7158人が回答した“平成のゲーム 最高の1本”アンケート。1から10位までのタイトルを一挙紹介! また、惜しくもランク外となったタイトルに寄せられたコメントの中から、とくに熱い思い出が語られているものをピックアップして掲載する。

 平成もいよいよ残り1日。1989年の平成元年から今日にいたるまで、ゲームの市場において、さまざまなハードで数多くの名作がリリースされてきた。

 ファミ通.comでは、2019年4月3日~4月8日の期間、平成に登場したゲームの中から、“最高の1本”を読者に選んでもらうアンケートを実施。7158人ものゲームファンからの回答を得た。

 1~3位については先んじて発表しているが、本記事では、1~10位を紹介。また、惜しくもランク外となってしまったタイトルに対して寄せられたコメントを厳選して紹介する。“最高の1本”への熱い思いがつづられたコメントは、読んでいるだけで涙が……。ぜひハンカチを手にご覧ください!

※本記事では、各タイトルのデータ欄には、作品が日本で初めて発売されたときのハード・日付を掲載しています。
※思い出コメントの中には、作品に関するネタバレが含まれている場合があります。未プレイの方はご注意ください。

“平成のゲーム 最高の1本”1~10位のタイトルはコレ!

1位 クロノ・トリガー 230票

SFC/スクウェア・エニックス(当時・スクウェア)/1995年(平成7年)3月11日発売

読者からの思い出コメント

もう発売されてから24年も経ちますが、ストーリーも音楽もしっかり覚えている唯一の作品です。当時はインターネットがあまり普及していない時代だったので、友だちとどこまで進んだか毎日話したり、攻略本を貸し借りしたりしてたことを思い出しました。懐かしいです。強くてニューゲームも衝撃的でした(スプーキーさん/30代/女性)

クリアーしそうになったとき、終わらせたくなかったので、やるのを遅らせたゲーム。後にも先にもこのゲームだけだった。あとコントローラを置いて曲を聴いたゲームも、これが初めてだった(phandaさん/40代/男性)

発売日が生まれ年と同じで、大人になって知ってからより親近感がわきました。初めて遊んだときは小学生でしたが、何度プレイしも新しい感動があるゲームだと思います(ながみさん/20代/女性)

2位 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 209票

Nintendo Switch、Wii U/任天堂/2017年(平成29年)3月3日発売

読者からの思い出コメント

昭和から平成まで続くシリーズの集大成にして、原点回帰を果たした上での最高傑作。任天堂の底力を感じました(mmoritaさん/40代/男性)

とにかく自由度が半端ない。プレイヤーが100人いれば、100通りの進めかたと楽しみかたがある。同じになることは絶対にない。そんなゲームはほかにないと思います。まだプレイしたことのない方には、ぜひそのすばらしさを体験してもらいたいです(まつきぃさん/20代/男性)

見える場所どこにでも行けるすばらしさ。リンクのかっこよさ。戦闘の楽しさ。もう一度記憶を消して最初からやりたい(もてきちさん/50代/女性)

3位 NieR:Automata(ニーア オートマタ) 205票

PS4/スクウェア・エニックス/2017年(平成29年)2月23日発売

読者からの思い出コメント

最後のポッドの問いかけのとき、どうしても諦められなかった。自分がこんなにも『オートマタ』の世界を、登場するモノたちを大好きになっているんだと気づかされた。彼らが戦う意味。自分がゲームをプレイする意味。これが“ゲーム”なんだと思った(fripNegiさん/20代/男性)

ゲームとして最高の仕上がりでした。流した涙も苦悩もすべてが愛しい(豆美さん/30代/女性)

ひたすら悲しくなったのを覚えています。ヨコオタロウさんは残酷だ……と思うくらいに。クリアーしたあとはしばらく放心状態でしたね。最後のシューティングは涙を流しながらやりました。親に変な目で見られながら……。いまでも思い出すと悲しい記憶と、美しくも儚い思い出、だけど何より楽しかった、というのを鮮明に……頭の中に思い浮かばせることができます。これぞ、平成最高のゲームだと思っております!(あんぶれら。さん/20代/女性)

4位 ファイナルファンタジーVII 160票

PS/スクウェア・エニックス(当時・スクウェア)/1997年(平成9年)1月31日発売

読者からの思い出コメント

友だちがプレイしているのを見て、あまりの衝撃に帰宅する足でコンビニのデジキューブで買いました! 当時中学生でしたが、寝る間を惜しんでプレイしました。スノーボードとかミニゲームもすごく楽しかったです!(ヤマイモンさん/30代/男性)

小学生のころ、国語の成績が悪かった私にプレステと『FFVII』を渡し、「音読しながらクリアーしろ!」というのが、親父からの宿題でした。ゲームが得意ではなかった私ですが、文章の漢字を調べながら一生懸命やってクリアーしたゲームです! クリアーしたとき、親父が物語の感想を聞きに来て最後に「クリアーおめでとう」と褒めてくれました! 滅多に褒めない親父との久々のコミュニケーションを取ることのできた思い出のゲームです! 親父が『FFVII』を貸してくれなかったら、私は一生ゲームに出会わなかったでしょう……(相来怜さん/20代/男性)

5位 大神 137票

PS2/カプコン/2006年(平成18年)4月20日発売

読者からの思い出コメント

初めて家族全員でやれたゲーム。最初はストーリー重視で進めて、2周目も同じように遊んで、3周目でようやくミニゲームや隠し要素やって、このゲームが本当に楽しかった。亡き父のセーブデータは消さずにいまも大切にとってあります(ねこまたさん/30代/女性)

ゲームに否定的な母が、私が『大神』をプレイしている画面を見て「きれいなゲームだね」と言った。何気ない、たった一言ではあったけど、それが無性にうれしかった(SKさん/20代/男性)

6位 ゼルダの伝説 時のオカリナ 120票

N64/任天堂/1998年(平成10年)11月21日発売

読者からの思い出コメント

私が初めてプレイした据え置きゲームであり、いまの私がある原点です。当時はリンクのあまりのかっこよさに震えながらも、ダンジョンが怖くて怖くて(とくに闇の神殿……)自力では進めず……ですがここで経験したからこそ、今後さまざまなゲームをプレイするゲーマーになれたんだと思ってます。いまでも『ゼルダ』シリーズは大好きなゲームのひとつです!(センさん/20代/女性)

ゲーム序盤、最初のダンジョンをクリアしてコキリの森から出たところで壮大な曲とともに現れるハイラル平原の光景は、テレビのブラウン管という狭い枠を通して見る広大な世界が開けた瞬間だった。ずっと遠くまで冒険の舞台が広がっていて、これからぼくたちはその中を駆け抜けていくのだ……その予感に打ち震えたのをいまでも覚えている(どーにゃさん/30代/男性)

7位 ファイナルファンタジーX 107票

PS2/スクウェア・エニックス(当時・スクウェア)/2001年(平成13年)7月19日発売

読者からの思い出コメント

発売当初は父がやっているのを横で見ていて、ユウナに憧れて布団叩きを振り回してイフリートの召喚のマネをしていた。少し経って自分でプレイして初めてひとりでクリアしたゲーム。そしてまた少し大人になってプレイしてユウナとティーダの関係に涙したゲーム。一生忘れないです(かにのみそ汁さん/20代/女性)

最後かもしれないだろ? だから投票したんだ。初『FF』だったんだ。それ以来『FF』の虜なんだ。ユウナレスカ戦のアーロンさんのセリフが印象的でした。「さあ どうする! 今こそ決断する時だ 死んで楽になるか 生きて悲しみと戦うか! 自分の心で感じたままに物語を動かす時だ!」泣きました すぐ泣きました 絶対泣きました ほら泣きました(ツノなしさん/20代/男性)

8位 ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ 97票

GB/任天堂/1996年(平成8年)2月27日発売(※)
※『ポケットモンスター 青』は1996年(平成8年)10月15日発売、『ポケットモンスター ピカチュウ』は1998年(平成10年)9月12日発売。

読者からの思い出コメント

自分が初めて遊んだコンピューターゲーム。図鑑のために通信ケーブルを持っている人を全力で探したり、何人もの友人と共通の『ポケットモンスター』の話で盛り上がった日々は大切な思い出。初めて殿堂入りしたとき、「大きなことを成し遂げた」とはしゃいだ日をいまでも鮮明に覚えています(月日七さん/20代/男性)

人生で初めてプレイしたゲームで、自分もポケモンとともに成長してきたから。ポケモンはわたしの人生を語るうえでなくてはならない存在です(きのさん/20代さん/女性)

9位 ドラゴンクエストV 天空の花嫁 91票

SFC/スクウェア・エニックス(当時・エニックス)/1992年(平成4年)9月27日発売

読者からの思い出コメント

まだ小学生だった私に、生きることや幸せってなんだろうというようなことを考えさせる機会をくれました。単純に楽しかった、というのもありますね。(りあさん/30代/女性)

父との別れや、子供が助けに来るシーンを思い出す。子を持つ立場になって、あのころ漠然と思った父の姿に近づいてるだろうかと(モクタンさん/40代/男性)

10位 ゼノギアス 89票

PS/スクウェア・エニックス(当時・スクウェア)/1998年(平成10年)2月11日発売

読者からの思い出コメント

あまりにもハマりすぎて、10周以上プレイしました。RPGなのにくり返し遊んだゲームは後にも先にも『ゼノギアス』だけです(イドさん/30代/男性)

高校のときプレイしました。学校とか人生とかにまったく興味を持てなくなっていたのですが、こんなゲーム、というか作品が世の中にはあるんだ……! とわかって世界が変わりました。当時の私を本当に救ってくれたゲームです、ゲームのおかげで高校中退しなくてすんだ、と言うとなんか変な文章ですけど。コンサート行きたかったですくっそー!(カラスさん/30代/女性)

惜しくもランク外となったタイトルへの、熱いコメントを紹介!

 今回のアンケートへの回答は非常に多岐にわたり、膨大な数のタイトルへの思い出コメントが寄せられた。ここからは、惜しくもランキングに入らなかったタイトルを選んだ人の中から、とくに熱いコメントを寄せてくれた人をピックアップして紹介。

デビル メイ クライ 5

初代『デビル メイ クライ』が発売された当時3歳でした。物心がついたばかりでしたが、すでに『デビル メイ クライ』というゲームに魅了され、シリーズはすべてプレイし、SE版やHD版もしっかり遊んできました。

そしてついに、約10年ぶりの完全新作の『デビル メイ クライ5』が発表されて、それから発売まで新しい情報は出てないかと、ほぼ毎日調べてしまうほどに楽しみにしていました。待ちに待った発売日。わざわざ連休を取ってまでプレイしましたが、平成最後にして最高潮を自称してるだけあって、まさにその通りの完成度に、思わず徹夜でストーリーをクリアーしてしまいました(笑)。

初代『DMC』を初めてプレイしたのが3歳でいまは20歳。まさに『DMC』とともに生きてきたと言っても過言ではなく、これほどすべてのシリーズをやり込んでる作品はほかにはないです! そして気が早いですが、次回作が楽しみで仕方ありません!!
(アネさんさん/20代/男性)

龍が如く

PS2で初めて見たときは、グラフィックがリアルで衝撃を受けました。いまではさらにリアルになっていますが……。幼いころ、父がプレイしている様子を毎晩母と見ていました。魅力的なキャラクターやストーリーに引き込まれ見入ってしまい、夜更かししてしまうことが何度もありました。サブストーリーをコンプリートしたい父と、メインのお話を早く見たい母のリアルな喧嘩が勃発することもありました。

父が仕事で外出していた際に、勝手に起動して持ち物欄をUFOキャッチャーの景品で埋めつくして叱られたことも、いまとなってはいい思い出です。

現在では父から受継いで私がプレイしていますが、ほぼ毎晩家族とともに『龍が如く』鑑賞会をすることは変わっていません。なので、家族との大切な時間を作ってくれているゲームでもあります! 『龍が如く』がプレイできるこの時代に生まれてよかったと、心から思います
(りゅまじあさん/20代/女性)

JUDGE EYES:死神の遺言

平成も終わりに近づいて、最高を更新するとは思わなかった。とにかくおもしろい! 楽しい! あの木村拓哉さんを自由に動かせるなんて、そんなおもしろいことがあるか!? 友人と考察を話し合ったり、続編はこうだったらいいなとワイワイしたり、現在進行形で楽しんでいます。

ドキドキできる秀逸なストーリーと魅力的な仲間たち、現実に近い町で非現実を実行できる楽しさ。ゲームって楽しいなと改めて思い知らせてくれた大事な1本です
(まぐさん/30代/女性)

Demon's Souls(デモンズソウル)

このゲームに出会わなければ、いまの自分はいなかったと断言できる、本当に人生を変えたゲーム。PSNアカウント4つ×国内版・北米版・欧州版すべてトロフィーコンプ。計12回するくらいドハマリして、プレイを始めてから、毎日ほぼ欠かさず2年半起動し続けたのもこのゲームだけ。

オンラインもたくさんの人に出会えて、たくさんの友だちができて本当に楽しかった。ゲームを楽しむ仲間に年齢も性別も関係ないと、最初に感じさせてくれた。リマスターをずっと待ち望んでいます
(玲那さん/50代/女性)

Bloodborne(ブラッドボーン)

モンスターハンター:ワールド』発売当時、品薄だったPS4を何とか購入したものの、お目当てのゲームが入手できず、代わりになるのがないかと当時フリープレイゲームで配信されていた『Bloodborne(ブラッドボーン)』に、それがフロム・ソフトウェアというメーカーが手掛けたゲームとも知らず、手をつけてしまったのが沼の入り口でした。

退廃的でいて美しいヤーナムの街に圧倒されながら民衆にボコボコにされ、何度も何度も死んではやり直すをくり返し、「これは難易度がおかしいゲームだ! なんでこんなゲームをフリープレイで配信しているんだ!」と頭をかかえた記憶があります。

最初のボス、ガスコイン神父とまみえたときの恐怖、狩ることができた達成感、いままでプレイしたゲームでは得られない体験でした。また、進めていく中で徐々に明らかになっていく、神秘的で恐ろしい物語にも引き込まれてました。

いまではフロム・ソフトウェア独特の世界観に魅力され、他作品を含めいまだにプレイしています。中途半端にゲームを楽しんでいた私にとって衝撃的な1本でしたので、平成最高の1本として『Bloodborne(ブラッドボーン)』に1票入れたいと思います
(よださん/20代/女性)

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

最後にえらいのがきた
(梟さん/60代以上/男性)

Battlerite

Battlerite』はMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)風のゲームで、それに読み合いとスキル精度の重要度が強く増した格ゲーのような楽しさを持つゲームです。個人的には技量がすべて、運要素をなるべく少なくした対戦ゲーム、ということで高く評価しているのですが、周りの友だちはあまりハマってはくれませんでした。なので、1年ほどひとりでプレイしていました。

そんなあるとき、公式でScreenshot contestが開かれました。ゲーム内の機能だけでスクリーンショットを撮り、加工しないまま競うコンテストです。参加の敷居が低く、おもしろそうだと思ったのでやってみることにしました。
参考:https://blog.battlerite.com/screenshot-contest-winners/

自分でも力作が撮れたという自信があったので送ってみると、受賞作品の中に自分の作品があって。とてもうれしかったのと同時に、ほかの人の作品にも感動していました。とくにVinoさんとV-9さんの作品がとても好きで、彼らがツイッターなどをやっていたら「とてもいい作品だった」と感想を送ろうと思いました。残念ながらVinoさんとはコンタクトできなかったのですが、V-9さんは見つかったうえに、日本人の方でした。

V-9さんも私の作品を気に入ってくれていたようで、すぐに仲よくなりました。少しすると、『Battlerite』の日本人コミュニティに誘われ、ひとりでプレイしていたのが嘘に思えるほど、いろいろな人と遊ぶことができています。受賞したときに友だちから賞賛の言葉をたくさんもらえたことも忘れられない思い出ですが、この出会いもまた忘れられません
(asucaiさん/20代/男性)

バイオショック

魅力的な世界観、映画のようなストーリー、それでいてゲームでしか表現しえない巧みな演出、理不尽さを極力排除したすばらしいゲームレベルデザイン、多様なスキルビルド。どれを取っても最高に、ある種の芸術的なまでに美しくデザインされていて、完成されたゲームだと思います。

このゲームに出会ったことで、ゲームをひとつの表現技法の媒体であると理解し、スチームパンクという魅力的な世界観を知ることができました。私の価値観を大きく変えてくれた、最高にすてきな作品です
(するめゐかさん/20代/男性)

Getting Over It with Bennett Foddy

就職活動をしてたときに、「壺の男だってがんばっているんだ、私もがんばらなきゃ」と元気をもらった。諦めないことの大切さを学んだ。もちろん100回以上クリアーして、いまでは黒ずんでいた壺も金色に輝いている。これ以上に心から好きなゲームはないとすら感じている。新社会人としてがんばっていきたい
(あかさんさん/20代/男性)

サ・ガ2 秘宝伝説

小学2年生のとき、父の後輩からもらったゲームボーイのソフト。当時はなんとなく進めて、途中で倒せないボスが出てきて諦めた。それから10年経って片付けをしていたときに同ゲームを発掘。懐かしいなぁといっしょに出てきたグレーのゲームボーイにカセットを挿しスタート。昔倒せなかったボスもしっかり対策し、倒して迎えたエンディングは10年越しの思い出も相まって感動しました
(hulkencielさん/20代/男性)

MYST

それまで見てきたゲームのイメージを覆すグラフィックと世界観、初めての一人称視点、高度な謎解きとギミック、毎日夕飯の後に家族全員集まってメモを取りながら頭を悩ませた思い出。なにをとってもいちばん好きなゲームです。“MYST島”は庭。続編シリーズもすべてプレイ済です
(aoyaさん/20代/女性)

killer7

あまりの衝撃に恋しました。

こんなにカッコイイ、作家性の高いゲームがあるなんて知らなかった。そしていまでも、これを超えるゲームは存在しません。

なぜなのか? ビジネスにならないから?

わからない。ただ、どんなに時代が変わっても色褪せない魅力に間違いない。それだけ魂が丸ごと入ったようなゲームです
(はみぃさん/20代/女性)

New スーパーマリオブラザーズ(DS版)

生まれて初めて、携帯ゲームを触りプレイしたソフトでした。

私は平成を自覚あるうち、半分も過ごしてはいません。いまいちばん古い記憶の中でプレイしたゲームがこのソフトです。あのころうちはゲーマー家族で、家族全員で時間があればミニゲームをプレイしていました。ボム兵の色わけでは私と母が熱中して、こうらを当てる鬼ごっこのようなミニゲームでは父が笑い、兄は言葉数が少ないながらも付き合ってくれました。

いまゲームを触れているのは父と私と兄で、父はレーシング、私と兄はソシャゲで、おそらく遊んでいるジャンルも違うものです。でも、確かに記憶にある家族をつないでくれた最高の1本は、これだと言えます。あと、ステージも豊富でおもしろい!
(カモさん/10代以下/女性)

ペーパーマリオRPG

ペーパーマリオRPG』は私がもっとも愛し、制作者たちを尊敬するゲームです。

とくにビビアンというキャラクターが大好きで、ゲームをプレイしているときは彼女(彼)のやさしさに思わず涙が出てしまいました。本当に大好きです。あともうひとり外せない大好きなキャラクターがいて、テックという名前のとてもすてきな人です。

彼は心を持ったコンピューターなのですが、本当に本当にかわいくていっしょにいるととても楽しい、すてきな魅力を持った人です。10年後も20年後もずっと遊んでいたいし、もし私が結婚して子どもができたら、子どもにも遊んでほしい。そんな、いつまでもいつまでも大好きなゲームです。何年後でも移植待っています!(笑)
(たろうはむさん/20代/女性)

スーパーマリオサンシャイン

少しやっかいな病気をして学校に行けなかったころ、体調が安定していたときにこのゲームでよく遊んでいました。ゲームをしているときだけは、不思議と体調の悪さも不安定な心も上向きに。まともに外出できない日ばかりでしたが、マリオといっしょに南国の美しい海を巡りました。

マーレの入り江というステージで、高い高い崖の上から見下ろしたどこまでも続く海の美しさは一生忘れません。

私たちの世代は「ゲームなんかの虚構の海より本物の海を、自然を」という、ある種の呪いを受けて育った世代ですが、私にとってはマリオといっしょに駆け抜けたあの海こそが本物の楽園でした。

VR、ARなど次々と新技術が芽吹いていく日進月歩のゲーム界。令和のゲーム界は現実と虚構が仲よく手を取り合って進んでいく時代になることを期待しています!
(珊瑚島いるかさん/20代/女性)

STEELDIVER SUBWARS

仮入隊が無料だったのと、当時はあまり3DSのカセットを持ってなかったこと、初代『STEELDIVER』を父とやりたいと話していたことなどから軽い気持ちでやってみたところ、ドハマりしました。すべて課金して潜水艦もゲットし、お小遣いがなくなりました。

雨の日も、家がたいへんなときも、どんなに悲しいときも遊びましたし、家にWi-Fiがなかったときは、コンビニまで通って一日中プレイしていました。そんなこんなで、いつのまにかモールス信号を覚えてしまったのはいい思い出
(ま~くんさん/10代以下/男性)

スーパードンキーコング2

発売当時はまだ小さかったのですが、家族がプレイしているのを横で見ながらその魅了的なビジュアル、音楽、ゲームバランスすべてに心を奪われ、将来は何かクリエイティブな仕事に就きたいと思うきっかけになりました。

小さかった当時は、家族の残機集めのお手伝いぐらいしかできなかった私ですが、大人になったいまでは、もう何周もプレイしてます。自分の苦手なステージは妹に任せたり、妹が苦手なステージは私が引き受けたりと、家族で協力しながらプレイした楽しさも鮮明に覚えています。

そんな私もいまでは3DCGデザイナーとなり、かつての自分が『スーパードンキーコング2』に心動かされたときのように、誰かの心を動かせる作品を作れるように日々取り組んでおります。余談ですが、いまだに仕事中の作業BGMでは、『スーパードンキーコング2』の曲をよく聴いたりもしています(笑)。

好きなステージはベタかもしれませんが、やはり“とげとげタルめいろ”です。あの美しいビジュアル、世界観とBGMは、一生忘れられないと思います。間違いなく私が人生でいちばん好きなゲームであり、私が人にいちばんお勧めしたいゲームです!
(ゆーみんさん/20代/女性)

ヨッシーアイランド

毎年お盆とお正月に行くおばあちゃんの家に、実家にはないスーファミがあって、『テトリス』や『ストリートファイター』など、いろいろなソフトがあった中で、いちばん好きなのが『ヨッシーアイランド』でした。

基本人に見られながらゲームするのが苦手なので、兄弟が寝てる朝の時間にこっそりやっていたのですが、あのかわいい絵本チックなデザインと、ユニークな敵たち、ヨッシーのかわいい仕草に夢中になりました。

難易度の高めな隠し要素も、やりがいがあって大好きでした。いまもたまにプレイするのですが、あのころと同じように楽しめるのがすごいなと思います。こんな最高なゲームを生み出してくれて、本当にありがとうという気持ちです。あのころのワクワク感は、いまでも宝物です
(tpさん/20代/女性)

ギャラクシアン3

平成2年、花と緑の博覧会で初めてお披露目されたナムコの大型ゲーム『ギャラクシアン3』。28人同時プレイで座席が油圧により大きく動く、360度スクリーンに囲まれたシューティングゲーム、というそのスケールは、平成を通してもそれを超えるものはなく、平成4年に開園したナムコ・ワンダーエッグに移設され、平成12年の閉園まで稼動していました。

平成の終わりにVRブームが盛り上がっているが、自分はこの『ギャラクシアン3』に影響され“没入型ゲーム”に傾倒した。いまVRを仕事にしていることも、その流れなので、まさに“自分の人生を変えたゲーム”。
(MIROさん/40代/男性)

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS

いまでこそPS4でプレイできる環境になりましたが、アラフォーおじさんに、初PCゲー、ゲーミングPC購入を決断させた魅力は計り知れない。

たった3300円のゲームをプレイしたいがために、プレイ環境を含めて30万前後の投資をさせるクオリティ、破壊力はすさまじい
(らぼーなさん/40代/男性)

Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)

私がこのゲームに出会ったのは、高校1年生の春です。

高校に入学したてのとき、人見知りの私にはなかなか友だちができなくてとても不安な気持ちでいっぱいでした。そんなときに「おもしろそう!」と思ってプレイし始めたのが、『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』です。

マックスとクロエの友情にとても感動し、初めてゲームで涙を流しました。それからこの作品が大好きになって、何度も何度もプレイしました。

この作品を通じて友だちもできました! 高校3年間は、本当に『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』に命を尽くしました。大学生になったいまでも、1週間に1回はスマホ版でプレイしています! 『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』は私の青春です! ありがとう!
(さとかさん/10代以下/女性)

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)

何を話してもネタバレになってしまうのですが、とにかくシナリオが加速度的におもしろくなっていきます。主人公のオカリンががんばる様を手に汗握りながらプレイし、気付いたら夜中の2時、3時というくらい熱中しました。

そして、もっとも盛り上がるシーンと思われる、タイトルの伏線回収シーンでは思わず叫んでしまったくらいです。まだプレイしてない方は、ぜひプレイすべき1本です!!
(オカリン大好き丸さん/20代/男性)

sweet pool

2008年12月に発売されたBLゲーム。このとき私はひとり暮らしで、週休1日の仕事をしており、心は荒みカラカラになっていた。そんな中でゆいいつ楽しみにしていたのが、このゲームの発売だった。明るいゲーム内容ではないらしい、そのほうがいいと思った。

主人公の無色な学園生活は感情移入するには充分だった。そこから日常がじわじわと変わっていき、狂っていく……。最後には鮮やかすぎる主人公の姿を目撃することになるのだが、私の心にはさまざまな感情が溢れかえっていた、涙が止まらない。主人公たちの幸せを願い、胸がいっぱいになった。

ここまでゲームの物語に入り込むことは最初で最後だろう。10年以上経ったいまでも、ふと主人公たちはどうしてるだろうかと思いを馳せるときがある。ありがとう
(きすけさん/30代/女性)

ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season

あとにもさきにも、こんなにもドキドキワクワクするゲームはないと思う。

小学6年生のときにDSを手に入れて、それまで『マリオ』や『ポケモン』しかやったことのなかった私が、地元のゲームショップでお年玉を握りしめて、買うか買うまいか1時間迷った作品。

あのときの自分、よく買った。

キャラクターが自分の名前を呼んでくれるという革命、タッチで身体に触れられるという臨場感、そして少しずつ距離を縮めていくときめき。ぜひすべての女性に味わっていただきたい
(ナツコさん/20代/女性)

マブラヴ オルタネイティヴ

主人公と最初から最後まで完璧にシンクロしてプレイしたゲーム。何度も何度もディスプレイの前で、あの世界で涙を流した。

あれを超える感動と感銘を受ける作品に出会うことは2度とないと、心の底から思っている
(未定さん/30代/男性)

ランス10

ストーリーもシステムも完璧で、平成の一大エロゲシリーズの完結にふさわしい体験をさせてくれました。過去シリーズを遊んでいれば遊んでいるほど、主人公ランスの強さを思い知らされるのですが、それでもなお、『ランス10』は敵の戦力が圧倒的に上であることを思い知らされます。“ふつうじゃ勝てないバランス”なんです。バッドエンド直行が確定しているような状態なんです。

しかし、周回を重ねるごとにボーナスがついて強化されていき、だんだんと敵の喉元に手が届くようになっていく。それでもグッドEDを見るのは容易ではなく、だからこそ最後の最後にすべてが解決した瞬間には、何も考えられなくなるほどの感動が待っていました。

ゲームの難易度が極端に高いわけではないんです。

世界観としての圧倒的な絶望感をシステムに落とし込み、さらに最後の達成感にまで直結させてくる。これを何十年という歴史を重ねてきたゲームが、そのすべてを総動員して楽しませてくれました。

平成最高の1本、めちゃくちゃ悩みました。

ファミ通さんなので全年齢向けの企画だと思います。絶対に誌面に掲載されたりしないでしょう。それでも、私は『ランス10』が最高だったと言いたいです(餅からさん/20代/男性)

電脳戦機バーチャロン

ユーザーによって育てられたゲームだと思います。とくにこの初代『バーチャロン』というゲームは、さまざまな隠し要素が発見され、絶妙なバランスで成り立っていました。

また、ユーザーたちが集まって各地のコミュニティの存在もあり、20年以上過ぎたいまでも仲よくやっています。おかげで私も含めて、『バーチャロン』のつながりで家族が増えた人がたくさんいます。

対戦台の向こうの人とたくさんケンカもしましたが、人とのつながりも作ってくれた大切なゲームです
(いいんちょ@つくば→新潟さん/40代/男性)

ザ・キング・オブ・ファイターズ'95

八神庵が気になって、どうしても彼を自分の手で動かしたくて。元文学少女が、「わたしはゲーマーになるんだ」と決心して、生まれてはじめてゲーセンに行きました。

一時期は毎日のように通って、たくさんプレイをしました。その後も、わたしの人生の傍らには、ずっとビデオゲームがあって。あれから20年とちょっと。わたしの原点。わたしの最高は、やっぱり『KOF’95』だったと思います
(はらんさん/40代/女性)

オトカドール

始めたきっかけとしては、親戚の女の子との話題づくりが目的でしたが、女児向けゲームのイメージをはるかに超えた本格的過ぎる楽曲と、“可愛いの暴力”とも称されるキャラクターの魅力に自分がドハマり。

その結果、女児ゲーデビュー、カードを使った立体工作シャドーボックス、ツイッターでのタイトル応援運動立ち上げ、ワンフェスでのガレージキット購入&制作などなど、自分にとって新しい分野の扉をつぎつぎと開いてくれた作品です。比喩ではなく、人生が変わりました。

現在はゲームの更新が止まってしまっているようですが、こういった特集からもメーカー様へ、『オトカドール』の新展開を望む気持ちが伝わってくれれば……と思います
(サトシ@読参レッドさん/30代/男性)

シルフィード(メガCD版)

ゲーム機で表現できるグラフィックは原則2Dでしかなく、アーケードゲームですら何とかポリゴンを使ったゲームがチラホラ登場しかけていた程度の時代だったので、このゲームの記事を雑誌で見たときには、正直何が書かれているのか意味がわかりませんでした。

実際に動作しているのを見たときの衝撃は忘れられません。これをプレイしたいがためにメガドライブ2とメガCD2のセットを購入しました。購入した帰りがけ、ばったり知人に出会い、「お前、まだゲームなんかで遊んでるのかよ」などと言われましたが、「うるせえ、お前には解らない感動がここにはあるのだ」と思ったものです。

演出の迫力や素晴らしさでいえば、いまだにこのゲームを超えるものに出会えていません。ゲーム自体が遊びやすいか、おもしろいか、という意味では疑問符もつくタイトルではありますが、あえて平成のゲームで“最高”を述べるなら、自分ならこのタイトルを推します
(ExGTNさん/40代/男性)

ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士(FC版)

毎日毎日、来る日も来る日もダンジョンに潜って、経験値稼ぎとアイテム集めに励んだ日々……。原作PC版とは異なる独自の調整が絶妙なバランスを生み、「無限に遊べるのでは」と思わせてくれたものです。

5ミリ方眼ノートにマッピングしながら攻略を進め、各種攻略本が出るよりまえに全6階層の完全なマップを完成させたのも思い出深く、学校の友だちに頼まれて見せたりしてました。

他機種やスピンオフ作品なんかも遊んだけど、最高の1作をと言われたら、迷わずコレを挙げますねー
(KENさん/40代/男性)

エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~

PlayStationを買ってもらい、最初に体験版が付属していたゲームで、恐らく自分だけで初めて買ったゲームでした。何度もやったせいでディスクが使い物にならず、最後にはPlayStationまで壊しました。このゲームの影響で、将来の夢は錬金術士になる、とすら子どものころに書きました。

「はじめは誰もが無力だった」から始まり、「夢はいつか諦めなければ、いつか叶うものだから」と言うセリフも、いまだに頭の中に響きます。

あと、攻略本もかなり読み込みました。どのアイテムも見ているだけで楽しかった。イラストのあの瞳は、いまでも忘れられません。それはまるで、宝石みたいでした
(黄チムチムさん/30代/女性)

サルゲッチュ

小学生のころ、各ステージにいるすべてのピポサルの位置を把握していたため、友だちに“『サルゲッチュ』の天才”と呼ばれていました
(クリスタラーさん/20代/男性)

モンスターファーム2

モンスターファーム』の大会“モンスター甲子園”を通して、多くの友人を得ることができました。今年で販売から20周年ですが、そのときの友人たちといまだに『モンスターファーム2』を遊びながら、お酒を飲んだり、対戦会を開いたりしています
(さばさん/30代/男性)

とっとこハム太郎4 にじいろ大行進でちゅ

小学生のころ、小学館の雑誌にゲームの情報が載ってたのですが、鮮やかなカラーとかわいいドット絵のハム太郎達のイラスト、“失われた色を取り戻して虹を作る”というテーマに心を奪われました。

ゲームを買ってプレイしたときは、たくさんのミニゲーム、広大でかわいらしいステージ、色鉛筆風の素敵なスチル、かわいいシール集めなど、やりこみ要素が多くて見事にハマりました。

当時私は男子小学生だったので、周りで同じゲームをプレイしてる男子がいなくてゲームの話ができなかったのもいい思い出です。大人になったいまでもときどき思い出す、私の中でいちばんすてきで思い出に残っているゲームです
(アオパンダさん/20代/男性)

イナズマイレブン

僕がサッカーを始めるきっかけになった作品です。サッカーを始めて運動が苦手だったのが得意になったし、性格も明るくなりました。人生を変えてくれた作品と言っても過言ではありません
(七兎しろさん/10代以下/男性)

ファイアーエムブレム 烈火の剣

当時片思いをしていた同級生に勧められ、おもちゃ屋に駆け込み……。晴れの日も雨の日もいっしょに、あーでもないこーでもないと攻略方法を練りあった、非常に思い入れの深い私の『FE』シリーズデビュー作です(笑)。

シナリオやゲーム性、キャラクターに美しいドット絵など、どれを取っても非常に魅力的で、難易度を変えたり、高評価を狙ったり、縛りプレイをしてみたりと、飽きることもなく何周も遊ぶことができ、「あぁゲームってこんなにおもしろいんだ……!」と、私に思わせてくれた奇跡の1本です
(ざくろさん/20代/女性)

ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル

小学校のころ、毎日夢中になって友だちとプレイしていました。協力してボスを倒すとハイタッチして喜んだり、アイテムの取り合いでケンカして泣いたりしました。

ラスボス戦では、それまで何の役に立つのか分からなかった“思い出”というステータスが、HPの代わりになるという演出でした。このゲームを友だちと遊んだ“思い出”も、いまの私のHPになっています
(錬金術師の息子さん/20代/男性)

ディシディア ファイナルファンタジー(PSP版)

ディシディア』を最初に知ったのはPSP版の発売前。野村哲也さんの新しいイラストがすべてのキャラクターに用意され、ボイス付きで喋る『FF』キャラたちにドギモを抜かれたものです。いまでは当たりまえになっていますが、当時は「ジタンがしゃべったー!」などと大騒ぎしたなぁ……。

PSP版ですごかったのは、RPGとしてのやりこみ要素の膨大さ。ストーリークリアーは始まりに過ぎず、20人を超えるキャラクターすべてをLV100にしても道半ば、最強武器を揃えてもまだまだ……!

そうやって何百時間もプレイしていると、原作では憎かったライバルサイドのキャラクターにどんどん愛着が湧いてくるのも『ディシディア』ならでは。そんな中でライバルキャラのひとり、ガーランドが好きになりました。

こちらはチューンナップ版の話ですが、『ユニバーサルチューニング(UT)』の発売当時、ファミ通さんで高橋光則ディレクターから譲られたディシディアのポスターの抽選プレゼントがありました。そのとき、「高橋Dはガーランド使い! 私はガーランド大好き! だからポスターください!」と少々意味不明なことをハガキに書いて応募したら、見事に当たったのが強烈な思い出です(笑)。

そんな縁もあり、PSP版から現在のアーケード版まで、10年以上『ディシディア』、そしてガーランドのファンをやらせてもらってます。このシリーズがいまも続いていることが何よりうれしいです。ありがとう
(わかなさん/20代/女性)

チョコボの不思議なダンジョン2

兄のソフトばかりやっていた妹の自分が、初めて自分でファミ通を見てクリスマスに買ってもらった1本です。チョコボ&モーグリはもちろん、敵モンスターや召喚獣までとにかくカワイイグラフィックと、ユーモアのきいたセリフの虜になりました!

物語の佳境でシロマが言う「誰かを大切に思ったりするのって、そのくらいのことだと思うんだ。別にたいしたことないとかじゃなくて、ただ、理由なんていらないだけ……」という気持ちは、小学生の自分にも深く深く響いて、結婚し子どもがいるいまも、「愛しく思うこと」の根底にあるような気がします
(あーママさん/20代/女性)

ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン

15年くらいずっとやっています。プレイ時間は10000時間を越えていると思いますが、まだやりたいと思えます。難易度は高いが、プレイヤーがうまくなれば、それに応えてプレイの幅が広がるいいゲームだと思います
(ゆうさくさん/20代/男性)

ポケモン不思議のダンジョン 時・闇の探検隊

思い出どころか、このゲームが私の人格を作っていると言っても過言ではありません。

昔からゲームが大好きだった私は、いろいろなゲームに手を出してきましたが、心から感動し、毎日夜遅くまで汗まみれの手でDSを握り、涙が枯れるほど泣いた作品はほかにありません。

一時期は毎朝目が腫れて、もとに戻すのがたいへんでした。私がどれだけ長生きして、技術が進歩して綺麗なグラフィックを見せられようが、私の中の1位はこの作品だけだと断言できます。平成に留まらず、令和に入ったとしても、語り継がれる歴史に残る伝説の1本だと思います
(アンナさん/20代/女性)

ミッキーのマジカルアドベンチャー

ようやくスーファミを買ってもらえることに!

近所のダイエーに家族で赴くも、本命の『スーパーマリオワールド』は売り切れ……。だけどせっかくの機会に本体だけ買って帰るわけにはいかず、取り急ぎ買ってもらったのが『ミッキーのマジカルアドベンチャー』でした。

初めてのグラフィック、初めての操作感、BGMやSE。兄と毎朝早起きして朝からやり倒した思い出や、プレイ時に寝っ転がってたソファの匂いまで、記憶にしっかりと刻まれています
(まっさまんさん/30代/女性)

ボクと魔王

笑われ者でも、はぐれ者でも「それがいい」と背中を押してくれるような暖かいストーリーは、年齢を重ねるにつれよさがわかってきて、まるで絵本のようです。

ゲームそのものに救われたけれど、発売から何年もあとにピアノアレンジライブが開催されたことも、印象深いすてきな思い出です
(歯車ラブのトリステ住人さん/30代/女性)

ボクらの太陽

ボクらの太陽』と言えば、もちろん太陽光センサー搭載がウリの外で遊ぶゲーム。

野球帽をかぶって、GBAに『ボクタイ』を差して、麦茶と氷いっぱいの水筒をガランガラン慣らしながら、より日差しの強い場所を探して街中走り回った小学生時代の夏休みの思い出が、いつまでも太陽みたいにキラキラ輝いてます
(やるわさん/20代/男性)

THE LAST STORY(ラストストーリー)

2011年1月27日にWiiで任天堂より発売されたRPGです。傭兵の主人公が騎士を目指し、ルリ島を舞台に活躍する王道物語。

発売前から公式サイトに通い続け、パッケージにも使用されているヒロインの横顔を眺め、『翔べるもの』という曲をひたすら聴き待ち望んでいたのを思い出します。

キャラクターたちの個性が自然で、移動中や戦闘中でもいっぱい会話をしているので、どのキャラクターも愛おしくてたまりません。ハードの限界などもあり、省かれてしまったお話や表現したかった画質などがあるとのお話を別の機会に聞いて、いまでもチャンスがあるなら完全版として登場してもらいたいのをジワジワ主張し続けてしまいます。

いまだに移植・リメイクのお話が出てこないのがもどかしいくらい……。このゲームが正統進化したら『FFXV』に近い環境になりそうな気配しかないので、キャラクターの自然な掛け合いなどが好きな人にはぜひ!!!!プレイいただきたい作品です。

物語が好きなだけ、だったら平成最高のゲームとして挙げてなかったかもしれません(個人的にはけっこう好きなので、自分の中の最終選考には出てきたと思いますけど!)。

このゲームのおもしろさは、制作3ヵ月で急にこしらえたと言うオンライン要素。とにかく楽しかったです。いま現在はニンテンドーWi-Fiコネクションが終了してしまったため、このオンライン要素を体験することはかないません。

乱闘モード(チーム/個人の対人戦闘)と討伐モード(本編中のボスを協力して討伐)が選べます。いま現在出ているゲームにも負けない、『THE LAST STORY』のオンラインの強みは、本編中のセリフが、組み合わせ自由で、膨大な数を使用できるところにあると思います。

いまほど通話しながらゲームする、と言うのが主流じゃないころで、まだオンラインゲームデビューしていなかった私にとって、オンラインは怖くて未知の世界でした。自分の声じゃなくても、自分の意志を伝えるのにそう苦労しないような言葉の数々……。

キャラクターのなりきりさんもいらっしゃれば、本編同様の返しもあり、ひねりを入れてカオスな返しをする方もいて……。いま思い返しても、「フフフ」と声に出してしまうような、やっていない人に伝えるのが難しい世界がそこにありました。

戦うコトや勝敗結果よりも、多くの人はいかにセリフを吐き出せるかが重要でした。負けてもおもしろかったから気にならないのは、コミュ障としてはとても有難かったですし、いまとなってはこのゲームでつながった方々とSNSでもつながりができ、感謝しかありません。

初めてのオンラインが『THE LAST STORY』じゃなかったら、きっとオンラインに対しての恐怖は消えてなかっただろうし、こうしてSNSが誰かとつながって楽しく過ごせるコトはなかっただろうなと思うほどです。

たくさん平成のゲームを楽しませてもらってきました。『THE LAST STORY』よりも泣いた作品も、刺さった作品も、考えさせられる作品も、いろいろ出会いましたし、ココに書きたくなる作品はまだまだあります。

でも、いまこうしてコミュ障で臆病な私でも、別のゲームでオンラインに参加できるようになったのは、楽しさを教えてくれた『THE LAST STORY』があってこそです。世界を少しだけ広げるきっかけを与えてくれた大切な作品を、平成最高の作品として伝えられたらうれしいです
(Rさん/30代/女性)

ルナ シルバースターストーリー

小学生のころ、家に帰ってきたら、使い込んだスーパーファミコンの横に見たことのない四角い灰色の機械が置いてあった。4つ年上の中学生の兄が、突然買ってきたセガサターンだった。そしていっしょに買ってきたソフトが『ルナ』だった。

兄が起動し、ゲームのオープニングアニメと歌が始まったとき、すごくワクワクした。毎日、兄がプレイするのを横で見ていた。そのうち、自分も遊び始め、兄とはどこまで進んだだの、ブロマイドは買ったかなど、会話が増えていった。

ケンカも多く、兄にはたくさん泣かされたが、『ルナ』という冒険を通して、絆が生まれたように思う。いまもふとしたときに、『ルナ』のオープニングをいっしょに歌った、あのころを思い出す
(ずずさん/30代/女性)

レイトン教授と最後の時間旅行

私が人生で初めてプレイしたゲームが、『レイトン教授』シリーズの第1作『レイトン教授と不思議な町』でした。当時はまだ小学生で、ナゾが解けずに父に教えてもらったり、解いてもらったりしていました。しかし、そのナゾを解いたさきにある個性的なキャラクターたちや、壮大なストーリーに惹かれ、夢中になったのを覚えています。

そのシリーズの中でも最高傑作と言われている第3作『最後の時間旅行』。アプリ版はまだ第2作の『悪魔の箱』までしか配信されていないので、いまだに何度も何度もDSでプレイしています。それでもラストで泣いてしまうのです。そこからのエンディングへの入りは本当にずるい!! どれだけ泣かせる気ですか!?

もう本当に最高の作品です。もっとたくさんの人にプレイしてもらいたい……。アプリ版の配信を全力で待機してます!!
(紗也さん/10代以下/女性)

ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?

昔、実家にはファミコンのつながったテレビが(いまは亡き)祖母の部屋にあった。

祖母は大好きなダイジェスト大相撲そっちのけで、私のプレイを横で応援してくれていた。そのときの作品が『ロックマン3』。『ロックマン』シリーズの中では地味な部類かも知れないけれど、とても思い出深いゲーム。曲がすばらしいのも思い出の一部です。

私と同い年の『ロックマン』。これからも活躍して欲しいな
(82さん/30代/男性)

俺の屍を越えてゆけ

生きること、遺すこと、死ぬこと、継いでいくこと、について考えるようになりました。紡いだ歴史がすべて思い出ですし、それによって得た価値観やコミュニティも、いまに至るまですべて大事に思っています。

初めてプレイしてから15年経ちますが、最高の1本はこれ一択です
(ちよさん/30代/女性)

火星物語

21年前の1998年、『火星物語』で人生初めての“ドハマリ”と、“二次元キャラクターへの初恋~失恋”を経験させてもらいました。

作中登場する仲間のひとり、戦うお姫様・クエス王女にベタ惚れし、喜々としてプレイを続けていたところ、ゲーム後半で火星を守るため犠牲になる展開を目の当たりにして、テレビの前で号泣したのをいまでも鮮明に覚えています。とにかく印象深く思い入れのある作品です。

・魅力的なキャラクター
児童書のようなやさしい色使いのかわいらしいポリゴンキャラクターたちは、当時のポリゴンで“リアル”を追及する流れからは完全に逆行した、一見シンプルで荒い(ともとられてしまいがちな)造形ながら、とても表情豊かです。セリフごとに細やかなモーションがつけられ、感情の機微まで丁寧に表現されています。

キャラクターどうしの会話も、ゲームにおいては主流にある“画面下のメッセージウインドウに表示される”というものではなく、画面の中のポリゴンキャラクター本人が、身振り手振りを付けながら直におしゃべりをする、という仕様。

そしてそこに実力派声優さんたちの多彩な演技が絡み合い、「キャラクターが生きてそこにいるのだ!」という強い実感を得ることができ、よりゲームのストーリーに没入できるのです。“マップ上のポリゴンモデルにおける表現”の最適解のひとつなのではないか、と21年経ったいま改めて思います。

・“ユーザー参加型”というチャレンジ性
ファミ通誌面あらゆるアイデアを募集し、実際にゲーム内に登場させるという試みは、思いつく人は多くいれど、実践するとなるとあまりに負担が大きいと素人にも想像がつきます。それながら大量のキャラクターたちを片っ端から忠実にポリゴン化し、登場させるという無謀かつファンサービス精神たっぷりの心意気。そして当然のように、とっちらかる雰囲気をどうにかまとめあげ、世界観を破綻させず、ストーリーにまとめ上げた制作陣の手腕に拍手を送りたいです。

・“物語”を体験してほしいという姿勢
ゲームの難易度自体は易しく設定することで、“物語”をスムーズに追えるようにという気遣いも、まったくのゲーム初心者だった自分にとってうれしいものでした。

ただ、それがゲームとしては物足りない、自由度が低いなどの評価を得やすい傾向にあったようです。これに関しては、当時インターネットも一般には普及しておらず、プレイヤーに対して製作者の意図が伝わりづらかったのは非常にもったいないと思いました。

3Dモデル表現の多様性やユーザー間での情報交換のしやすさを鑑みるに、早すぎた名作だったのではないかと思います。20年前のゲームと侮るなかれ、いまプレイしたら刺さる人ももっと多いゲームだと声を大にして言いたい!!!

だから是非アーカイブス化を!! お願いします!!!
(最悪戦隊チョベリバーンさん/30代/女性)

電車でGO!

小さいころの「列車の運転士になりたい」という夢をバーチャルで叶えてくれて、寝食を忘れるほどにのめり込みました。

その過程で諦めかけていた夢への情熱が再燃。40代で転職して訓練を積み、ついに本物の運転士になれたのです。

私にとって『電車でGO!』は、夢を育み叶えてくれた運命のゲームなのです
(Gu-Guなべちゃんさん/50代/男性)

風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~

私が幼稚園のころ、姉と兄がやっていたのを見て、私も遊ぶようになりました。最初は見ているだけでしたが、自分もやってみたいという思いが強まり、小さな手で大きなコントローラーを握って、一生懸命クリアーを目指しました。

が、やはり子どもには難易度が高く、途中から1Pのクロノアを兄に変わってもらい、2Pのポプカを操作することになりました。それから何度か代わってもらったのですが、クリアーできず、結局自力でエンディングを迎えることができませんでした。

兄の隣で見たエンディングに幼いながらも衝撃を受けました。そのときは、「すごい! おもしろかった!」と簡単な感想しか出てきませんでしたが、このゲームには、引き込まれる何かが確かにありました。

そして10年の年月がたち、中学3年のころ、勉強の休憩にと思って3DSをしていたとき、ふっとそのことを思い出しました。思い出せば思い出すほどやりたくなり、和室の襖の奥からPS2を引っ張り出して、時間を忘れてプレイしていました。

昔の記憶を辿りながらステージをクリアーし、途中から見ていた姉に「代わって」と言われましたが、「今回こそ自力でクリアーするから」と言い張り、ずっとコントローラーを握りしめていました。

ステージを進めていくほど、昔にはわからなかったBGMのすばらしさ、キャラクターの心中、ストーリーの奥深さ。それらを含めた『風のクロノア』の世界観。こんなにいいゲームだったんだ、と改めて思いました。

そして自力で迎えたエンディング。やっと自分の力でクリアーできた、という気持ちと、やっぱりすごい、という気持ちしかありませんでした。すごく感動したゲームでしたが、不思議と涙が出てきませんでした。きっと、それを超える感情が自分の中にあったのだと思います。

このゲームの意味について考えれば考えるほど、私の考え方を変えてくれました。哀しいことは、忘れてはならない。哀しさも自分の感情の一部。クロノアが教えてくれました。世界が望んだ忘れ物を、私は忘れません。

私はもう高3になります。あと1年すれば、大人の仲間入りです。これからさき、社会で辛いことがあったとしても、その哀しさを忘れずに、それをバネにしてがんばりたい。私の考え方を変えてくれたゲーム、『風のクロノア2』。

残念ながら、開発チームは解散したと聞いたし、アニメ化も中止になってしまったけれど、それでも私の大切な、最高のゲームです。私が選ぶ平成でいちばんのゲーム『風のクロノア2』。私の考え方を変えてくれてありがとう。ずっと、忘れません。

最後に。Good morning kuronoa!
(はちちちちさん/10代以下/女性)