2019年4月15日
鼓 直先生 訃報のお知らせ
本学にイスパニア学科助教授として在籍しておられました、鼓 直(つづみ ただし)先生が、2019年4月2日にご逝去されましたので、ここに深く哀悼の意を表し、謹んでお知らせ申し上げます。
1930年1月26日に岡山県で生まれ、1951年に東京外事専門学校イスパニア語学科(現在の東京外国語大学スペイン語科)を卒業後、本学はじめ、龍谷大学、神奈川大学、法政大学等でご活躍され、2000年にご退職されました。
鼓先生は、スペイン語専攻でしたが、1960年代にミゲル・アンヘル・アストゥリアスの長編小説『緑の法王』を翻訳したことを皮切りに、ラテンアメリカの新しい文学の翻訳にも携わり、1970年代のラテンアメリカ小説ブームを支えたお一人です。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』、ホルへ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』など重要な作品も訳されており、2009年秋には、瑞宝中綬章を受章されています。
ご冥福を心よりお祈りいたします。