初鹿氏への誹謗中傷を繰り返していた集団の他に「ゆんゆん朝日」と称するネトウヨのブログも、私の朝日新聞への投稿をとりあげました。無断掲載であり、そのブログには再三に渡って朝日新聞から内容証明郵便で、著作物の無断使用に抗議する文書が来ていましたが、やっているネトウヨは無視していました。
ネトウヨには、朝鮮学校が地元との合意に基づいて公園を限定的にグランドとして使用していても、違法行為だと糾弾する一方で、自分たちの違法行為は構わないとする二重基準を持っていますが、この時期から自分たちの違法行為は新聞社に指摘されても平気で続けるという、身勝手な体質を強く持っていました。
この人物は朝日新聞に粘着しているネトウヨで、朝日新聞に載った投書を自分のブログに貼り付けて、誹謗中傷を加えることをやっていて、以前に、赤井邦道と名乗って朝日新聞に、韓国のサッカーも見たいという内容の投書をして、それが採用されて活字になると、赤井邦道は、赤い報道という意味だ、自分の投稿で朝日新聞の韓国寄りの意見であれば取り上げるという、反日的体質が暴露されたとネットの中で自慢にしていました。
韓国のサッカーの試合も見たいという投書を載せることのどこが不都合なのか、私にはさっぱり理解できませんが、そのような投稿を掲載するのは反日行為であり許されないものだ。許されない投稿を載せたことによって、朝日新聞の反日親韓の正体が暴露されたとする常識がネットの中では成立していたのです。
新聞社に書き送った赤井邦道という名は偽名であり、住所も嘘、新聞社からの本人確認を受ける電話はそのために設置したようで、ネットの中で朝日がネトウヨに嵌められたという話が広がって、朝日新聞が再度そこへ電話を掛けると繋がらなくなっていました。
非常に悪質な社会のルールを踏みにじるような行為で、偽計業務妨害の疑いがあり、著作権法違反も繰り返しているわけですが、ネットの中はすでにこのような人の尻馬に乗って、勝ち誇ったように新聞社を一斉に中傷するような状態になっていました。自分たちの側の者の違法行為は問題にしないという慣習も既に出来上っていました。
先に話しました私の朝日新聞への投稿も、非ネット人間が見れば、個人の思想や価値観と、社会での扱いは別のものという民主社会の原則を述べただけのものであるとされるのに、ネットのかでは狂人の言動であるとされ、それから何年も経って私がパソコンを購入してから、私が本名でネットに何かを書くと、解説もなにも付けることなくその時の投稿が貼り付けられるということが何度かありました。解説も批判も付けなくても、これを貼れば、著作権法違反なのですが、そうすればこいつが狂人であることが問答無用で証明されるという、常識がネットのなかで成立してしまっていたのです。
今になっても、こんな意見を書くなんて、こんな意見を大新聞が載せるなんて酷いと大袈裟に驚いてみせるネット民がいます。個人の思想や価値観によって社会の扱いは変えられるべきである、日本が嫌いだと思う者は日本から追い出されるべきであり、逆に愛国者は日本社会で優遇されるべきであるとする、思想や価値観による差別的な扱いを当然視する考え方が、ネットのなかでは完璧なかたちで常識化してしまっているのです。
憲法や人権の原理原則から著しく遊離した異常な空間ですが、今ではそれが日本の将来を左右するほどの力を持ち始めてきています。
4
Re:山崎雅弘著『「天皇機関説」事件』
私は、昭和天皇という人は、とても小市民的な人だったと見ています。独裁的な権力を憲法上は持ちながら、周囲の人たちにどう思われるかを心配して、周囲の人たちとのトラブルを嫌って、自分の真意を言わないでおくといったところがあったと思っています。
天皇機関説を支持していたのは事実です。法理論的にというよりも、小市民としては、独裁者になるよりも機関になって、国論を追認することだけをしていた方が楽なのですから、当然こっちを支持することになります。
その一方で軍や元老や重臣ともトラブルを起こしたくない、国や国民のことよりも、自分の周囲の人間との関係の方が重要だったと思います。
基本的には事勿れなのですが、2.26事件と敗戦の時だけは、それが通らなくなって本来自分の考えを表に出して決断したように感じています。
huyunohi1684
2017-05-22 01:09:59
返信する