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ヒーローの成れの果て

2017/09/23 12:06:17 | ニュース | コメント:0件

沖縄のニュースを検索していたら意外な人物の名前が出てきて驚いてしまった。8月25日に辺野古のキャンプ・シュワブ反対デモ隊に乗用車が突っ込み83歳の牧師の女性と69歳のNPO職員の男性二人が大けがをしたのだが、その男の方の被害者が三浦俊一だったのである。

三浦は釜ヶ崎日雇労働組合の副委員長、これは左翼の看板を掲げてはいるが実態はドヤ街のピンハネ元締めと考えれば良いのだが、この男の名前を何で覚えていたのかと言うと、2009年に西成のマザーテレサと呼ばれた矢島祥子医師が不審死した事件に登場したからだ。元恋人と名乗り情報提供の代わりに遺族にカネをせびったのである。

当然ながらこんな男など恋人のハズはないから遺族は断ったのだが、その後もしつこく金を無心し続け、なんでも恫喝めいた事までしたそうである。こう聞くと関西特有の物乞いに思えてくるが、「オレは元赤軍派の活動家だ!」というのがこいつの脅し文句で、遺族が念のため調べてみたところ何とこれ本当だったのである。

三浦俊一は関東学院大学の全共闘を経て赤軍派に合流し、そこで数々の反社会活動を行って何度か塀の中と行き来した後にネクタイだかスカーフの貿易会社を20年近く営んでいたようなだが、なぜか60歳を前に会社を畳んで釜ヶ崎へと流れ着き貧困ビジネスを生業にしのである。そして今や沖縄で米軍出ていけ!と叫んでいたのだから筋金入りの左翼だ。

貿易会社時代はパリを拠点にしていたそうだが、これはちょうどよど号犯たちがヨーロッパで有本恵子らを拉致し始めた頃と重なるから何となく関与してそうな気がするのだが(よど号グループの小川淳が発行する雑誌で三浦は対談している)、国内テロに貧困ビジネス、そして辺野古の反基地闘争ととにかく胡散臭い男である事は間違いない。





ここから先は筆者の推測だが、おそらく三浦俊一は一貫して赤軍派の活動家として孤軍奮闘してきたが、問題は3つに分裂した赤軍派のうちアラブ派と日本国内残留派が80年代に行き詰まってしまい、結局は北朝鮮を後ろ盾にした田宮孝麿のよど号派に取り込まれてしまったことである。

ご主人様が北朝鮮の金一族になってしまったのだから、その意向を受けてヨーロッパで後方支援業務を行なったり、大阪・西成の労働運動に寄生してピンハネした金を北に貢いでいたに違いないが、今回の沖縄の件も「ミサイル危機で日本の世論が右傾化するのを阻止せよ!」との指令を受けて予行練習通りに自らの足を差し出したのだろう。


そして西成女医変死事件で遺族の前にひょこひょこ姿を現したのも「デマを流布して世間の注目をあらぬ方へ向けさせろ!」と指令を受けたからに違いないのだが、となると女医が殺されたのは「ヤクザと病院と日雇い組合」の悪の三画構図に触れたからではなく、北朝鮮あるいはよど号赤軍が関与している事を知ったからではないだろうか。

まあこんなのは筆者の推測だからこれ以上は止めるけど、しかし筆者の頭に浮かんだのは日本のメディアは今回事故に遭ったのは一体どういう人間なのかをなぜ報じないのだろう?という疑問と、こんなジジイを使いまわさなきゃならないとは赤軍派ってよっぽど人材が枯渇しているんだな・・という哀れみの情である。

三浦俊一も学生自分の頃は「関東学院大学全共闘に三浦あり!」と言われたツワモノだったようだが、「人民のため戦う!」という庇護対象がいつの間にか金王朝にすり替わってしまったため、今じゃすっかり落ちぶれて単なる使い走りになってしまったらしい。まあ悪魔に魂を売り渡したんだからこうなるのも自業自得だな。





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