いことに交差点など曲がり角での脱出速度が速くなった気がする。
ダンピングが適正なんでトラクションが良くなったのか?
とにかく、大きなギャップが無ければ何も感じない的な、良い仕事をしてくれる結果、駆動力が上がったような感じである。
他のインプレで読んだとおりでした◎
高速道は多分問題ないでしょうけど、キャンプ道具を積んだりするとどんな挙動か気になるところですが、もうこんなに寒いんで今年はお預け。
うーん、もう1回行きたかったなー
・PS
当然にじっとしていられるわけも無く、無茶寒いのに日帰りショートツーリングで強行軍。(ツーレポ後日の予定)
高速道、直進安定性良しで、当然問題無し。
ワインディングでは、以前フロントサスSP交換時に下りが楽しくなったのが、今回はどんな場面でもコントローラブルになり、思い通りにコーナーを抜けられる、気がする (^。^)
微少入力時の動きが良いことと、大入力時の粘り感から、アクセルワークに集中出来るので、走っていて実に楽しく、かつイージーである。
なんだか凄い性能を手に入れた感じといえば言い過ぎか。
自分はオンしか基本走らないんでオフは?ですが、純正より相当良いんじゃ無いかとも思える。
取り敢えず、総じて素敵です。
プリロード変更は相変わらずの難しい位置にあるんで、調整するには気合いが必要。
なので、未調整でキャンプ道具満載ともなれば、その挙動が純正よりも心配。(実は純正、普通乗車時に比べ荷物満載時に挙動が落ち着く傾向もあるんだけど・・・)
まー試して見んことには判りませんけどネ。
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