スーダン、軍民合同の統治評議会設置で合意
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【4月28日 AFP】スーダンの反政府デモの指導部と暫定軍事評議会は27日、民間人と軍人から成る合同の統治評議会の設置に合意した。デモ指導部が要求している速やかな民政移行をめぐって双方が行っている協議は大きな進展を見せた。
オマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が4月11日に失脚して以降、大勢のデモ隊が軍本部前で野営して文民政権への速やかな移管を求めていた。
協議に出席した反政府デモ側の指導者の一人、アハメド・ラビア(Ahmed al-Rabia)氏はAFPに対し、「民間と軍の間で合同評議会を設置することで合意した」「現在、評議会の民間人と軍人の人数の配分について協議している」と述べた。暫定軍事評議会が街頭デモや国際社会からの圧力にさらされているにもかかわらず即時の民政移行を拒む中、今回の合意は大きな進展だといえる。
統治評議会は独立した統治組織となり、ゆくゆくは暫定的な文民政権に移行する。統治評議会の設置は、27日朝に始まった暫定軍事評議会とデモ指導者らから成る合同委員会による初めての協議で決定された。(c)AFP/Abdelmoneim Abu Idris Ali, Jay DESHMUKH