27日の阪神戦(ナゴヤドーム)に予告先発されていた中日の笠原祥太郎投手(24)が、体調不良のため登板を回避した。不整脈のような症状が出たためで、28日に登録を抹消される。近日中に精密検査を受ける予定。
与田監督は阪神戦前に「前から多少はそういう(不整脈のような症状)のがあったみたい。とにかく一度ちゃんと調べた方がいい。大げさなものではないけど、やっぱりちょっとでも気になるようなことがあれば、やらせるわけにはいかない」と話した。
笠原は、26日にナゴヤ球場で行われた一部投手の練習でブルペン入り。普段と同じように調整していたが、練習後にしばらく時間がたってから症状が出たという。過去にも同様の症状が出たことがあり、検査を受けたこともあるそうだが「われわれもつかみ切れていない」(阿波野投手コーチ)という状態のため、精密検査を受けることになった。
この日、笠原はグラウンドに出なかった。ナゴヤドーム内で軽く体を動かし、「僕の口からは言えることはないです」とだけ話して球場を後にした。今季は開幕投手の大役を任され、現在2連勝中の左腕。12連戦が始まったばかりで、離脱はチームにとって大きな痛手となるが、与田監督が常々言う「チーム一丸」で戦っていくしかない。