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【プロ野球】

DeNA重症10連敗… ラミレス監督「予測してない」

2019年4月29日 紙面から

◇巨人7-2DeNA

 巨人が快勝した。1回にビヤヌエバの2ランで先制。4回に大城の適時打、5回には坂本勇のソロと亀井の2ランで加点。今村が7イニング無失点で今季初勝利。DeNAはソトの3戦連続本塁打で挙げた2点のみで10連敗を喫した。

   ◇

 暗黒の闇から抜け出せない。DeNA・ラミレス監督は連敗ストップに向け、打線の組み替えを決断。これまで、8番に定着していた大和が「1番・遊撃手」に入り3安打の固め打ちで奮起したが、それでも白星に結びつけられない。8回にソトが10号2ランを放つのが、精いっぱいの抵抗だった。

 「勝つこともあれば、負けるのが野球だけれど、われわれのチームを考えると、こういったことは予測していなかったし、誰も望んでいなかった」。いつもは陽気なラミレス監督の目はうつろ…。2015年6月以来の10連敗の現実が重くのしかかった。

 この日も投手陣が崩壊。先発の京山が1回1死一塁からビヤヌエバに左翼席に運ばれ先取点を許すと、4回にも、2死三塁から大城に右前適時打を浴び4イニング4安打3失点。2番手の平田も、2本の本塁打を被弾し3点を許すなど、打線とともに空回りした。試合後のミーティング。三原球団代表が首脳陣に向け気合を注入した。

 「選手たちは頑張って戦ってくれているが、テレビ越しに映る監督、コーチの表情が暗かったので、スタッフの方から変わってくれれば…」

 ワンサイドゲームで借金も「7」に膨らみ、5位・阪神との差すら広がる一方。果たして、平成が終わる30日までに待望の白星を手にすることができるのかどうか。29日の先発は、ドラフト1位の上茶谷。未来のエース候補の奮闘を願うしかない。 (石井智昭)

 

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