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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]青葉賞 スイスイと逃げ切り リオンリオンがダービー切符ゲット

2019年4月28日 紙面から

ランフォザローゼスの猛追をしのいで青葉賞を制したリオンリオン(右)=東京で

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 日本ダービートライアル「第26回青葉賞」(GII・27日・東京・芝2400メートル)は、縦長の展開で逃げた単勝5番人気のリオンリオンがそのまま押し切り、2連勝で重賞を初制覇した。横山典弘騎手(51)は同レース3勝目、松永幹夫調教師(52)は初勝利。1番人気のランフォザローゼスは4番手から差を詰めたが鼻差の2着で、以上2頭が「日本ダービー」(GI・5月26日・東京・芝2400メートル)への優先出走権を獲得した。ピースワンパラディが3着に入った。

 パーフェクトなレース運びだった。リオンリオンが2番枠から好スタートを決めてハナを奪うと、よどみのないペースに持ち込んだ。直線では左右のステッキ連打に応えて、ゴールへまっしぐら。ランフォザローゼスの追い上げを鼻差でしのいでみせた。通算170勝目、25年連続のJRA重賞勝利となった横山典は「リズム良く走ってくれたし、最後も脚を使ってくれた。この馬の能力は十分発揮してくれたと思う」とコンビを組んで3戦2勝となったパートナーをたたえた。

 2009年秋華賞馬レッドディザイア、17年阪神JFの覇者ラッキーライラックと、牝馬の平地GIホース2頭を育てた松永幹師だが、3歳牡馬によるJRA重賞勝ちは初めて。「さすがですね。ジョッキーが持ち味を引き出してくれました」と感心しきり。本格化は今秋と見ていたが、ここにきて急成長のルーラーシップ産駒。本番でも見逃せない存在になりそうだ。

 07年の開業以来、初めてダービーに管理馬を送り出すトレーナーは「もうひとランク上げていきたい」と意気込みを示す。“昭和”61年(1986年)3月騎手デビューの同期・横山典とのタッグで、平成を越えて“令和”初の競馬の祭典に頂点取りを挑む。 (東京競馬取材班)

 

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