ちょっと面倒臭い題名になりましたが、自分が見てきたネトウヨの拡大と退化の経緯を記憶に従って考察して行きたいと思います。

 

 長くなると思います、こればっかり書いていると読んでいただいている皆さんも飽きますので、一気の連載とはせず、適宜にニュースや、ここに取り上げたい騒ぎなどを記事に上げての飛び飛びの連載にするつもりでいます。

 

 もう20年近く前のことになりますが、朝日新聞に、自民党は愛国心を教育の場に持ち込もうとしているが、人生の来し方のなかでこの国が嫌いになるような経験をしてきた人間も少なくない、私にもこの国が嫌いになるような経験があった。愛国心が押し付けられようとしている日本社会では、国が嫌いだと言おうものなら、必ず嫌いならば日本から出て行けと言われるようになっている。しかし出て行けと言われても、費用や言葉、仕事などの壁があり、言われたからといって簡単には実現できません、仕方がなく日本に住んでいる人もいます。日本が思想信条の自由を認める社会であるならば、日本が嫌いであっても出て行けと言われることなく、住む権利を認めるべきではないかといった内容の意見を書かせて貰いました。

 

 自由社会の基本的な原理を述べただけであり、別にどうということはない内容のです、だからこそ大新聞が全国版に掲載したのですが、掲載後に友人がネットのなかで罵詈雑言を浴びせられていると手紙で教えてくれました。現実社会で私の意見に文句を言ってきた人は皆無だったので、ネットとはどのようなところなのかと思いました。

 

 20年近く前ですから、パソコンが大きくて重たい本体と、画面と、キーボードに分かれていて電線でそれを繋いでいたころで、もの凄く価格が高くネットへの接続料も高くて、仕事で使っていて、購入費や接続料が会社の経費で落ちる人でなければ持てない時代だったので、私も当然持っていなくて、何ヶ月かあとでたまたま公共施設で展示体験用のパソコンを触る機会かあって、手帳に書き留めていた友人が教えてくれたリンク先を開いてみました。

 

 友人がもっとも酷い罵詈雑言になっていると教えてくれたのが、「都会議員初鹿あきひろ先生応援サイト」というところで、500字程度の私の投稿に対して、長大な数の非難中傷罵詈讒謗が付けられていました。文字数にすれば投稿の1000倍くらいあったかも知れません。投稿以外には私のことを知る材料はないので、人格攻撃も職業に対する攻撃も過去の生活に関する攻撃も、全てが勝手な憶測であり、その憶測が全て個人に対する人格攻撃になっている、このようなことがネットでは許されるのか、現実社会では絶対に駄目である、ネットはどのようなルールで動いているのかと思いましたが、自分のパソコンではないので抗議の返信を付けることはできませんでした。

 

 さらにこの人たちは、私の新聞に掲載された文章をそのまま自分たちのブログに載せていました。著作物ですから著作権は私にあり、使用許諾権は朝日新聞にあるのですが、法的な権利を無視しての掲載です。不法行為ですが、このような意見を書く者は反日であり、自分たちは愛国者だから、著作権法などは無視して良いという感覚でした。著作物が当たり前のように無断使用されている異常な状態にも驚きました。

 

 このブログをやっていた人たちの正体は明日に続きます。

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