『猛禽類治療マニュアル─治療の実際─』重要なお知らせ

2019年04月28日

『メルクストーリア』このオペラみたいな回とかは、良かったぞ?

2019-04-28 12.33.06 4月28日(日)

 晴れ。

 今日も手術だ、連休のクソヤロー。

 切りまくっていた塞内の暖房器具のスイッチを、片っ端から入れ直す。
 寒の戻りは、来院のストップと体調不良の出現の兆し。
 どこかで、忙しくなったりしないベな?

 この時期、2日と金融機関に寄らないのは危ない。
 どたっぷりの現金を預ける。
 さあ、空き巣さんウェルカム!
 うちに現金はろくすっぽなく、代わりに人間が一日中居る!


スクリーンショット 2019-04-28 15.02.28
 なるほど、Merlinxジアってのはつまり…インチキ写真か?
 この雛を抱いている親鳥っていうのが、Black Merlinなんかじゃない。
 こういう色のハヤブサだかハイブリッド、いるし?
 もっともらしくファームの名前が書いてあるくらいだから、シロハヤブサの暗色型あたりが、妥当なのか?
 正しい事が書いてあるつもりで読むのと、間違いを探すつもりで読むのとでは、本というのはまるで違ったモノに成る。
 本当に、同じ路線で妙なこと獣医学書に書いていやがるんだな…?

 以前にやった、この本のスズメ目の鳥達の所もリテイク(書き直し)しろ(!)…ってくらい非道かったが、この本の評価は、1ランク下げるしかない。
 色々な人達が各パートを担当している真面目な本でもあるので、使える部分も多いが、初心者は…どうなんだろうか。

 まあ、引用元が明示してある分、そして経験から、正誤は簡単に区別出来るのが不幸中の幸い。
(さすがに、病気部分は合っているようだが?なんで微妙だったのか、納得した箇所が現れた!)
 知らないで読んだ人達が、“馬鹿のドミノ倒し”をやらかす原因になる箇所が、存在する。
 嫌らしい事に、何とでも言い逃れが出来る状態で、断り書きも無くソレが行われている。
 同時に、3冊かそれ以上の文献でもって、同一箇所の情報を照合する必要があるんだね。
 怖いねえ…。
 鵜呑みにするなって?
2019-04-28 16.21.45
 珍しく、リハビリテーターの人がオオタカを持って来た。
 つまり、網懸(あがけ)。

 なんという話ではないのだけれど、世間一般に流通しているCB鳥とは違うし、普通はペアレントレアード。
 色々違うし、同じでもある。
 つまり、力を入れるポイントや注意点のズレが、やはりあって、同じ様で違う。
 違う入口から同じゴール(病気)に辿り着く、という様な?

 診察の後で気が付いたのだけど、「水を飲ませる」という話になった時に「器からゴクゴク飲む」という答えだったので、スルーしてしまったけれど、そうじゃなかったわ。

ハンドレアードのオオタカが器から水を飲む。
最初から、そういう行為を許容している/追いつめられて、渋々飲む

野生のペアレントレアードのオオタカが器から水を飲む。
最初から、そういう行為を許容している/追いつめられて、渋々飲む

 さあ、“どちらかと言うと、どっち寄り?”と聞かれたら、何処に○を付けるだろうか?
 実際は違っても、“そのつもりで○を付けるとしたら、どっちだ?”でも、いいや。

 同じであってもいいけれど、同じ行為に対する解釈が違うし、そのつもりでいないとイカン。
 とにかく、色々違うのだ。

 つまり、野生のオオタカがイキナリ器から水を飲む事を許容したとしたら、かなり追いつめられている状況を考慮して、そういう事があっても死なさない対策をした上で、色々いじるべきだろうという話になるんだわな?
 痩せさせた鷹か、体重を落としていない鷹かでも、その行為の意味が変わるな?
 運動の前か後かでも、違う。
 暑いか寒いかでも、違う。
 そういう視点が要るんだ。
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“今日の風は…みなぎる!なわばり巡回行ってきま…”

“おちつけ!拳はここだ!”
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“昨日な、おまえの写真を見せて説明したよ。お役に立っていたよ…”

“なんだか悔しそうだね?”

“…”
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“うりうり~!風ッ!”

“そう、そういう阿呆なところが、お役に立ったのだ”
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“はっ!空中3回転半ッ!”

“あ、地面に落ちた”

“…”



watavets at 16:23│動物病院 
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